テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
歴史の授業で「本能寺の変」って出てきた時、最初は「へぇ〜、明智光秀って人が信長を裏切って殺したんだ」って思ってたんだよね。
まあ、有名な事件だし、「敵は本能寺にあり!」ってセリフもカッコいいしさ。
でもさ、それだけで終わらせるには、なんか話がスムーズすぎる気がしてさ。
ほんとに光秀が一人でやったの?って疑問が湧いてきたんだよ。
で、調べてみたら出てくる出てくる、「黒幕説」ってやつ。
中でも一番「うわ〜これ怪しい!」って思ったのが、豊臣秀吉黒幕説なんだよね。
なんでかっていうと、まずタイミングが良すぎるんだ。
本能寺の変が起きたとき、秀吉は中国地方の毛利氏と戦ってたらしいんだけど、
信長が死んだって知った瞬間、すぐ戦やめて引き返してくるんだよ。
これを「中国大返し」って言うらしいんだけど、マジで信じられないくらい速かったらしい。
山陽道を突っ走って、十日くらいで京都まで戻ってきたって、ほぼ新幹線レベルじゃんって思った。
しかも、そのあとすぐに山崎の戦いで光秀を倒して、天下の主導権を取っちゃうんだよ。
これ、ちょっと都合よすぎない?
だってさ、本当に突然の出来事だったら、まず情報集めたり、兵を整えたりして時間かかるはずじゃん。
でも秀吉はもう、何かが起こるのを知ってたみたいに行動が早かったんだよね。
もしかして「信長が死ぬ」ってことを前から知ってたんじゃないかって、勘ぐりたくなるよ。
しかもさ、明智光秀って、本能寺の変のあと、なんと8日間も同じ場所にとどまってたんだよ。
それがまた変じゃない?普通、クーデター起こしたら、一気に他の敵を押さえに動かないとマズいはずなのに。
なのに、じーっとして動かない。
それって、「誰かと合流する予定があったんじゃないの?」って思っちゃうよね。
で、その「誰か」ってのが秀吉だったんじゃ?って説があるんだ。
もし、光秀が秀吉と事前に話し合ってて、「信長を討ったら、おれがすぐ帰ってくるから、それまで待ってて」みたいな約束をしてたとしたら、全部つながるんだよね。
光秀は「合流すれば天下取れる」って信じて待ってたのに、
まさかの秀吉が手のひら返して、自分を討ちに来た…って考えると、ちょっとゾッとするよね。
裏切ったのは光秀だけじゃなくて、秀吉もだよ、みたいな。
しかもそのあと、秀吉って信じられないくらいトントン拍子で出世して、天下人になっちゃう。
この流れ、光秀がただの暴走って考えるより、秀吉がシナリオ書いてたって考える方が自然な気がするんだ。
もちろん、証拠がバッチリあるわけじゃないし、歴史って基本的に「こうだったかも」で止まることが多いけどさ。
でも、こういう「もしかして…?」って妄想するの、めっちゃ面白いんだよね。
「ただの裏切り事件」だと思ってた本能寺の変が、実は天下をめぐる計画的な大事件だったかもしれないって考えると、
歴史ってただの年号の暗記じゃなくて、ミステリーみたいでワクワクする。
自分はこの説、けっこう信じてる派なんだよね。
光秀は、秀吉に踊らされた駒だっただけかもしれない。
なんか、かわいそうだけど、これが戦国時代ってやつなのかも。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!