先に言います!短いです!ごめんなさい!
pr視点
大学の講義が終わり、駅へ向かう途中だった。
ふとちぐの高校の前を通りかかったとき、見覚えのある後ろ姿が目に入る。
ちぐ。
少し距離はあるけど、見間違えるはずもない。けど、そばには同じ制服を着た男がいて、二人で並んで歩いていた。
……楽しそうに笑いながら。
pr(なんや、めっちゃ楽しそうやん)
胸がざわつく。何を話しとるんやろ。どんな顔しとるんやろ。
足が止まる。見なかったことにしようと思うのに、目が離せへん。
ちぐさは俺とおるときも、あんな風に笑っとるんやろか。いや、それ以上に笑ってくれとるんやろか。
pr はぁ……
自分でも驚くほど、モヤモヤした気持ちがこみ上げてくる。
俺、こんなに嫉妬深いんやな。
軽く頭を掻いて、目をそらし、歩き出す。
今日、ちぐには連絡せんとこ。なんとなく、そんな気分やなかった。
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コメント
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続きが楽しみです!(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク