テラーノベル
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⚠︎この作品には、暴力的なものを中心として、書いています。苦手な方は、 ここで閉じることをお勧めいたします。
主な要素
暴力(首絞め)
では、どうぞ
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小さい頃、両親が離婚し、母に引き取られた。離婚した半年後、母はすぐに他の男性と再婚した。離婚の原因はきっと、母の浮気だろう。だが、その時は幼かった俺には、分からない世界だった。
母の再婚で、俺には兄が出来た。俺より四つ程上の、血の繋がりのない兄。
兄は、酷い人だった。幼い俺に、両親の目を盗んでは、日頃の鬱憤をぶつけていた。
腹を蹴り、殴り、抵抗することを知らないのを良いことに、日常的に暴力を振るう。
きっと自分が悪いのだろう、と言い聞かせて兄の気が晴れるまで、耐えて耐えて耐え続ける。
俺の幼少期は、兄とのいい思い出なんてなかった。
…
曇りで、薄暗い部屋。
気が付いたら、俺は兄の上に跨っていた。
昔は、大きいと思っていた兄の身体も、今見ると、自分より弱くて脆く見える。
兄は身動きが取れず、しびれを切らして、
「おい。」
と低い声で怒鳴るように言ってきた。
表情からは、いかにも不機嫌という気持ちが読み取れる。
その顔が、やけに気に障った。
今までの仕打ちが、急にフラッシュバックし、苛立ちを抑えきれなくなった。
俺は、兄の首に手を伸ばしていた。
兄は俺の手を退けようと、力を入れて俺の手首を握る。だが、昔のようにはいかない。兄の身長を優に超え、それに比例して体格もいい。平均身長程度の兄と、それ以上の俺ではどちらが優位か。
そして、徐々に体重をかける。
トクトクと脈打つ細い首に、無慈悲に力を入れ、体重をかけていく。
兄も、手により力を入れて抵抗する。
ぐっ、と兄の呻く声が聞こえる。
それでも、緩める気はない。
そのうち、兄の口はかふかふと、少しでも息を吸おうと何度も開閉する。
それは、痙攣にも見れる。
「か…がっ..は…」
兄の口からは、呻きが延々と溢れる。
指先から力が抜け、もう抵抗出来ていない。
体は、ビクビクと痙攣し、たまにビクンッと大きく跳ねる。
目は涙で潤み、焦点は合っていない。
すると、ガクンッと兄の体から力が抜け、抵抗していた腕は床に落ちた。
つまらない。ここで気を失ってしまっては、何も面白味がない。
俺は、兄の苦しそうな姿が見たいのだ。
あの、兄が。あれだけ、強かった兄が。
虐げていた弟に、泣いて許しを請う。
下僕のように、虐げられ、泣く。
そんな姿が見たいのだ。
だから、今気絶されては、何もならない。
身体は痙攣していて、白目をむいているような状態で、気を失いかけている。
「にいさ〜ん?」
呼んでも、返事は返ってこない。
顎を掴んで、自身の顔の方を向けさせる。
その表情は涙と鼻水で、 呆れるほどグズグズだ。多分、生理的なモノだろうが、俺には可笑しくて可笑しくて、たまらなかった。
俺の手で、あの兄がこんな風になっているのだと思うと、興奮した。
だが、あまりにも兄が起きないので、口の奥に指を入れて、無理矢理起こした。
「..はっ、ごほっ..!!..ごほッ..」
力の入っていない手で、自身の首を抑えて必死に呼吸を整える。
先程より余裕が出てきたのか、時折、反抗的な目でこちらを見てくる。
これでこそ、俺の兄だ。
きちんと反抗してくれなければ、こちらは何も思わない。きっと、兄も頭では気づいているはずだが、プライドが邪魔をしているのだろう。
そのまま、兄の様子を見守る。
首を抑えていたかと思えば、今度はヒューッ、ヒューッと音を鳴らしている。
手が痺れているのか、少し震えている。
そして、時折困惑したような表情で、こちらを見上げてくる。
過呼吸になったようだ。
胸が早く上下し、開いたままの口からは、舌が少し動いているのが見れる。
俺は微笑みながら、兄の姿を上から眺める。
助けを求めるように、こちらに震える手を、なんとか伸ばしてくる。その様子は、とても可愛らしかった。
「ァ、…ァ…」
「声を出す方法も忘れたのか?(笑)」
酸素が回っていないのだろうか。兄は、細い声で呟く。だが、その声は届かない。
「ァ、ァ…ァ」
何度も、助けを求める兄が愛おしく、助けてあげようと思った。
「ははっ、兄さん。落ち着いて呼吸しなよ。ほら、一回息止めて、ゆっくり吸うだけだ。なぁ、 簡単だろ?」
「ァ…ァ..?」
兄は、俺の言葉を聞いているのか、聞いていないのか。それか、届いていないのか。
分かっていても、出来ないのか。
そう判断して、無理矢理兄の呼吸を止めさせる。
「!?」
急に首を掴まれ、絞められて驚いたのだろう。兄は大きく目を開くと、怯え切った表情で、こちらを伺ってくる。
その表情に、俺の加虐嗜好を煽られた。
想定より、少し長く首を絞め、兄は焦ったようにこちらを見上げている。
嗚呼、堪らなく愛おしい。
そろそろかと思って、手を離してやる。
すると、首のところには赤く、自身の手の痕が残った。
その痕を、つーっと撫でると、恐怖でビクッと反応する。兄は反射的に、その位置を抑え、息を吸う。
過呼吸も少し治ってきたみたいだ。
兄からは、反抗的な雰囲気は消え、恐怖だけが残っていた。
怯えながら、なんとか呼吸をする。
俺は、兄のその姿を眺める。
すると、兄が口を開いた。
「わ..るかった、..から…」
震えた、細い声でなんとか声を発する。
「もう…やめ..てくれ…」
潤んだ瞳からは、少し涙が滲んでいる。
あゝ、本当に唆られる。
兄は、どれだけ俺の加虐嗜好を煽れば、気が済むのだろう。
それは、兄が望んでやったことではないのは分かっている。だが、今の俺は、理性などない、本能に忠実なただの獣と一緒だ。
きっと、俺はこれからも兄を痛めつけるだろう。だが、きっと兄は受け入れるしかない。
これは、俺からの″お返し″だ。
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fin
どうだったでしょうか?
初めて、暴力中心のものを書いたので、所々おかしなところが、あるかも知れません。
ですが、どうか気にしないでください。
こちらの作品は現在作成中のノベルが、かなり投稿遅れそうだったので、数少ないフォロワー様方の気休めになればと思い、作りました。
「暴力」というのが、首絞めだけなのは薄いかなー、と思ったのですが、増やすとかなり長くなりそうだったので、辞めました。
長いのに、最後まで見てくださり、ありがとうございました。
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