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ある日突然、友樹が朋菜をとある塾っぽい所に連れて行った。
「朋菜、今日からここで勉強するか?」
連れて来られたのは、寺子屋だった。中を見ると、幼稚園児くらいの子供たちがそろばんの勉強をしていた。
「お兄ちゃん、私高校生だよ?こんな小さい子と一緒にされるの?」
「バカだな、朋菜は。朋菜の年齢でも寺子屋では学べるんだよ」
「せめて閑谷学校にしてよ!」
その時、松前が突然現れた。
「朋菜様、もしかして勉学をしたいのですか?」
「…まあ、そんなとこ。でもお兄ちゃん、幼い塾しか勧めてくれないの」
「では、僕が授業をしましょうか?」
「してくれるの?やったー!」
そして朋菜は、松前に勉強を日常に混ぜた形で教えてもらうことになった。