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コメント
5件
ありがとうございましたこんな素晴らな作品を!どっちもちょっとおかしい感じがめっさ良かったです!!魑魅魍魎様の作品ほんと好きです!リクエストにも答えて頂きありがとうございます!
番外編
お互いの気持ちが繋がった2人。
ほのぼのしてたはずなのに、、、、
レトルトの気持ちが大爆発しちゃいます笑
センシティブな表現があります。
ご注意下さい。
スタートヽ(*^ω^*)ノ
小川のほとりに座った2人。
お互いの気持ちを伝え合って、まだ心臓が煩く鳴っていた。
キヨは静かにレトルトを抱きしめたまま、微動だにしない。
レトルトが声をかけても、返事がなかった。
「……キヨくん?」
しばらくして、耳元で、小さく震える声が聞こえた。
『……俺さ……
レトさんが、俺じゃない方が幸せなんだろうなって、思っちゃった』
「……え?」
『優しいやつとか、安心させてくれるやつとか、 俺よりちゃんとしてるやつ、いっぱいいるじゃん。俺はさ、すぐ暴走しちゃうからさ。』
キヨは苦しそうに笑った。
「キヨくん……」
『俺、いつも怒ってばっかで、縛りつけて、
レトさんのこと泣かせて、怖がらせて……
それでも、手放せなくて……』
ぐしゃり、とシャツの裾を握る手が震えてる。
『…ずるいんだよ、俺……
レトさんの全部、欲しくて……
でも、怖がられたくなくて……
どうしたらいいのか、わかんなくて……』
その声は、どんどん震えて、掠れていって――
そして、
レトさんの首元に、小さな水音が落ちた。
『…ごめん、俺……もう……やだよ……
嫌われんの、こわい……っ』
キヨが、泣いていた。
静かに、でも本当に壊れてしまいそうなほどに。
いつも強引で、誰にも媚びなくて、
レトルトにだけ必死だったキヨが、
ぐしゃぐしゃに泣きながら、レトルトの体にすがっていた。
『やだよ……レトさん……っ
俺、ほんとはずっとこわかった……
俺のこと、もう嫌いになったんじゃないかって……!』
その言葉に、レトルトの胸が締めつけられる。
「……あほ。
嫌いになるわけ、ないだろ」
優しくキヨの髪を撫でる。
何度もそう言って、何度もキスを落とす。
「俺も……
俺も、不安でいっぱいだった。
でも、キヨくんが泣くなんて、そんなの……反則だよ……っ」
キヨの初めての涙を見てレトルトの心には
初めての気持ちが芽生えていた。
〈レトルト視点〉
あのキヨくんが――
俺の胸の中で、子どもみたいに泣いていた。
『やだよ……レトさん……っ
もう嫌われたくない、ずっと俺のもでいてよ……』
震えた声、涙で濡れた頬。
強がりで生意気で、いつも俺を押し倒してきたあのキヨくんの――
今まで一度も見せたことのない、無防備な弱さ。
「……キヨくん、泣きすぎ……」
なのに、
その涙を見た瞬間――胸の奥が、ずくん、と疼いた。
(……なんで、こんなに可愛いんだろう)
可哀想だと思う気持ちよりも先に、
湧き上がってきたのは、もっと黒くて、どろっとした感情だった。
(他の誰にも、こんな顔、絶対見せたくない。俺だけに。俺だけのキヨくん)
キヨの頬に触れる手が、自然と力を込めてしまう。
「泣かないで……泣いたら……」
言葉が喉に詰まる。
その続きが、自分でも怖かった。
――泣いたら、キヨくんを閉じ込めたくなる。
――誰にも見えないところで、ぐちゃぐちゃにして、俺だけのモノにしたくなる。
「……ねぇ、キヨくん」
『ん……?』
「俺さ……今のキヨくん、すごく、好きだよ」
『……ぇ……?』
「だから、もっと見せて。
他の人には絶対見せないで。
この顔、俺のためだけのものにしてよ」
キヨの目が見開かれる。
驚いてる。でも逃げようとしない。
その顔さえも、どんどん愛おしくて、どんどん壊したくなって――
「キヨくんの全部、俺のものにしていい?」
『……レトさん……』
「泣いてるとこも、拗ねるとこも、わがままなとこも、俺しか知らなくていい。
そのかわり……俺も、キヨくんだけのモノでいるから」
キヨの目に、新しい涙が溜まる。
でも、さっきとは違う――
少し怯えたような、でも、抗えないような、そんな顔。
「……もう逃がさない」
ぎゅっと抱きしめる腕に、執着の炎が宿る。
レトルトの心にも、少しずつ――狂気が芽生えていた。
『…んっ、ぐっ……あ、ぁぁっ……っ!』
キヨの喉からかすれた声が漏れる。唇を塞がれ、吐息すら奪われるたびに「ぐっ、んんっ」と押し殺した声が響いた。
「ふふ……キヨくん、逃げないでよ」
レトルトは頭を押さえつけ、乱暴に腰を突き出す。
ジュプッ…ジュルッ。チュッ….
