rd「 ぺいんと、俺の事好き? 」
らっだぁが一日に一回は言うセリフだ
その度に
pn「 きらい。 」
と返事をすれば
rd「 そっか。 」
とだけ返ってくる
俺達は何年も付き合っている
俺は毎回”嫌い”と言っているが、本当は大好きすぎて困るくらいだ
”素直に気持ちを伝えられたら、らっだぁも喜んでくれるのだろうか。”と毎日感じている
pn「 ……ね、らっだぁ。 」
rd「 んー? 」
pn「 ………やっぱ何もないわ。 」
rd「 はあー??? 」
”教えろゞ”、と騒ぐらっだぁを無視してソファーから立ち上がる
pn「 編集してくるから、部屋入ってくんなよ! 」
rd「 ………はいゞ、” 」
不貞腐てた様に顔を歪めるらっだぁ
そんな顔を見て、思わず”可愛いな”と思う
………まあ、俺が下なんだけど。
そんな事を思いつつ、自分の部屋へと足を運ぶ___
自室の扉を閉め、しっかりと閉まったことを確認する
この部屋は快適だが、唯一の欠点は扉に鍵がついていない事
らっだぁがいつでもお構いなしに入ってくるから、正直言って鍵は欲しい
一度だけ、扉に取り付ければロックできる商品を買おうとしたが
らっだぁにバレて、結局買えないままに終わってしまった
pn「 ………はあ”、 」
ぼふっ、とベッドに自分を預ける
らっだぁには”編集がある”と言って部屋に戻ったが、実際今日の分は既に終わっている
編集をしていると言ったら、らっだぁは部屋に入って来ない
俺がやりたい事をやるにはピッタリな嘘だ
………俺がやりたい事
それは、素直になる練習
馬鹿みたいだけど、俺には必要すぎる
らっだぁに喜んでもらいたいし
追加で褒めてくんねぇかな~、とか思っちゃったり…?
いや、素直になって褒められる訳無いけどな
けど、せめて喜んではもらいたい
pn「 ………らっだぁ、” 」
今俺の目の前にはらっだぁが居る。そして俺にいつものセリフを言ってきた。
そう自分の脳内へ刷り込ませる
pn「 っッだ、ぃ”……だっッ”……ぅ”ぁ~~~…!! 」
”だいすき”。この四文字すら言えない自分に腹が立ってくる
ゆっくりと深呼吸をして、気持ちを落ち着かせ、気を取り直す
pn「 ………らっだぁ。 」
pn「 だいしゅっッ”……だいすき、だよ……!!” 」
詰まりながらもやっと言えた自分の気持ち
だが、やっぱり恥ずかしくて枕に顔を埋める
pn「 ………言える気しない………”。 」
素直になる練習を始めてから数日が経つ
自室だったら大分言えるようになってきた
が、重要な本人の前ではまだ一度も言えたことがない
何のための練習なんだろうか、と日々反省している
rd「 ぺーんちゃん。 」
ソファーでスマホを触っていると、らっだぁに後ろから抱きしめられる
急なことにびっくりして、スマホを落としてしまう
rd「 ビビりすぎ…笑笑 」
そんな俺の様子を見てくすゞと笑うらっだぁ
pn「 さいあく………。 」
顔がくっそ熱い
多分めっちゃ赤くなってると思う
rd「 ぺいんと、俺の事好き? 」
pn「 ………”ッッッさ、さっきも言ったろって…。 」
pn「 嫌いだっつーの………。 」
rd「 そっか。 」
言葉が詰まって、結局言えなかった
またお預けだ
それと、素直になる練習を始めてから
らっだぁがこのセリフを言ってくることが多くなった
前は一日に一回程度だったのに、今じゃ必ず三回は言ってくる
せっかくのチャンスなのに、全て言葉が詰まってしまって”嫌い”と返してしまう
何のために練習してんだ俺は………
rd「 ………ほんとに嫌い? 」
pn「 ………ぇ”、__ 」
いつも”そっか。”終わっていたのに
再確認してくるのは初めての事で、固まってしまう
rd「 答えて。 」
夜の時の様な瞳で見つめられて、思わず息を呑む
今だよ
言うんだ、俺
pn「 っっッ”………ぇ、と……。 」
pn「 ……………”。 」
なんで、声が出ないんだよ
”だいすき”って、たったの四文字言うだけじゃん
練習では、言えたじゃん………!!!
rd「 ………ごめん、やっぱ忘れて。 」
無言で固まる俺を見て、らっだぁは優しく微笑む
俺から離れて、リビングから出て行ってしまった
pn「 …………。” 」
おれ、もう飽きられちゃった?
