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55 - 第55話 意味怖

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2024年11月21日

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意味怖

100歳ゲーム



成人したばかりの1人の男が誘拐された

目を覚ますと

目の前には5人の男が座っていた

「なんだこれ⋯どう言う事だ?」

「ここはどこだ、この人たちは誰だ、あの数字何だ⋯」

絵で表すと↓

画像

画像 「俺の足元にも数字、20って事は⋯」

「これはそれぞれの年齢が書いてあるのか?」

『ピンポーン!大正解!』

『やあやあ、キミの言う通りだよ。』

『その数字はみんなの年齢が書いてある。』

「誰だお前!何かのドッキリ番組か?」

「俺はこれからバイトに行くところだったんだ、突然巻き込まれて迷惑だし、やりすぎだぞ。」

『ごめんね、そんなに怒らないでよ。』

『でも、このまま帰す事はできないよ。』

『このゲームをクリアすればカエシテアゲル』

「なんだよ面倒くさい。警察呼ぶぞ!」

『自分が置かれている状況が分からないようだね、まあ無理もないか。』

『これはデスゲームだよ。』

『クリアできなきゃ死ぬ。生きて出たければクリアすれば良い!簡単だろ』

「(デスゲーム?マンガやドラマドラマはよく見る。まさか現実でそんな⋯)」

『やっと静かになったね、じゃあルールを説明するよ。』

『この部屋にいる人の年齢を足して100歳になるように殺すんだ。』

『生き残った人は全員出られる!すごいシンプル、簡単なゲームだよね!』

「今自由に動けるのは俺だけだぞ⋯殺すとか、俺がやるのか⋯?」

「そんなこと、出来るわけないだろ⋯頭おかしいんじゃないのか」

『制限時間内に誰も殺さなかったり、100歳を超えたり少なかったりしたら』

『目の前の大砲が発射、全員吹き飛んでおしまい!うんうん、罰もシンプルで分かりやすい!』

「(狂ってる⋯でも、どうやら冗談ではなさそうだ)」

「(自分が死ぬなんて絶対嫌だ、生きて出るためには犠牲も必要って事だもんな)」

『さて、20歳くんの周りには色々使えるものが置いてあるからね』

『それを使って、足し算間違えないようにやっつけちゃえー!』

「(生きるためだ⋯俺は悪くない)」

『そんじゃ、制限時間は3時間!生きていたら3時間後に会おう、ばいばーい!』

「みなさん。どうやらアイツの言う通りにしないといけないみたいです⋯」

「全滅するのだけは避けたいので、僕が計算して選んだ人を⋯」

[ままにあいたいよ]

【まだ結婚したばかりなんだ】

〈⋯〉

《君を恨んだりはしないよ。》

〘最年長じゃ、わしを選べ〙

「すいません、ちょっと考えさせてください。」

「(ここにいるのは)」

「(5歳、30歳、40歳、75歳、80歳)」

「(そして20歳の俺。どうすれば生き残れるのかな)」

20歳の男はひたすら考えた、自分が生きて出るためには誰を犠牲にするか。

そして

〈おい!あんた何を考えてるんだ!〉

『あーらま、まだ少し時間が残ってるけどもう自由に動ける人が居なくなっちゃたね!』

20歳の男は、誰も殺さず自ら命を絶った。


解説


今回のお話はクイズっぽいですね、一緒に考えてみると面白いかもしれません。

20歳くんが突然まきこまれたデスゲーム「部屋にいる人の年齢を足して100歳になるように殺す」それがクリア条件でした。

全滅を避けようと心を決めた20歳君でしたが、なぜか最後は自ら命を絶ってしまった

部屋にいたのは、5歳、30歳、75歳、80歳そして20歳君

100歳になるように計算すると

どうしても20歳の自分が必要になるのです。

20歳君は、どうやっても自分が生きて出られないと気がつき、絶望したのでしょう

あの場で自由に動けたのは20歳君だけでした、制限時間が過ぎれば残った人たちも⋯


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