テラーノベル
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部屋の中に、規則正しい静かな寝息が響き始める。
ぷりっつの左右で横になっていたあっきぃとまぜ太が、ぷりっつの胸元が静かに上下しているのを確認して、そっと顔を見合わせた。
まぜ太 「……寝たな」
あっきぃ 「うん……よかった。こんなに穏やかな顔で寝てるぷりちゃん、久しぶりに見たかも」
ちぐさ 「安心したのかなぁ……本当に良かった……っ」
あっと 「……俺たちも寝るか。明日の朝、ぷりが起きた時に美味ぇもん食わせられるように、体力温存しとかねぇとな」
けちゃ 「そうだね。みんな、おやすみ……」
みんなが安堵の息をつき、静かに目を閉じる。
部屋は温かい静寂に包まれた。
深夜――。
(ドクン……ドクン……!)
暗闇の中で、ぷりっつは跳ね起きるように目を開けた。
全身から冷や汗が吹き出し、息が上手く吸えない。
夢を見た。
アンチの罵詈雑言、激しい嘲笑、そして「お前なんていらない」と切り捨てられる悪夢。
現実と夢の境目が分からなくなり、恐怖で全身がガタガタと激しく震え出す。
(こわい……っ、たすけて……っ)
ぎゅっと5人のぬいぐるみを胸に抱きしめる。
左右を見れば、すやすやと眠るあっきぃとまぜ太の姿があった。
『何かあったら起こしていいからね』
けちゃの言葉が頭をよぎる。
でも――。
(ダメだ……俺のわがままでみんなを起こしちゃダメだ……起こしたら、また迷惑かけちゃう……っ)
思考が再び自責の念に塗りつぶされていく。
耐えきれない不安と恐怖から逃れるため、ぷりっつは息を殺しながら、そっと布団を抜け出した。
音を立てないように足音を忍ばせ、昼間荒れ果てた自分の部屋へと這うように向かう。
床に散らばったものを必死に手探りで探し、ようやく見つけた小さな金属の感触――カッターナイフ。
(これがあれば……痛い思いをすれば……落ち着ける……っ)
リビングの隅、暗闇の中でぷりっつは震える手でカッターの刃を滑り出させた。
冷たい刃が、消毒されたばかりの傷だらけの腕に触れる。
その瞬間――。
あっきぃ 「……ぷりちゃん」
後ろから、静かで温かい声が降ってきた。
ぷりっつ 「……っ!?」
驚いて肩を跳ね上がらせるぷりっつ。
振り向くと、そこには布団から起きて追いかけてきていたあっきぃが立っていた。
あっきぃの目には怒りも呆れもなく、ただただ深い愛おしさと切なさが溢れていた。
コメント
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あっきぃの「ぷりちゃん」って呼びかけ、優しすぎて泣けた……。悪夢にうなされて自傷しようとしたぷりっつを、怒らず咎めずただただ愛おしそうに見つめるあっきぃの存在感が本当に尊い。みんなが寝静まった暗闇で一人で抱え込む姿がリアルで胸がぎゅっとなったけど、そこに気づいてそっと寄り添うあっきぃがいてくれて本当によかった……この空気感、めちゃくちゃ刺さるわ。