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「愛してるよ」
桜舞う暖かな季節。
今日、新学期が始まった。
入学とかでは無く、新学期なので、
特に変わる事は無いだろう。
だが、少し緊張する。
教室の戸に手を重ねる。
然して、静かに戸を開けた。
かなり早い時間な為、教室に居る人は少ない。
「おはよう敦!」
糸目の少年、江戸川乱歩が云った。
「乱歩さん!おはようございます!早いですね」
「まぁね〜」
何気無い会話を交わし、鞄を机に置く。
其の時に、サァと気持ちのいい風が吹く。
然して、ある席に座る少年を見付けた。
「彼の人……」
「嗚呼、」
「太宰だね」
「太宰……」
初めて聞く名だ。
「…話し掛けてみます!」
「ああ、うん、」
「行ってきな」
足音を鳴らしながら、彼に近付く。
「あの、太宰さん、ですよね?」
「何、?」
「えっ、と、仲良くしたいなぁ〜って……」
「………」
「悪いけど、話し掛けないでくれる?」
「あ……」
「……御免なさい……」
機嫌が悪そうだ。
彼の人と関わるのは、辞めておこう。
「暗い子だよねぇ〜」
「頭は僕並みなんだけど」
「乱歩さん並み!?」
乱歩さんは学校トップの天才だ。
其れと同等なんて……
「凄い人だなぁ……」
「ふい〜!やっと昼休みだ〜!」
「ご飯、屋上で食べます?」
「食べる!」
「卵焼きもーらい!」
「わっ!ちょっ……!」
「ん〜!んまぁ〜!」
「もぉ……」
屋上で何時もの様に弁当を食べていた。
清々しい青空がとても綺麗で、よく屋上で食べいている。
時々吹く爽やかな風が気持ち善いのだ。
そんな時、屋上の扉が静かに開いた。
開いた扉の奥に見えたのは、
栗色のふわりとした髪を持つ、
太宰さんだった。
「あ……」
「っ!」
僕らに気付いた太宰さんは即座に逃げて行った。
「太宰さんっ……」
「ほっときな」
「僕らが気に入らないんだよ」
乱歩さんが云うなら……とその日は彼の事を気にしないでおく事にした。
「……馬鹿だなぁ〜、ほんと」
誰かが誰かにそう云った。
「一体貴方は何をお考えで?」
「ん〜?” 彼の子 “ の事だよ?」
「……私だって、」
こんにちは。なおです。
またまた新しい小説書いてしまいました。
ずっと前(テラノ始める前)から考えてたヤツです。
学パロ大好き。
乱歩さんがね、乱歩さんじゃないのよ。
重要なのでもう一度云います。
” 乱歩さんが乱歩さんじゃない “
はい、リピートアフタミー?
_________
はいOK。
まぁ、之から意味が分かって来ますので、
取り敢えず今は敦くん愛されと思ってて下さい。
宜しくお願いします。