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おひさの山本さんだァ!
おひさしーーーい!! 私は最近箱推しやめて🦍🍆🐷推しになりました。 ☃️くん昔推してたから実質推しと推しのてぇてぇ
※学パロ
※ドズル社メンバーは動画配信部的なのに所属している──みたいなふんわり設定
※二年生 おんおらめん (おんおらは同じクラス)
※三年生 ぼんさん
※教師 ドズさん
※おらふくん目線
本編の前に。
投稿が大変遅くなった&バレンタインじゃないのにバレンタインの話投稿大変申し訳ありません。
とりあえずバレンタインの話投稿させてください。
近々ホワイトデーの話と謝罪投稿します。
とっても文章を書くのが下手になっているのを感じました。なのでいろいろ多めに見て下さい。
てことで1ヶ月遅れのバレンタイン、どうぞ。
2月14日。所謂バレンタインデーと呼ばれる日。
はっきり言って恋人なんていない自分には縁のない行事だ。
そしてこの許されざる恋心をひた隠しにしている自分にはなおさら関係がない。
「よしっ!できた!みんなに渡すお菓子!」
今年からはこの学校に通っている。
そしてある部活に入った。
これはそのメンバーに渡すお菓子、まあ一応バレンタインなのでチョコクッキーだ。まあ、所謂友チョコ的な。
朝。かなり早い時間だしだれもいないと思っていたのだけど、ドアを開けると窓辺に立つおんりーと目があった。
「あ、おはよ、おらふくん。」
「おはよ!おんりー。」
「ってことで、はい。一応、バレンタインデーだから。」
と、鞄からかわいらしくラッピングされたものを出された。
「え!おんりーも用意しとったん?」
「あれ、おらふくんも?」
「そう!え、もしかしてこれ手作り?」
取り出してみるとプリンのような器に入ったティラミス?のようなものだった。
「そう。まあ、素人が作ったやつだからあんま期待せんでね。」
「いやいや、見た目とこめっちゃおいしそうやし期待するよ!」
「そう?ふふ…あ、でもあれね?ティラミスって変な意味あるけどそれは関係ないからね。」
「意味?」
「いや、なんかバレンタインに渡すお菓子って種類によって意味があるらしいんよね。まあ、作った後に知ったからなんも意識してないけど。」
「そおなんやぁ。僕クッキーなんやけど、なんか意味あるんかな。」
そう言いながら作ったクッキーを渡す。
「え、めっちゃおいしそうじゃん。ありがとう。」
「いやー、レシピ見ながらやったんやけど結構失敗したんよね…」
「大丈夫、上手にできてるよ。」
「そう?ありがとう、おんりー。」
「あとmenとドズルさんとぼんさんに渡したいんだけど…」
「靴はあったけど…men教室来るの遅いからなぁ」
「いつも技術室とかPCルームとかにいるよね。」
「部活のときでもいいけど…ま、暇だし探しにいく?」
「そやね、行こっか。」
コンコンコン
「失礼しまーす….men、おる?」
「….いない?」
「うん。あ、ワンチャン教官室の方かも。ほら、ドズルさんたまにいるし。」
「確かに、行ってみよ。」
「あれ、おんりーどうしたの?何か用事?」
「あ、ドズルさん。」
「ドズさーん、men知りません?」
「あれ、おらふくんも。menならさっきPCルームで見たけど。」
「そっちだったか….」
「どうしたの?あれだったら放送で呼ぼうか?」
「あ、いやそんな大層な用事じゃなくて…」
「ドズさん、今日なんの日か分かるでしょ?」
「今日?ああ、バレンタインデーね。もしかしてチョコ持ってきたの?」
「はい!」
「あ、おらふく…」
「校則でお菓子の持ち込みは禁止だよ?」
「大丈夫ですよ!バレなきゃいいんで!」
「誰に?」
「そりゃあもちろん先生達に、って…あ。」
「僕も先生だけどね?」
「うわぁ!しまった!」
「もう…一応校則は守らないとでしょ?はい、これは放課後まで没収でーす。」
「うわぁん!」
「ほら、おんりーもあるでしょ?」
「えっ….あ、いや…」
「鞄から袋みえてるよ。」
「えっ!」
「ほらやっぱり持ってた。」
「あっ…」
「校則は校則だからね。守ってもらわないと、ね?」
「ちぇー…せっかくみんなに渡そうと思ってつくったのに…」
「まあまあ、放課後には返してあげるから。部活の時ならいいよ、渡しても。」
「ほんとですか!やったあ!」
「ま、顧問は僕だしね。」
「わあい!ありがとうございますドズさん!あ、もちろんドズさんのやつもありますからね!」
「そうなの?まあ放課後に受けとるからね。」
「はーい!」
「よし!部活行こ!」
「うん。ドズさん冷蔵庫入れてくれてるかな…」
「こんにちはー!」
「あ、おんおら来た。ごめんね?朝会えなくて。」
「そうやぞmen!探したんやからな!」
「まあmenもいろいろ忙しいんでしょ?ほら二人とも、お菓子返すよ。」
「ありがとうございます!てことではいmen、クッキーあげる!」
「お、うまそうじゃーん。」
「あ、ドズさんちゃんと保冷剤入れといてくれたんですね。ありがとうございます。」
