テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#ナイトアウル
アクア@フォロバ
555
炭酸@サイダー🌠💙🎧️
567
#ナイトアウル
碧零👾🧸
330
【⚠️意味の分からない終わり方】
貴方は永遠に、私の操り人形なのよ
ーーーーーーーー
瑠衣視点…
瑠「っ!」
いやな夢を見た。
小さい頃、あいつに言われた言葉
瑠「いやなこと…思い出しちまった」
仁「瑠衣、なにしてる」
そういえば…事件の捜査に来てたんだっけ
それで…解決して……依頼人にお礼でどこかに連れて行かれてる途中だったっけ?
瑠「なんでもねえ…」
仁「は?んなわけ…」
依「着きましたよ」
仁が何か言いかけたと同時に目的地に着いたらしい
仁が不機嫌な顔をしていたが…気にしない
タクシーから降りた先には…
杖「ドールハウス?」
カタカナで『ドールハウス』と書かれた建物があった
中に入ってみると…まさにドールハウスだった
至るところに人形が沢山置いてあった
マトリョーシカや西洋風の人形、上海人形などなど
さまざまな物が置いてあった
お客もそれなりにいて
小さい子供とその両親、お年寄りから学生まで
幅広い年齢の人がいた
大体が女性中心で少し俺らは浮いていたと思う
おっさんも仁も俺も全員バラバラに動いていた
依頼人はここの支店長らしく
俺らが気になった人形の解説をしてくれた
おっさんはこういうのに興味があるのか真面目に聞いていた
仁も珍しく聞いていたな…
俺は…ずっと、この店に入った時からずっと
ある人形を見ていた
金髪の小さな女の子
目は固く閉ざされていて、綺麗な顔立ちをしていた、少し裾が破けた黒い薔薇のついたドレスを着ていて
上の方から垂れ下がる糸に縛られている
操り人形を…
依「気になりますか?こちらはですね…」
隣で喋っている声が聞こえる…でも
俺の中ではそんなことよりも
ずっとずっと鳴り響いている声がある
瑠「気持ち悪い…」
依「…………え?」
杖「瑠衣?」
瑠「え……あ、悪い」
依「…………なるほど、物怪さん少し時間ありますか?」
瑠「…はい?」
おっさんと仁が心配そうに俺のことを見ていた
いい加減…落ち着かないと
案内されたところは人形作りが出来る体験型の場所だった
椅子に座らされる、仁とおっさんも隣に座る
何人か家族や恋人がいた
全員の目の前には木で出来た人形のマリオネットが置かれていた
説明されたことは
時間内にこの人形に絵を書いたり、アクセサリーをつけて
自分だけの人形にしようというものだった
タイマーがセットされると何人かの子供は一目散に前の方にあるペンや飾りを持っていった
俺は…動けなかった
仁もおっさんも俺の方ばかり見て、なにもしない
なにか…しなければいけないと思い俺は席を立って前の方に歩いて行った
籠の中からあるものだけを取り席に戻った
依頼人も俺の方を見ていた
席に座らず、立ったまま俺は人形に手を施した
って言っても、糸を切っただけ…
糸を切ると宙に浮いていた人形が音を立てて机に落ちた
落ちた人形を見て…『良かった』と、思い持っていたハサミを机に置いた
瑠「悪い……俺、帰るわ」
ここに、長居したくない
それだけが、頭に残っていた
俺はその場から逃げるように出ていった。
ーーーーーーーー
仁視点…
瑠衣がマリオネットの糸を切ると
瑠「悪い……俺、帰るわ』
と、言い走ってその場から出て行った
仁「瑠衣!!」
そう、呼んでも瑠衣は振り返らなかった
依「…………」
依頼人は瑠衣の人形をずっと見ていた
依「やはり……そうなのか…」
仁「どういうことだ?」
依頼人は少し黙ってから、「少し場所を移しましょう」と、言い
別のスタッフにその場を任せていた
少し離れた場所で説明してくれた
依「前にも…物怪さんと同じでマリオネットを見て気持ち悪いと言った子が居ましてね…
その子にも、この体験をさせたら、まったく同じ作品を作ったんです。」
杖「同じ…作品を?」
依「その子に糸を切った理由を聞いたんです。そしたら、」
?「この子を自由にさせてあげたかった…誰かの指示ばかりの人生は疲れちゃうもの」
依「そう…言ったんです。私は、その子の言葉の意味が分からなかった。だから…」
仁「瑠衣に聞こうとしたのか」
依「はい……結局、聞く前に逃げられましたけどね…」
なにも…言えない
瑠衣は…操り人形を見て…なにを思って、あんなことを言った?
あいつのには…あれが、なにに見えていたんだ?
分かってやれない…あいつの気持ちに寄り添ってやれないのが……
悔しい……
俺は今まで、瑠衣のなにを見ていたんだ?
俺の目にはただ…人形にしか見えない。
ーーーーーーーー
瑠衣視点…
物心がついた頃から人形のように扱われて続けた
自由なんてものは無い
ただ…ただ、あいつの言う通りに動くだけ
初めは…諦めていた。
でも、次第に…いやになって……苦しくなって
逃げ出した。
向き合うことなく…俺は逃げた
あいつとの勝負に負けたのだ
瑠「…………」
どうやって事務所まで来たかなんて覚えていない
気づいたら事務所のソファでぼっ~としていた
仁とおっさんに…迷惑かけたな、なんて思っていると
事務所のドアが開かれた
瑠「…おかえり」
杖「あぁ、ただいま…」
仁「…………」
普通を演じようとしているのがバレバレだぞ、おっさん?
仁はもう隠す気無いな…
仁はまっすぐ俺の方に来て、隣のソファに座った
瑠「なんだよ……」
仁「お前には、あれがどう見えたんだ?」
瑠「…………仁にはわかんねえし…関係ないことだ」
仁「っ……」
卑怯だよな…前に仁に言われた事をそっくりそのまま返すなんて
そんなことを言われたら…反撃なんて出来やしない
分かってて言ってるんだ…本当にたちが悪いよな
瑠「仁にも…おっさんにも……理解なんて出来ない。死にたいと思ったことなんて無いだろ?」
杖「…………は?」
仁「どういう…ことだ?瑠衣、お前は…死にたいと…思っているのか?」
瑠「別に…今は思ってない……昔の話だ」
杖「…………」
空気が悪い…そうさせているのは自分だと分かっているのに
なぁ…仁、俺さいつまで…操り人形になれば良い?
いつになったら…この舞台から下りられる?
もう……良いからさ…早く…早く、終わらせてよ。
この、ふざけた世界から…俺を助けてよ……
そんな叫びは…無駄なんて……とっくに分かってる
だから…今日も俺は操られる
見えない糸に腕や足を奪われ、舞台の上で演じる
誰もいない…観客席に向かって俺は
今日も………
コメント
55件
あの……リクエストって、?
ニヨニヨしてたら兄に「きもっ」って言われました