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カクテルです。
今回は、初めてノベルで短編集を書いていこうと思います。
タイトルは『恋の暗号』で、今回は『早く気づいてね』です。
ノベルで書くのは初めてなので、読みにくかったりしたらすみません。
主な登場人物・・・すみれ、大和
ATTENTION
短編集です。
1話ごとにパロなどが変わります。
苦手な方は避けてください。
似ている作品があったらすみません。
誤字脱字があるかもしれません。
本編どうぞ!
すみれ視点
部活帰りに1人歩く。この時間は、いつも少し寂しくて暗い。
しばらく歩いてふと顔を上げると、私の目に映ったのはいつも目で追いかけている彼の背中だった。
私は、軽く前髪を整えてから彼の名前を叫ぶ。
すみれ 「大和!」
彼は、男の子にしては少し長い髪をなびかせ振り向いた。
大和 「すみれ!」
彼は、足を止め私の名前を叫んだ。私は、さっき治した前髪が崩れないように、彼の元に駆け寄った。
すみれ 「お疲れ様!」
大和 「そっちもおつかれ」
こんな何気ない会話をしばらくする。私は、この時間が大好きでとても幸せ。
私は少しでも、この気持ちに 気づいて欲しくて、空を見上げながら彼に言う。
すみれ 「”夕日が綺麗ですね”」
でも、彼には伝わらなくてバカにされてしまう。
大和 「どうしたの?急に敬語w」
すみれ 「別に?なんとなくw」
私は、言葉を濁した。でも、やっぱり諦めきれなくてもう一度口を開く。
すみれ 「”明日は晴れますか?”」
大和 「きっと晴れるよ」
私は、心の中で「そうかな…」と思いながら少し俯く。すると、肩を叩かれもう一度顔を上げる。
大和 「見て!虹!」
私は、空を見上げる。虹なんて見るのは、久しぶりで思わずはしゃいでしまう。
すみれ 「ほんとだ!めっちゃ綺麗✨」
大和 「なんか子供みたいだよw」
彼に、笑われてしまう。でも、知ってる?こんな幼い姿も、きっと理解できない言葉も君だから伝えるんだよ。
私は、もう少し彼と一緒に居たくて我儘を言う。
すみれ 「夜、電話していい?9時くらい」
大和 「いいよ」
私は、夜が待ち遠しくてしょうがなかった。
別れる時は少し寂しかったけど、夜また声を聞けると思うと嬉しくて、私の暗かった帰り道は明るくなった。
電話をすると言ったのは私だけど、いざするとなると緊張する。私は、1度深呼吸をしてから彼の名前を選択して、スマホを耳に近ずけた。
すみれ 「もしもし?」
大和 「もしもし」
スマホでの彼の声は、いつもより近くて見られていないのに前髪を整えてしまう。
私は、帰りの時と同じように空を部屋から見上げながら彼に言った。今度こそ、気づいて貰うために。
すみれ 「今、空見える?」
大和 「見えるけど」
すみれ 「”星が綺麗ですね”」
大和「そうだね
今日めっちゃ空の話するけどどうしたの?w」
彼は、きっと今までの私の言葉の意味も気持ちもわかっていないだろう。
すみれ 「早く気づいてね…」
私は、彼に聞こえないほど小さな声で呟いた。その声は少し震えていて、私の頬には流れ星が流れた。
以上です。
長くなってしまってすみません!
意味はこちらです。
「夕日が綺麗ですね」
あなたの気持ちが知りたいです。
「明日は晴れますか?」
明日私の思いは晴れますか。
「虹が綺麗ですね」
あなたと繋がりたい。
「星が綺麗ですね」
あなたは私の思いを知らないでしょうね。
わかって貰えないもどかしさを書いたつもりです。
初めてのノベルいかがだったでしょうか?
これからも頑張りますので、フォローとコメント、ハートをお願いします。
長々読んで頂きありがとうございました!