注意事項
・前回参照
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【 ??? 】
おめでとうございます。
貴方は世界へやってきました。
貴方は勇者です。
この世界には、13名の悪魔がいます。
彼らは、世界を彼ら色に塗り替えようと悪巧みをしています。
貴方はそれを阻止しましょう。
貴方の選択肢は世界を変えます。
ただ、貴方は死んでもリスポーンする事が出来ます。
だからといって、簡単に死ぬのはやめましょう。
世界が変わってしまいます。
それでは、貴方は選択肢を得ます。
1.橙色 ✓
(隠しステージ.青色と紫色)
2.赤色 ✓
(隠しステージ.黒色と深緑色)
3.茶色
(隠しステージ.桃色と緑色)
4.水色
(隠しステージ.黄色と白色)
『3.茶色』
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目が覚めた。
体の痛みは無いが、あの痛みはまだ覚えている。
ええと、ここは。
書斎のような建物の中にいるようだ。
俺の何倍もある高さの本棚に囲まれている。
フヨフヨ。周りを蝶々が舞っていた。
薄い茶色でヒラヒラとした蝶々だ。
指を差し出すと、こちらに近寄ってきた。
ピリッ。
チクリとした痛みに手を引っこめる。
指先を確認すると、赤く腫れていた。
俺は咄嗟に剣を構えて、蝶々を睨む。
毒を持っている。やられた。
ヒラヒラと蝶々が1箇所に集まる。
em「初めまして。」
蝶々が集まると、次第とそれは形を作っていった。
それは口に。それは瞳に。
そして、茶色の悪魔こと、emが現れた。
身体を蝶々に変えれるらしい。
em「私の毒は凄いんですよ。段々と身体が痺れ始めます。仕留めることは出来ないんですけど。」
最後の1匹が重なると、それは完全にemの姿になった。
さっきまで蝶々だったとは思えない。
em「貴方、ciくんとtnさんのステージは経験済みですね。ほう。それでも挫けないとはね。」
隙を着いて、斬りかかってみた。
すると、体は一気に崩れて蝶々へ変わった。
パラパラパラ。
em「喋ってる最中に襲い掛かるとは。なんて非常識なんでしょう。教育がなってませんねえ。」
ザシュッ。
蝶々を1匹斬った。
すると、emはウッと唸った。
なるほど。つまりは細かくなるだけ。
蝶々を全て殺るのは時間が掛かる。
毒が回りきってもおかしくない。
だが、大丈夫。道連れとか言うやつだ。
俺は続けて蝶々を斬りかかった。
地面にパラパラと落ちていく羽。
em「はぁ、なるほど。貴方、結構強いんですね。私は生憎、これしか魔法を使えなくって。」
蝶々が再び集まり、emへとなった。
emの腕や足に切り傷があった。
俺が斬った蝶々の部分だろう。
お前は簡単らしいな。殺ってやる。
俺は息を飲んでまた斬りかかった。
やはり蝶々になってしまう。
em「この数の蝶々を仕留め切れます!?時間も来れば貴方は毒が回る!!!さあ!!!さあさあっ!!!」
書斎の中でチラリチラリと散ってしまった。
面倒くさい戦法だな。まあいい。
俺は1匹1匹、斬っていく。
本棚の中に隠れる者。壁に張り付く者。
!!
静かに探していると、そこにemがいた。
蝶々がこそりこそりと集まり、本棚の物陰で隠れていた。
ゆっくりと顔を出し辺りを見ている。
だが、俺は後ろにいるんだ。
ここで殺れば、俺の勝ち。
俺は剣を振り上げた。
そして、そのマヌケな後頭部に視線をやり…。
え?
は、ハゲてる…!?!?
パチンッ。
突然電気が消えた。
俺はかがみ、剣を構えた。
emは居なくなっているようだ。
ゆっくりと床を這いずりながら動く。
すると、ずしりと重くなった。
何かに乗られている。
zm「なぁなぁっ!!見ちゃったん!?見ちゃったんか!?」
姿が見えないが、明るい声が響いた。
他の勇者か?
それとも、他の敵?
