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あっと視点
「あっとくんはそのパーティー、覚えてる?」
「何も覚えてない」
「だよね、やっぱりお母様が言ってた通りだ。」
「なんで、人魚のご当主様が…もしかして、ご当主様もそのパーティーに?」
「そう」
「じゃ、状況を見てたってことか」
「そうなるね」
まあ、子供を参加させるとしたら、だいたい親が同伴で来る。俺が何かしてたとしたら、見ていてもおかしくはない。
「そのパーティーの出来事、今から話すね」
俺は、覚悟を決めた上で、パーティーでの出来事を聞くことにした。
ちぐさ視点
「そのパーティーの出来事、今から話すね」
俺は、話すことに怯えている。だって、あっとくんが死んじゃうかもしれないんだもん。それは嫌だ。でも、話すと決めたから、話さないという選択肢はない。嘘をつくわけにもいかない。まあ、話さないといけない運命にあったし、しょうがない。
「今から言うこと、本当だからね」
俺は、あっとくんに疑われないよう、補足で言っといた。まあ、八百八比丘尼のご当主様に別に言っても構わない。だって、いたから。
「分かった」
「じゃ、話すね」
俺が5歳の頃、パーティーがあったのは、分かるね?まあ、今回の本題は、 卵焼きを食べて、あっとくんが