卑猥な音が静かな夜に響く。
「ほら、もっと喉の奥まで……」
『んっ、んぐっ……っ、くるし……っ、レト…さ…やめ……っ』
唇から漏れるよだれが糸を引き、「ぐちゅっ、ぴちゃ」といやらしい音が続く。
キヨの涙が滲み、視線が上ずりながらレトルトを見上げる。
「そんな顔しちゃって……ゾクゾクする……っ」
レトルトは吐息を荒げながら腰を揺らし続ける。
「あぁ……キヨくん、喉で締めつけて……っ」
『んっ、んんんっ……あ、あぁっ……っ!』
キヨの喉から苦しげな呻き声が漏れ、必死に肩を震わせる。
『ごほっ……っ、はぁ、はぁ……っ、レト……さんっ、も、無理……っ』
レトルトはキヨの髪の毛を掴んだ。
「ねぇ……誰が離していいっていったの?
ほら、早く咥えて?…」
レトルトの目は支配欲でぎらつき、腰を強く突き込む。
「ん……あぁ……キヨくん、きもちいいっ」
『んっ、んん…ぁ、んっ……っ』
喉を突かれるたび、キヨの声は裏返り、涙と唾液で顔がぐちゃぐちゃになる。
それでもレトルトは「かわいい……俺だけのキヨくん……」と囁き、さらに深く奥へと押し込んだ。
『んっ、んぐっ……っ、くっ……はぁ、はぁ……っ』
喉奥まで突き込まれ、必死に涙を浮かべながらレトルトを見上げるキヨ。
顎の下から涎が垂れて「ぐちゅっ」と濡れた音を立てる。
「ふふ……かわいい……そんな顔、俺だけに見せてよ」
レトルトは喉の奥で震える感触にゾクゾクしながら、ぎりぎりまで腰を突き込む。
『んぐっ、あっ……っ、む、無理……レト…さ…っ』
苦しそうな声。かすれた悲鳴。
それすら愛しくて、レトルトの腰は止まらない。
「もう、だめ……っ、キヨくん、出る…」
そう吐き捨てるように言い、レトルトは勢いよく抜き放つ。
「はぁっ、はぁっ……っ、んっ!」
次の瞬間、白濁がキヨの頬や唇にかかり、びゅっ、びゅるっと音を立てて散った。
『……っ、あ、あぁ……っ』
顔に熱い液体を受け止めながら、キヨは乱れた呼吸を繰り返す。涙で濡れた頬にさらに精が滴り、ぐちゃぐちゃに濡れた顔を晒す。
「ふふっ。凄く上手だったよ、キヨくん」
レトルトは震えるキヨの髪を撫でながら、満足げに囁いた。
レトルトは、キヨほ頬に散らばった白濁を指先ですくい取り、 そのまま後ろへ指を伸ばす。
「んっ……あぁ……っ、熱い……」
体液を潤滑にしながら、くちゅっ、くちゅっ、と音を立てて自らをほぐしていく。
その痴態を目の前で見せつけられたキヨの呼吸が荒くなる。
『レトさん……そんなの……俺に見せて……どうする気……?』
瞳が獣のようにぎらつき、喉の奥から低い唸り声が漏れる。
「んふ……いいでしょ……? ほら、キヨくんの……入れる準備、できてきたよ……」
自らを弄る指をわざと見せつけ、レトルトが挑発する。
次の瞬間、キヨはレトルトの手首を乱暴に掴み上げた。
『もう我慢できない。そんなことされたら……レトさんのこと壊したくなるだろ……!が
レトルトが目を見開いた瞬間、体はあっという間に押し倒されていた。
先ほどまで支配していたはずの立場は逆転し、キヨの獣じみた熱が覆いかぶさる。
『レトさんのこと…めちゃくちゃにしていいんだよな……?』
耳元で囁く声は低く震え、支配欲に満ちていた。
「やっ……あぁっ、待って、キヨ..くんっ……っ!」
レトルトの悲鳴をかき消すように、肉を打ちつける激しい音が夜空に響く。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ――
容赦ない突き上げに、レトルトの体は何度も跳ね上がった。
『はぁはぁ、待て? ……もう遅いよ。こんなに俺を煽って……覚悟できてるんだろ?』
キヨの声は低く、荒く、熱に浮かされている。
腰を乱暴に掴み上げ、奥まで何度も突き立てる。
「ひぁっ……あっ……だめぇ、っはげし……あん…っ!」
涙をぼろぼろこぼしながらも、レトルトの口元には甘い笑みが浮かぶ。
痛みと快感の境目で、狂気に似た幸福感に溺れていく。
『レトさん……泣きながら笑って……そんな顔見せられたら……もう止まんねぇ……っ』
