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桃side
ころんが幼児化…?のような発症をしたのは俺と寝なくなったときからだった。
最初のころ様子見やベッドがないから一緒に寝てたんだけど、ベッドを買ってから別々に寝るようになった。
俺と寝てるときもたまに魘されてることがあって何回も起こした。
過去のことは深くは聞いていない。
だけど魘されてる様子から酷いものだということは分かっている。
だけど、俺には側にいてやる以外なにもできない。
ごめんな。
幼児化したころんの記憶はなくて1日だけがぽっかりと空いているような気分らしい。
だけど心はポカポカしてて愛されてたって実感はできるらしい。
もっと埋めてやるから。
ころんは幼児化すると甘え上手。幼児化してないと中々甘えられない。逆に人を避ける。俺らも甘えられない。甘えるのが上手いって言ったら莉犬かなぁ…
それをお手本にできればなぁ。まぁ、厳しいか…
てちてちてちと可愛い歩き音がする。ころんだ。
青)さとみくんっ!
桃)どした〜?
青)あそぼっ!
桃)おっ、いいぜ〜。何して遊ぶ?
青)ゲームっ!
桃)いいな!何やりたい?
青)スイカっ!
スイカならころんもできる。まぁ、ほかにもできるけど、俺が手加減できないからころんが嫌になっちゃうだけだけど…
しばらくスイカをしてるところんは眠たそうに目を擦った。
青)んんん…、
桃)…ころん眠い?
青)眠くないっ…まだやるぅ…
桃)でもおめめトローンってしてるよ?ゲームはいつでもできるでしょ?
青)んん…
桃)だから寝よ?
俺はころんからゲーム機を取り上げる。
青)んぅ…
桃)ふっ、笑 ころーん?ここで寝ると風邪引くぞ?
青)んんぅ…
桃)…しゃーねぇなぁ、笑
ころんを抱っこしてベッドに寝かせた。
青)んへへ、笑
…可愛い。弟見てるみたいでいいな〜。今は甘えろよ?中々ない機会なんだから。って言っても、覚えてないだろうけど。
〜数時間後〜
青)ん…、
桃)あ、ころん。起きた?
青)おはよ。
あぁ〜…戻ったか。
青)今何時?
桃)午後4時くらいだな。
青)えぇ〜…また僕そんなに寝たの?
桃)疲れてたんだろ。
青)…でも、なんか幸せな夢だった気がする。
桃)…どんな夢?
青)みんなが僕を甘やかしてくれる夢。なんか愛されてる感じ。
桃)そっか。現実でもあるといいな。
青)何言ってるの、笑 現実でしょ?
桃)?
青)さとみくんは僕にすっごい甘いもんね、笑?
桃)知らねぇよ、笑 お前の思い込みだわ、笑
青)えぇ〜…
思い込みなんかじゃないよ。みんなころんのこと大好きだからさ。