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君を好きになんてならなければ。

3 - 第3話 「本当の友達」

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2023年08月06日

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望月さんは勉強も、運動も、友達関係も全部完璧で私とは真逆の人だった。

とても明るくてみんなからもとても信頼されている『優等生』だった…。

今日も私は今、いじめを受けている。

トイレで水をかけられ、びしょ濡れだ。

私のことをいじめる人「安藤 凛」はいつものように私を思う存分にいじめ、満面の笑みで教室へと戻って行った。

その時。誰かがトイレに入ってきた。

?「春乃さん、大丈夫?」

この声はきっと望月さんだ。

私「…」

私は「大丈夫です。」なんて言えるはずもなく黙っていた。

望月「ドア開けてくれる?」

私はドアを開け、ずぶ濡れのまま望月さんを見つめた。

望月「っ!? 大丈夫?今体操服持ってくるね。」

そう言って望月さんは私の体操服を持ってきてくれた。

私「… ありがとう。」

望月「お礼なんていいよ!それより大丈夫?」

私「はい。助けてくれてありがとう。」

望月「なんかあったら言ってね。」

こうして時間は止まることなく進んで行った。


放課後

望月「あっ春乃さん!」

私「あ、望月さん。」

望月「あのさ、突然なんだけど私たち友達にならない?」

こんな私に友達?!そ、そんなの…

また崩れるだけなのに。

私「 どうして私なんかと? 」

望月「なんとなくかなぁー」

私「…」

望月「お返事は?」

私「やめておいた方がいいと思います…。」

望月「どうして?」

私「望月さんまでいじめられては困ります。」

望月「私、覚悟は出来てるしっ!」

私「…でもっ!」

望月「あのね。私が友達になりたいのは、春乃さんを助けたいからだよ。」

私「っ!?」

どうして私なんかを助けようとするの?そんなことしたら望月さんまでいじめられてしまう。

『私のせいで。』

もうそんなの…嫌だよ。

(でもこの時私の心の中では助けを求める自分がいた。もう嫌だ。もう逃げたい。たすけて。そう言っている自分を私は見つけてしまったんだ。)

その時。

私は大粒の雨を降らすように涙を流した。

私「望月さん…お願いします。私をこの地獄から解放してください。」

望月「もう、泣かないで?」

私「…っ」


望月 「大丈夫、絶対私が救ってみせる。」

君を好きになんてならなければ。

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