テラーノベル
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翔太は、
ゆっくりと目を覚ました。
ぼやける視界。
その隣には、
いつも通りひかるの姿があった。
ふと、 自分の腕を見る。
もう、治ってる────────
💙(……夢じゃ、なかったよな)
ゆっくりと記憶が蘇る。
砕けた腕。
飛び散った金属。
あれは――
💛「翔太……」
声の方を見る。
ひかるの身体からは、
相変わらず血が滲んでいた。
💙「どういう……ことだよ」
💛「……落ち着いたら話す」
そこには、
いつもの敬語はなかった。
────────────────
夜――
少し症状が落ち着いた頃。
ひかるは、
静かにベッドへ腰掛けた。
💛「君は……」
💛「完全感情再現型アンドロイドの、成功例だ」
💙「……は?」
💙「俺……アンドロイドなの?」
💙「人間じゃ……ねぇの?」
震える声。
💛「人口減少が進むこの世界で」
💛「君みたいな存在は、必ず必要になる」
💛「この先も感情型アンドロイドを開発するために」
💛「……君のプログラムを失うわけにはいかなかった」
💛「だから俺は、守りに来た」
💙「……っ」
💙「じゃあ、ひかるは!?」
💙「アンドロイドなんだよな!?」
💛「俺は……」
💛「公安直属のアンドロイド管理官だ」
💛「……人間だ」
💙「…………」
頭が真っ白になる。
💙「そんなの……やだ……」
💙「なんで……」
ぽろぽろと涙が溢れた。
ひかるは、
そっと抱き締めようと手を伸ばす。
けれど――
💙「触んな!!」
💛「……っ」
ひかるの手が止まる。
💙「あんたは……」
💙「ただ任務をこなしに来ただけなんだな」
💛「……っ」
💛「…違う!!」
初めて、
ひかるが感情を荒げた。
💙「俺のこの気持ちも!!」
#いわなべ
おその★
31,432
💙「全部、作られた偽物なんだろ!?」
💙「所詮俺は……アンドロイドなんだ」
💛「やめてくれ……」
💛「そんなこと言うな…」
💛「人間とかアンドロイドとか、関係ない!!!」
💛「翔太は翔太なんだよ!!」
抑え込んでいた感情が、
一気に溢れ出す。
💙「……っ」
💛「……好きだ」
💙「…え、」
💛「俺は……」
💛「お前だから、好きになった」
💛「これは、紛れもない事実だ」
💙「……うっ、ぁ……」
次の瞬間。
ひかるは、
翔太を強く抱き寄せた。
💙「っ、は……っ……」
乱れる呼吸。
過呼吸気味になる翔太。
💛「大丈夫」
💛「ゆっくり息を吐いて」
背中を優しくさする。
とん、とん、と。
💛「俺はこれからも」
💛「翔太から離れるつもりはない」
💛「必ず守る」
💛「誰にも渡さない」
💛「……誰にも触れさせない」
💙「……ひかる」
涙でぐしゃぐしゃの顔。
💙「俺だって……ひかるを守りたい」
少しずつ、
呼吸が落ち着いていく。
やがて、
ゆっくり身体が離れた。
💛「……いつもの、やるんじゃないのか?」
💙「……」
涙目のまま見つめ返す翔太。
その顔を見た瞬間――
耐えきれなくなったひかるは、
そっと翔太の頬を掴み、
自分から、唇を重ねた。
つづく。
コメント
7件

(´இωஇ`)まさかしょっぴーがアンドロイドでひーくんが人間だったなんて、、、 2人の思いに思わず涙が、、、(T^T) これからは絶対幸せになるはず! Mlさん!感動させるの上手すぎませんか? はたまた私が涙脆すぎるだけなのもありますが、、、(´・ω・`) 私に尊いものを与えてくださってありがとうございます(*´˘`*) これで私の汚い心が浄化されたはず、、、、! ( ー̀ωー́ )つ(いや、だいぶ手遅れな気はしてますが、、、💦)
家族と一緒の車の中で 読んだら駄目なヤツだった…😂
まさかの逆だったかぁ... 泣きそうになったじゃないですかぁぁぁぁ (そこは泣けよ)