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第67話 「笑顔の仮面と無口な鉄仮面」
おいしいごはんと共に、夏実と語り合った後。
鞘佳は一人、あの店に通うことになった。
最初は「好きな人が働く店」に通うことに緊張していた鞘佳だったが。
いざ通い始めてみると、色々なことがわかった。
すでにわかっていたことだが――料理が、とにかくおいしい。
注文後に丁寧に作られている料理は、メインからデザートまでどれも大満足。
何度も食べたくなるので通うには申し分ないが、チェーン店でないこともあってかお値段が少し高め。
出費をバイトに入る日数を増やしてカバーしつつ――実は問題なのはそこではない。
食事時は当然ながら店は混んでいる。
そのため、ホールの手伝いとして楓が駆り出される姿はよく見かけたが――とても話せる状態じゃなかった。
(――なら、すいている時間を狙えばいいだけの話!)
そう意気込んだ鞘佳はこの日、食事時の間に足を運んだ******************
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