キヨの瞳は狂気じみた熱を帯びて、なおも乱暴に奥へ突き刺さる。
どんっ、どんっと強烈に叩きつけるたびに、レトルトの悲鳴と喘ぎが入り混じる。
「壊れる……キヨくん……壊れちゃう…っあぁっ、キヨ、くん……好き……大好きっ……」
『俺も……レトさん…好き、だ。……俺だけのものにしてやる……』
絶叫と嗚咽、愛の言葉と獣のような突き上げが重なり、
二人は涙と汗に濡れながら、乱暴で、深い愛に溺れていった。
「やっ、あぁっ……キヨくん、やだ、やだってばぁ……っ!」
涙でぐしゃぐしゃの顔を背けるレトルト。
けれどキヨは腰を乱暴に引き寄せ、奥へと容赦なく突き上げる。
『やだ? ……身体は正直じゃん。ほら、奥でぎゅうぎゅう締め付けて……俺の欲しがってる顔
「ち、違っ……あっ、ひぁああっ! そんなの……知らないっ……!」
肉がぶつかる音が激しく響く。
レトルトの指は白く震え、声が掠れていく。
『……可愛い……泣きながら必死で拒んで……でも、逃げないんだな?」
「や、やめ……もぉ、無理ぃ……っ! 壊れる……っ!」
レトルトの悲鳴すら、キヨにとっては甘美。
容赦のない突き上げに、涙と涎が混ざり、レトルトの体は何度も弓なりに跳ね上がる。
『まだだよ。俺、レトさんが意識飛ぶくらい泣いてくれないと満足できない……』
「ひぐっ……やっ、だめ……っ! だめだめだめぇ……っ!!」
キヨの目は獣のように光り、支配欲と愛情が滲む。
『俺だけを見て……ほら、もっと俺に壊されて……全部俺のものになれよ、レトさん……!』
「……っぁああああああっ!! キヨくんっ……もう、も…ぅ..だめ。イ…くぅっっ」
『くっ…奥で締め付けすぎ……やばい、っ……イキそう……』
「だ、だめ……っ もう、イっちゃ……イっちゃう……っ!」
ばちん、ばちんと肉がぶつかる音が止まらない。
キヨは獣みたいに腰を叩きつけながら、レトルトの震える身体を抱え込む。
『もっと声出して……俺だけに聞かせて……』
「ひぁっ……! あっ、あぁああっ! キヨくん……もうっ、無理ぃ……っ!」
『無理じゃねぇ……まだイける……ほら、奥……ほらっ!』
「っひぐっ……! やぁ……あっ、だめっ……っ! イく、イくぅ……!」
涙で潤んだ瞳を必死に見開き、レトルトは腕をキヨに縋りつかせる。
腰は逃げられず、突き上げられるたび絶頂へ引きずられていく。
『…っレトさん、俺と一緒に…』
「キヨくん……っ! いっしょに……っ、あぁぁああああああああっっ!!」
最後の突き上げに、レトルトの身体がびくんっと跳ねて白く燃え上がる。
キヨも獣のような唸り声をあげ、奥深くで熱を放ちながら、レトルトを強く抱きしめた。
『レトさん……離さない……好きだ…」
「……キヨくん……っ……だいすき……しあわせ……」
ぐったりと絡み合いながら、まだ互いの体温を確かめるように抱き合っている。
レトルトの目尻には涙の跡が残り、キヨの胸に顔を埋めたまま震える息を繰り返していた。
「……キヨくん……俺、もう……キヨくんがいないと、生きていけない……」
『当たり前だろ。俺から逃げられない。……レトさんは俺だけのものだ』
「…他の誰にも、触れさせないで……」
『誰にも触らせないよ。レトさんが少しでも俺以外を見るなら、俺が全部壊す』
キヨは笑いながら、狂気すら滲む声で囁く。
その言葉にゾクリとしながらも、レトルトは嬉しそうに頬を赤く染めた。
「……壊されてもいいよ……全部キヨくんに壊されたい……」
『最高……。泣き顔も、乱れてるのも、全部……俺だけに見せて』
「……ねぇ、死ぬまでそばにいてくれる?」
『死んでも離さない。……レトさんが消えるなら、俺も一緒に消える』
静かな夜に、狂おしいくらいの愛を囁き合う声だけが響く。
それは常識からすれば歪んだ関係かもしれない。けれど二人にとっては――
これ以上ない幸福だった。
終わり
長々と私の妄想話にお付き合い頂きありがとうございました🙇♀️
今回はリクエスト頂いた「幼馴染」の設定でした!
ちょっと強烈だったと思いますが💦笑
書くのが遅いのですが、それでも良ければリクエストお待ちしてますヽ(*^ω^*)ノ