「まあいくら寒いっていっても職員室はストーブついてるからねー。常温はまずいと思ってひとまず入れておいたよ。大丈夫そう?」
「はい。大丈夫そうですね。てことでmen、あげる。」
「え!すげぇこれおんりーちゃんが作ったの!?」
「ま、まあ。ゆーても素人が作ったやつだから期待はあんませんとってよ。」
「いやいやすげぇなこれ。女子力たけー」
「…なんかそれ素直に喜べねぇな。」
「あ、ドズさんもクッキーどうぞ!」
「ありがと。次から校則はせめて見えるとこでは守ってね。」
「はーい!」
「ドズさん、これもどうぞ。」
「うん、ありがとね。」
「ええー俺なんも用意してないっすよ?」
「ええよ別に。僕が作りたくて作ったんやし。」
「俺もそうだから。」
「てか、ぼんさんはまだおらんのんですか?」
「いや?」
「さっきからそこにいるけど。」
と、二人が指差す先を見れば机に突っ伏して寝るぼんさんの姿がある。
「うわぁ!ほんまやびっくりした!」
「来るなりそこで寝ちゃったんだよね。」
「まあ昨日遅くまでゲームしてましたからねー」
「…なんでmenはそれを知ってるのかな?」
「ん?」
「いや、ん?じゃなくて….」
「まあまあまあまあ!細かいことはええんや!」
「絶対一緒にやってたんだろ…」
「まあそうとも言うけどね?」
「やっぱり…menも眠いんじゃないの?昨日何時に寝たの?」
「んー….まあ時計は見てないけど…だいたい3時くらいじゃない?」
「はぁ…」
「にしてもぼんさんよお寝てますね。こんなに騒がしいのに。」
「ね。そんなに眠かったのかな。」
「いやまぁ…ぼんさんは俺より寝てないですし、生活習慣やばいですからね。」
「だろうなー…」
「しばらく寝かしてあげようか。」
「ですね。自分今日ちょっと用事があるんでティラミスここ置いときますね。」
「うん。たぶん僕が鍵閉めると思うから、起きたら伝えとくよ。」
「はい、ありがとうございます。」
「気をつけて帰ってねー」
「はい、さよなら。」
「さよならー」
「俺も今日はゲームのアプデ要素やりたいんで、帰りますね。」
「men?ゲームはほどほどにね?」
「わぁーかってますって!じゃ!さよなら!」
「はい、さよならー。絶対分かってないなぁあれ。」
「ですねー。」
「おらふくんはまだ帰らないの?」
「あ、僕まだ編集終わってないとこがあるんでそれをやろうかと思って。」
「そっか。あ、ちょっと僕会議行ってくるから。ぼんさんが起きたらよろしくね。」
「はぁい。いってらっしゃい。」
「うん、いってきまーす。」
「…みんないなくなってしもた。」
とはいえ、この状況を望んでいた。
朝、おんりーからお菓子の意味について聞いたあとすぐに調べた。
時間があんまりなかったから軽くだけど
マシュマロは、あなたが嫌い
飴は、あなたが好き
クッキーは、あなたは友達
って意味なことは分かった。
まあそれなら渡すものは一択。
幸い、僕はいつも飴を持ってきていたからわざわざ家に帰る必要はなかった。
そしてぼんさんは寝ている。
チャンスだ。
「….味、は…まあこれでええか。」
抹茶味の飴を選ぶ。
レモンとかりんごとか味でも意味は違うらしいがさすがにそこまで考えるとキリがない。
ので、あえて特に味に意味のつけられていなさそうな抹茶味。
前にぼんさんに抹茶味のお菓子を食べられるか聞いておいてよかった。
こっそり後ろに回ってぼんさんの着ているパーカーのフードに入れようとした、ら。
「…なぁにやってんのぉ。」
薄く開けられた目がこちらを捉えている。まあ、寝起きであまり見えて無さそうだが。
「…っぼんさん、起きてたんですか。」
「いやぁー?いま….んーっ….起きたの。」
からだを起こし、腕を上に伸ばしながら答える。
「そ、うですか!あ、そのティラミスとクッキーおんりーと僕からバレンタインです!」
「ああ、そっか今日か。手作り?すごいねぇ。ありがと。」
「えへへ…」
「で、」
フードの中に手を突っ込んで少し目を細めてこちらを見る。
「これはなぁに?」
出した手にはさっきの飴。
「そ、れは、飴…ですね?」
「飴だねぇ。」
「そ、それがどしたんです?」
「べーつに。おらふくんがまたいたずらしてんなーって。」
「ば、ばれないと思ったんですけどねー?」
「ふふ、なんでバレないと思ったのよw」
「や、完全に寝ちゃってるとおもってたんで。」
「気配感じて起きちゃった。よく寝たぁ….んー….」
「じゃ、そろそろドズさんも帰ってくると思うんで、僕帰りますね。」
「んー…じゃあ、もーちょい寝る…」
「はぁい。おやすみなさい。」
「ん…おやすみぃ…」
また組んだ腕に頭をのせて寝はじめる。
本当の意味に気付かなくてよかった、ような。
気付いてほしかったような。
ぐちゃぐちゃだ。
でも、寝てる間にこっそり渡そうとしてる時点で気付かれたくなかったのかもしれない。
わかんないや。
「あ、そうだおらふくん。」
「ん?なんですか?」
「ホワイトデー楽しみにしててね。」