事件発覚の少し前…
hr「お、俺にしては珍しく書類が片付いた!」
いつもと変わらないような日常の中、いつも通り書類に追われていた俺はなんと書類を終わらせた
普段だったら期限過ぎても白紙の書類があるぐらいには俺は仕事をしない
総督であれど誇らしげに言える
hr「うたに怒られる前に早く出しに行こ」
連日怒られるのは気が引けるので今日は早く出しに行くことにした
総督室の隣には副総督室があるためすぐに着くのだが自分の部屋から出るのはめんどくさい
しょーがないの精神で副総督室の扉をノックした
hr「…なかなか返事しねぇな」
いつもは部屋から小さく声が聞こえるのに、今日はいくら待っても返事がなかった
不思議に思いドアノブに手をかける
重い感触の変わりにきしみ音が暗い部屋から漏れ出た
hr「部屋の電気が付いてない…」
いつもは机に向かう副総督の姿が見られるはずだが今日は部屋のどこにも見当たらなかった
hr「もしかしてどっか行ってんのか?」
そう思い、俺は行方を知ってそうな情報管理室にいる幹部を訪ねることにした
hr「けど彼奴今日予定無かったよな…」
心に何か引っかかるものがあったがとりあえず情報管理室に向かうことにした
少し歩いて扉の前に立つと扉をゆっくり開ける
hr「入るぞ〜」
中はいつも通り薄暗くブルーライトが眩しく光っていた
tk「なんか用?」
hr「用事っちゃ用事なんだけど…。まぁ聞きたいことかな」
tk「聞きたいこと?」
hr「あのさ…うたの行方知らない?」
tk「うたの行方…?知らないけどな」
hr「そうか…」
tk「居ないの?」
hr「いつも大体この時間って副総督室に居るはずなんだけど…。さっき書類渡しに行ったら居なくてさ」
tk「珍しく書類終わらせてるんだ」
hr「珍しくて悪かったな。…それより調べてくれない?」
tk「了解。ちょっと防犯カメラの映像とか遡ってみる」
hr「サンキュ」
すぐに調査できるらしいのでこの部屋に居座ることにした
相変わらず栄養補助食品が棚にずらりと並んでいる
いつかぶっ倒れるんじゃないかって思うとめっちゃ怖い
そんなことを考えていると調査が終わったらしくたくぱんが声をかけてくる
tk「調べてみたけど…特に普段と変わりない行動だったよ」
hr「そうか…」
tk「まぁ基地の外に出ていったのが防犯カメラで確認できたからもしかしたら買い物に行ってるのかもね。」
hr「あ、確かにあり得るかも!じゃあ気長に待ってみるか」
tk「その方が良さそうだな」
hr「ありがとな!」
tk「どういたしまして」
たくぱんの調査結果を聞いて安心した俺は総督室には戻らず、夕食までゆっくり過ごすことに決めた
せっかくなので今訓練中の部隊におにぎりでも持って行ってあげよう
夕食までの長い間、特に副総督のことを気にかけるわけでもなくそのまま時間だけが過ぎていった
コメント
5件
utくんほんとにどこ行ったんだ?? 事故とか起こらず早く帰って来ればいいけど... てかtkさんちゃんとご飯食べて欲しい()
ごめーん遅れたー!いや〜うたくんどこ行ったんだろ、、、続きが楽しみ!はるさん、うたくんのために、たくぱんさんにも聞いてて微笑ましいな!うちもそんな会話しt((殴 投稿お疲れ様です!🍵、無理しないで投稿続けてください!