南の森。
そこには中国の走る姿があった。
中国は先程までロシアと行動していたが、ナチスとロシアが大きく衝突を起こした際に離脱して来たのだ。
中国はそこで、とあるものを見ることになる──
[国連サイド]
声が聞こえたんだ。
もう2度と聞くことのないと思っていたあの声が
此処に居る、
そう確信できたんだ。
「国連」
「…ッ、!」
後ろに確かな気配を感じる。
静かに振り返ると、やはりそこには彼の姿があった。
「国盟、さん、!」
「久しぶりだね。」
「ごめんなさい、僕、…」
また、戦争が起きてしまう
言葉にならない、後悔と懺悔を必死に伝える。
「いいんだよ。今からできることを全力でやればいい」
ゆっくりと頷く。
「良く聞いてて。」
「此処から少し南へ向かって。
…僕にはそれしか言えない」
「わかりました
全力を尽くします。
……ありがとうございます!」
国盟が、ゆっくりと後ろに後ずさる。
「必ず、勝機はあるから。
頑張ってね。
…そしてくれぐれも気をつけて」
「はい!…必ず勝って来ます、!」
その場から去っていく国連を、国盟は出来る限りの笑顔で見送った。
国盟の瞳から、一筋の涙が流れ落ちる
「ごめんね」
「本当に、ごめんなさい……ッ」
その場に、膝からゆっくりと崩れ落ちた
国連は南の森へと向かっていった。
ふと立ち止まる
「…何だ、」
一瞬、鼻につく匂いを感じた瞬間、しくじったと思った。
体の力が抜け視界が暗くなっていく。
(…僕、が、しっかり…しな、きゃ……)
だんだんと遠のいていく意識のなかで、自分の無能さに怯えていた。
「あーあ、」
「ないちの言う通りだったなぁ。」
「言う事全部信じたうえに、こんな簡単な罠に引っかかっちゃうなんて、!」
すると、少し遠くから足音が聞こえてきた。
「うわ、やばっ、隠れないと…」
倒れてしまった国連を背負って木に登ろうとする。
「国連さん…、軽、何食べて過ごしてんのかなぁ」
「………」
静かにやり過ごせたら、とは思っていたものの、やはり気づかれないはずが無かった。
パラオが相手の正体を認識するのと同時に目が合う。
「ッ…」
「流石、中国さん」
「はぁ…お前アルか、パラオ」
中国はパラオの居る方へと歩んでくる。
そして中国は、パラオの横にあったその姿を目にした。
「ッ、国連…!?」
「………どういう事アル」
中国は予想外の事態に焦りの表情を見せている。
(国連…、気絶してる?……だとしたらまずいアルね)
中国が国連を奪い返そうとしている事はパラオにも分かった。
パラオはそっと懐からナイフを取り出す。そして、中国に向かって言った。
「…大人しく、降伏して。
…さもなくば国連さんを傷つける。」
戦闘や駆け引きに慣れておらず、震える声でたどたどしく話すパラオの姿はとても痛々しく見ていて辛い。
「お前がそんな事する所は初めてめて見たアル…。
パラオだとしても、容赦はしないアル」
「……こちらこそ、…全力でやるから。」
ここまでで切リます
あーー尊い尊い尊い尊い我が推しが活躍しまくってるーーーうわぁぁぁあイケメンすぎる
今回はいつもの1.5倍以上書いた
重要回でしたな、めっちゃ気に入ってます。
誰か!!!♡連打してくれん!?!?
強欲ですね。でも是非ともお願いしたい
毎日投稿7日目でした
またねー
コメント
28件
え!!!Σ(゚ロ゚!(゚ペ?)???ハートどうなってんの!バグ!?やば
推しのためハートをいっぱい押さねば
少ないですけど5000回押しときますね