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yuka🌃🪽💎
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番外編
『眠れない夜』
付き合い始めて、一か月。
その日は珍しく、二人とも翌日の仕事が昼からだった。
夜十一時。
ふっかのスマホが震える。
💛『起きてる?』
珍しい。
照から連絡が来ること自体はある。
でも、この時間はほとんどない。
💜『起きてる』
数秒後。
💛『電話していい?』
💜「……電話?」
ふっかは少し驚きながらも、すぐに「いいよ」と返した。
着信が鳴る。
💜「もしもし」
💛「……もしもし」
少しだけ眠そうな声。
💜「どうした?」
💛「いや」
💛「何となく」
💜「何となくで電話したの?」
💛「うん」
ふっかは思わず笑う。
照らしくない。
でも、嫌じゃなかった。
────────
💛side
「寝れなくて」
その一言を言うのに少し時間がかかった。
💜「珍しいじゃん」
💛「たまにある」
本当は違う。
最近は増えていた。
仕事のことでもない。
悩みでもない。
ふっかのことを考えていると、気付けば時間が過ぎている。
そんなこと、恥ずかしくて言えない。
💜「じゃあ俺が寝かせてあげようか?」
💛「どうやって」
💜「羊数える?」
💛「子どもじゃない」
💜「じゃあ昔話する?」
💛「もっと寝れない」
二人で笑う。
────────
💜side
話題なんて特になかった。
今日食べたもの。
楽屋で康二が変なボケをしていたこと。
ラウールが急に踊り出したこと。
他愛もない話ばかり。
でも、不思議だった。
三十分。
一時間。
気付けば日付が変わっていた。
💜「あ」
💛「ん?」
💜「こんな話したの初めてだね」
💛「そうだね」
仕事終わりじゃない。
撮影の合間でもない。
何もない夜に、ただ話しているだけ。
それが妙に心地よかった。
────────
突然。
電話の向こうが静かになる。
💜「照?」
返事がない。
💜「寝た?」
耳を澄ます。
規則正しい寝息。
💜「……ほんとに寝てる」
ふっかは吹き出した。
さっきまで「寝れない」と言っていた人が、一番先に眠ってしまった。
💜「しょうがないな」
電話は切らない。
小さく笑って、そのまま耳に当て続ける。
しばらくして。
💛「……ふっか」
寝言みたいな小さな声。
💜「ん?」
💛「好き」
一瞬、時間が止まる。
本人は完全に寝ている。
💜「……ずる」
顔が熱くなる。
返事が聞こえないと分かっていながら、小さく呟いた。
💜「俺も好きだよ」
────────
翌日。
楽屋。
💛「昨日さ」
💜「うん」
💛「電話しながら寝ちゃったよね」
💜「寝てた」
💛「ごめん」
💜「別にいいよ」
照は少し首をかしげる。
💛「俺、変なこと言ってなかった?」
ふっかは一瞬だけ黙る。
そして何事もなかったように笑った。
💜「いや?」
💛「そっか」
安心したように息を吐く照。
その姿を見て、ふっかは心の中で笑う。
(言えるわけないじゃん)
(寝言で告白されたなんて)
その秘密は、しばらくふっかだけのものになった。
コメント
11件
愛してまぁああす
うあああああ え、絶対辰哉さん好き。ほんとに いわふかああああああ つきあったあああああ←うるせえ
もーまじこの作品すきです♥️ 私もいわふかめちゃくちゃ好きなので、この作品ILoveYouです❣️🫶🏻💕