誰だ。
そう聞くと、その声はくひひと笑った。
zm「いや〜。ほんまemさんはおもろいよなあ!!クヒヒッ!!!なあなあっ!!一緒に遊ぼーよ!!」
ゆさゆさと体の上が動く。
…この指。
爪が異様に長く、その爪が肩にちくりと当たった。
これは、悪魔の爪だ。
俺は剣を上に振った。
すると、そいつは消え、電気が着いた。
ほっと息をつき、後ろを振り返る。
zm「遊んでくれないんや。つまんないの〜。」
rb「em、そこの物陰に隠れてろ。」
緑色、zm。桃色、rb。
また隠しステージを解放してしまったようだ。
zmは手からギュルルルッと爆弾を生成した。
rbは身体をいきなり縮め、見えなくなってしまった。
剣を構えて、周りを見る。
すると、足元で動く何かが、いきなり大きくなった。
rbだ。
体の大きさを自由に変えれるのだとか。
俺の体をガッチリと固める。
毒が回ってきたのもあって、解くことご出来なかった。
そして、zmが笑顔で爆弾を投げた。
目の前にパチパチと火が飛んだ。
そして、視界は真っ白に変わった。
『GAME OVER』
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『3.茶色』
任務済み -GAME OVER-
『隠しステージ.桃色と緑色』
解放成功 -GAME OVER-
解放条件 emの後頭部(弱点)を見る
『3.茶色』
攻路方法⇢emはメンタルが無敵なので煽り文句は通用しない。蝶々を1匹1匹倒すのが1番のやり方だが、毒を投与されてしまうと、ほぼ負け確。文明的な話や、女性の話をすると稀に盛り上がって倒す隙が着きやすくなるらしい。
zmは、遊んであげると返せば味方になりrbと内ゲバをするのだとか。
その代わり、敵に回せば負け確。
rbは何を言っても普通にガチで来るから対処法は無い。
主です!!✨️
有難いことに、1.2.の視聴数が100を超えてました✨️✨️
ありがとうございます!!!
そして、前回のいいね目標数も超えたので、
おまけもどうぞ!!☟
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ドカーンッッッッ。
tn「けほッ。けほっけほっ!!」
「おい!!今俺が戦ってたんやけど!?!?」
物凄い爆発の煙を払いながら、tnはイライラとしていた。
爆発の原因、grとosはニコニコと笑っていた。
gr「はっはっは!!これで倒れたぞ!!弱いなあ!!もっと手強いと思っていたのに!!」
os「とりあえず、お菓子でも食べに行こうめう!!」
「レッツゴー!!」
osが拳を掲げ、るんるんで歩き出す。
grもるんるんと続く。
tnはその2人を冷たい目線で見ていた。
tn「俺の獲物を漁夫りやがって。」
gr「時間かかっちゃったtn氏が悪いぞ。」
os「そうやで。楽しそうやっためう。」
tn「ふざけんな。」
tnの腕を引っ張り、なんとか動かせようとする。
os「ほらぁ、お菓子奢ったるよ〜??」
gr「そうだぞ!!甘味は大切!!」
tn「いやや。」
gr「なんでだ!!」
tn「一旦タヒねや。」
gr「酷いぞ!!」
grは、お菓子が食べれることに嬉しいらしく、キャラ崩壊も大概に、るんるんとしていた。
tnの背中を押して、ようやく動き出す。
os「どうやらci達も蟹食べにいくらしいで。」
tn「utの奢りやろうなw」
os「うんw」
gr「だから、お菓子を食べよう。」
tn「俺は金持ってかないぞ。」
os「払うめう。」
tn「…しゃーない。」
ぐちぐちと言うtnをなんとか押し出す。
お菓子を食べすぎて、虫歯を作らないようにね。
コメント
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いやぁ毎度毎度要素もりもりでニッコニコですわ( ˇωˇ ) 悪魔が虫歯になってるとかシュールすぎてすきw
emさんの弱点が … w 初期人狼がイケメソ & emさんの大切にされてる感がかわいぃぃ 初期人狼の内ゲバはすごいことなりそう (?) 三強かわ ッッ … grさんにはブドウ糖を頭にぶっ刺しましょう (ut談)