テラーノベル
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金曜の仕事終わり。飲みに飲んだ酒がまだ体に
残ったまま、夜の小道を1人の男が歩いている
「明日はぁ〜なにしよかの〜」
明日は休日。酔いも相まって気分は最高潮
蛇行しながら歩いていると
ドンッ
「あ?なにぶつかってんだよぉ〜」
思うがまま、ぶつかった男にちょっかいをかける。彼は振り返らない
「おい?答えろよ〜?」
男は必死に肩を叩いて反応をさぐる
チャキッ
「ひぃぃ!」
「さっさと去ね」
「すっ、すいませんでしたぁぁぁ!」
銀色に光る羽音を聞いた男はすぐさま駆け去ってしまった
「チッ、煩わしい 」
刀をしまったその男は、暗闇へと消えていった
「はい〇〇コーポレーションです…あ!
すいません…」
彼の名前は日本。〇〇コーポレーションで働く
営業部のエリート社員だ
毎日毎日契約に追われ、まともに休めない日々
しかし結果は残しているので同僚、社長からの信頼は厚い
🇯🇵「それについては今後対応していきますので…」
忙しい一日も終わり、疲れた手と肩を伸ばす
なんの変哲もない毎日だけど、ちょっとくらい
刺激が欲しいと内心思っていた
すると
「日本君、話があるんだ」
🇯🇵「はい…?」
部長から呼び出された日本は、言われるがまま
別室に連れられた
そっと席に着く彼。部長は少し躊躇っている
「…君の異動が決まった」
🇯🇵「えっ!?」
日本は驚いた。喜びの意味で
これは確実に昇進コースだと。
勝った…今まで努力してきた甲斐があった!
そう誇っていた。しかし次の一言で出されたのは
「君が派遣されるのは…東亜支部と、言うとこ
でね」
東亜支部…?聞いたことのない場所だった
この会社に入社する際、色んな支店があるのを
学んできたが、そこには含まれていなかった
名前だ
🇯🇵「あの…私の情報不足なのかもしれませんが…そこはどういった所でしょうか」
「そこが俺もよくわからないんだよな、社長にも聞いたんだが…守備義務云々で」
え?ところに私異動されるの?危険すぎじゃない?
「安心して欲しい。今と同じ営業部であるのは
確かだ。お前ならやっていけるだろう。それじゃ、元気でな」
そういって部長は出て行った。東亜支部と言われる営業所のマップと、数枚の資料を残してー
不安が残るまま、日本は会社を後にした
送別会は開かないと言われた。今は繁忙期だからって…
🇯🇵「もう…何がなんだかわかりません!」
布団に乗って、スマホを開き愚痴をSNSにかく
まぁ…いいねは全然つかないけど
プルルルル…
にゃぽんからだ
🇯🇵「もしもし?」
🐈「やっほーお兄ちゃん!久しぶり」
🇯🇵「久しぶり。元気でしたか?」
🐈「元気だよ!そうそう!お兄ちゃんにお勧めしたいものあるんだけど…」
🇯🇵「また同人誌ですか?もう懲り懲りです」
🐈「ゲッ、バレたか」
🇯🇵「ふふっ、少しは考えてくださいね」
その後、世間話やらで30分も話した
🇯🇵「じゃあ、おやすみなさい」
🐈「おやすみー!」
プーッ、プーッ…
🇯🇵「寝ようかな…そうだ!久しぶりに…」
お元気ですか?父上。私は今度、「東亜支部」
なる会社へ異動することになりました!
でも不幸なことに、そこについての情報は何も
わかりません!栄転だと信じてます…
今度会える機会があったら会いましょう!
父上もお仕事頑張ってください!
