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またですよこれ
一応ストーリーも進めてるんですよ
言い訳してごめんなさい
今回はシリアス系ですね
前に書いた森の出会いいの一部からちょっとだけ発想を得てるので一部似てます
今回短いです
オリキャラ
誤字、脱字あるかもしれません
ちょっとホラー……かも?
それでもいい方どうぞ
今日もいい朝だ
降り注ぐ光が明るくて、1日が始まった感じがする
早く学校に行こう
そう思い、せっせと着替えを済ませる
朝食を食べ、髪の毛をくしでとく
少し複雑に絡まっていて、いつもより時間がかかってしまった
少し古いドアを開ける。
古いからか少しだけギィ…と音が鳴る
その音すら私の心に安息をもたらす
ずっと聞いてきた音だからだ
ドアを閉め、学校へと足を進める
爽やかな風が私に向かって吹いてくる
歩く時、足から伸びる自分の影の形が変わっていくのが楽しかった
学校につけば、友達と挨拶を交わす。
おはよう
そう声をかければ、友達もおはようと挨拶をする
挨拶を交わした友達とくだらないことを話しながら教室へ向かう
今日も授業を受け、友達とお昼ご飯を食べ、一緒に遊んだ
明日もそんな日が続くのだろう
そう考えていた
帰っている途中、急な眠気に襲われた
立っていられないほどの眠気で、思わず倒れてしまった
視界が霞んでいく。
何が起きたのかと頭の整理をしているうちに、頭も回らなくなった
歩道の真ん中で、寝てしまった
目が覚めると、私のベッドに寝転んでいた
急な出来事に身を固まらせていると、お母さんの声がした
「急に倒れたって近所の人から聞いた時はびっくりしたわよ
怪我はない?」
お母さんが連れて帰ってきてくれたのか
私は、お母さんにありがとうと伝えようとした
その時だった
一瞬視界が真っ白になり、気づけばそこは眠ってしまった歩道だった
夢だったのかと目をこする
あの妙な眠気も消えていた
太陽の位置は変わっていないので、寝てしまったのは少しだけだろう
私は立ち上がり、帰り道を見た
そして、また歩みを進めた。
帰っている途中、ふと気づいた
人がいない、と
この辺りは学校がたくさんあるので、帰る途中に人を何人も見かけるのだ
しかし、今日は生徒どころか大人 すら見当たらない
また、辺りが真っ白になった
目が覚めれば、最初に倒れた場所と同じところにいた
あれも夢だったのかと、
何度も何度も夢だったこともあり
自分の頬を何度も何度もつねる
今度こそ本当に大丈夫だと歩みを進める
家に辿り着いたので、ようやく夢から覚めたのだとドアノブに手をかける
が、ドアノブに手をかけた途端ドアノブが真っ黒に染まり
気づけば家の中にいた
今度こそ混乱し、しばらくそこに立ち尽くした
ようやく頭の整理ができたところで、家の中を見渡す
カーテンの色は同じか、テーブルの位置はズレていないか
風呂の大きさは同じか
冷蔵庫の中の食べ物は変わっていないか
ありとあらゆる場所を見て、もう大丈夫と
自室へ向かう
自室のベッドに寝転がった時
あの妙な眠気がまた襲ってきた
今度はベッドなので大丈夫だろうと
安心して眠りについた
目が覚めれば、また歩道の真ん中にいた
これは夢だろうと、もう一度目を閉じた
目を開ければ、また家のベッドに。
やはり夢だったのだと起き上がる
ここで、気づいた
枕がない
また眠気に襲われた
そんなことが何度も続いた
何回も、何十回も。
何千回も
そんな事をしているうちに
次第に何が現実で、何が夢なのかわからなくなってしまった
と、病院のベッドで目が覚める
今までにないパターンだ
しかし、もう私に信用できるほどの気力は残っていなかった
そんな私に、医者らしき人が声をかける
「大丈夫ですか?」
きっとこれも夢だ
そう思いまぶたを閉じた
と、そんな私にその人は語りかけてきた
これは現実だ、と
そんな訳がない
夢なら夢でいいから、寝かせてくれ
念願の現実なのに、
待ち望んだ現実なのに
信じる事が出来なかった。
fin