🇯🇵「っと…」
数ヶ月ぶりに長ったらしいメッセージを送った
彼自体がこういう文が好きなだけでそれに合わせてるだけだが…
初出社は2日後と資料に書いてあったので今日
1日はオフになった。平日の昼間を散策するのは気分がいい。
…いやそこまでよくはなかった。変にニートだと思われることもある。なんせ街は親子で溢れてるのだから
前々から行きたかった服屋をはしごしたり、
行きつけのカフェで一息したりするうちにあっという間に日が暮れた
🇯🇵「もうこんな時間…」
久しぶりのオフの締めはどこにしようか…
「へいいらっしゃーい!」
「おっ、また来てくれたのー?」
行き先に困ったときはやっぱり酒屋が一番
適当に焼き鳥食べて、適当に酒飲むのがなんやかんや落ち着く。
🇯🇵「大将。いつもの」
「かしこまりー!」
もう異動したらここは暫く来れないから来たのも理由の一つだ。一つ一つ噛み締めて齧り付く
🇯🇵「おいし〜」
入り口から轟音が響く
驚きで危うく棒が喉に刺さるところだった
目を向けるとそこにいたのはーー
「おいおいおい!大将はいるかオラァ!!」
いかついサングラスをかけ、高そうなジャージをきた男が数人。目の前で待っていた客を蹴り
店内へとずかずか入っていく
「大将を出せぇ!!」
🇯🇵「え…これって…」
「へ、へぇ…なんでしょうか」
「おい大将〜、どうしてくれんだよ?あぁ!?」
そう言ってスマホから見せたのは焼き鳥についていた骨のカケラの写真だった
「これのせいで危うく窒息死するとこだったんだ?どうしてくれんだよ?」
「いや…それは大変申し訳ございませ…」
「どうするかって聞いてんだよ!」
相当きているのか、大将をレジに蹴飛ばす
力強く押されたことにより、轟音が響く
「痛っ…」
「おい?まさか賠償なしとは言わせないぜ?」
「…。」
🇯🇵「やめてください!」
「あ…?」
🇯🇵「いくらなんでも横暴です!怪我させたらどうするんですか!」
場が静まり返る
「ククク…何バカなこと言ってんだよ若造が!」
🇯🇵「えっ…」
ガタンッ
気づいた時には壁にぶつかっていた。その衝撃で周りの雑貨が落ちてきた
背中が痛い
「テメェ…誰相手してるかわかってねぇようだな」
「俺らはここら一体を縄張りにしてるーー」
「あ?誰だ?」
後ろを振り返ると背の小さい緑の迷彩服と、つばの大きい帽子を被った男が1人
「なんだよw軍隊気取りのチビがほざいてんじゃねーよw」
「本当にそうか?」
「あ?やる気か、うおっ!?」
1人は関節技をかけられ、あっという間に地に着いてしまった
「おい兄貴!テメェ!何しやが、ぐあっ!」
突っ込んできた男の腕を掴み、颯爽と回し、
店外へと投げ捨てる
「ちっ…なにもんだテメェ!」
「俺は東亜管理連合の首長だ。それ以上は名乗る必要はない」
それを聞いた最初に投げ飛ばされた男は店外に投げ飛ばされた男に耳元で話す
「チッ…ここにも目ェつけられたか。逃げるぞ!」
「覚えてやがれ!!」
たくさんの人が見ている中、何処かへ彼らは走り去っていった
「…。」
突然の出来事に客は迷彩服の男をずっと見つめている。その目は、恐怖に満ちている
「心配ご無用!皆は引き続き、晩酌を楽しんでくれ!」
そういうと人々の顔は緩み、再び騒ぎ始めた
さっきまでの暴力沙汰がなかったかのように
「大丈夫か?」
「ちと腰を角にぶつけてしまいまして…」
大将の傷具合を見る
「これぐらいなら打撲で済んでそうだ。今日はもう帰って休養せよ」
「あの…本当にありがとうございます!!」
「いやいや、仕事を果たしたまでだ。私はこれで」
迷彩服の男は店を出ようとする
しかし、
🇯🇵「待って!」
「…。」
日本はその男の手を引き止める
暫くして振り向く
男は帽子の束をもち、顔を露わにする
それは、紛れもなくーー
🇯🇵「…父上」
日帝(以後🗡️)「…久しぶりだな。愛しき息子よ」
日帝はにこやかに微笑む。それは先ほどの場を和ませるために作った笑顔とは異なっていた
🇯🇵「父上…もしかして」
日本は察する。さっき父親が話した
「東亜管理連合」そして自分が聞かされた
「東亜支部」秘密の多い結社
脳と脳の点と点が繋がった感覚だった
🗡️「…ようこそ、我々の世界へ」
ほぼ、同時刻。東亜管理連合本部…
「あっ!日帝会えたみたい!」
「ピザばっか食ってないで仕事しろ!」
「そんなこと言っといてー、見たいでしょ?
親子再会の瞬間。」
「…どうでもいい。それよりあの女はどこだ」
「アイツならまた本書いてるよ」
「チッ、またBLか…なんとかならんものか…」
To be continue
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