俺に興味なくなっちゃったのかな
pn「 …………っッぅ”、 」
あそこで”だいすき”って言えていたら
そう思うと胸が苦しくなる
pn「 …………らだ、らだぁ”、っ…。 」
ソファーにうずくまって、らっだぁの名前を呼ぶ
pn「 おれっッ”、やだよぉっ………ぅ”ぁ、 」
涙が止まらない
明日には別れ話とかされちゃうのかな
………最後くらい、自分の気持ち伝えよう
らっだぁが俺に飽きてしまっていても構わない
後悔のないように、伝えよう
らっだぁの部屋の扉を軽くノックする
rd「 はーい? 」
中かららっだぁの声がする
俺の、大好きな人の声
ごしゞと涙を拭いて、震える手で扉を開く
ゲーミングチェアに座ったらっだぁが、驚いたように俺を見つめていた
rd「 ぺんちゃん……? 」
pn「 ………らだぁ、 」
らっだぁは心配そうな声色で俺の様子を伺ってくる
大丈夫、俺なら言える
pn「 らだにさっッ”、言われて毎回”嫌い”って言ってて……”。 」
pn「 さっき聞かれた時も”嫌い”って言ったり、固まっちゃってさ…”、 」
pn「 もう、おれに飽きちゃった……よね”っ、 」
pn「 おれにきょうみ”っッ……なくなっちゃ”ッ、たよね……笑 」
言っているうちにぽろゞと涙が溢れてくる
らっだぁは黙って俺の話に耳を傾けていた
pn「 っッけどね”、ほんとはさっ”…… 」
pn「 おれっッ”、らっだぁのこと………ッぅ、” 」
pn「 だいすき、”ってか………だいすきすぎてッッ”、こまるくらいっッ……”、 」
言えた
言えたんだ
俺、ちゃんと言えたよ
そう安心したら、涙が更に溢れ出てくる
もう後悔しない
これで、別れたっていいよ。らっだぁ
rd「 ………ぺいんと。 」
pn「 っッ___”? 」
らっだぁから名前を呼ばれたかと顔を上げれば、温かく抱きしめられた
なんで
俺に飽きたんじゃないの?
最後に優しくして別れようってこと?
pn「 ッッやめて”、ょ………きたいしちゃぅ”じゃん……… 」
そんな事を言うと、すり、と優しく頭を撫でられる
rd「 ………やっと、やっと言ってくれた。 」
rd「 ずっと待ってた、ぺいんとの口から、”大好き”って言葉が聞けるの。 」
rd「 飽きるわけない、興味なくなったわけない。 」
rd「 ぺいんとのこと、ずっと愛してる。離したくない。 」
ずらゞとそんな言葉を述べられて、俺にまだ飽きてないことを理解して
別れなくて済む、それだけで笑みが溢れる
rd「 ごめん、ごめんね。勘違いさせた。 」
rd「 俺もぺいんとのこと、大好き。愛してる。 」
rd「 伝えてくれたの、すっごい嬉しい。 」
pn「 おれもっッ”、らだぁのこと……あいしてる、 」
ふにゃ、とらっだぁに微笑む
さっきまで苦しかった胸が、一気に楽になった
rd「 ………ぺいんとが一人でずっと練習してたの見てた。 」
pn「 …………はっ、”……?? 」
rd「 だから一日三回にして、チャンス増やしてあげた。 」
pn「 っッな”、なんっ…………”! 」
見られていた事実を知って涙が引っ込む
恥ずかしすぎる、最悪だ
らっだぁの腕から逃げようと、抵抗を始める
が、家から出ない俺がジム通いのらっだぁに勝てるわけもない
らっだぁは俺をベッドに押し倒してくる
嫌な予感がする
pn「 ……あの”、らっだぁサン………? 」
rd「 んー?笑 」
pn「 な、なにを…………。 」
目を細めて俺を見るらっだぁ
にぃっ、と口角を上げ、顔と顔を近付けてくる
rd「 仲直りえっち、するよね♡” 」
そのらっだぁの一言で、俺は全てを悟った
pn「 はッッ”♡♡んぎゅっっ♡♡♡もっ”、むりぃ”ぃ”♡♡♡ 」
rd「 ふーっッ”、♡ぺいんとならまだイけるって、♡ 」
らっだぁに犯され始めて、何時間経ったのか分からない
いや、もしかしたらまだ一時間も経ってないのかもしれない
rd「 ぺいんとっッ”、♡もう一回”大好き”って言って…?♡ 」
pn「 だれがっっ”、♡♡いうかよッ”…!!ばーかっッ”、♡♡♡ 」
べーっ、と舌を出して生意気な態度を取る
それが気に障ったのか興奮したのかは知らないけど、動きが先程よりも激しくなってしまった
俺は舌を出したまま、情けない声で啼いてしまう
pn「 ごめぇっッ”!!?♡♡♡ひゅぁ”っ♡♡ごぇらさっッ♡♡♡あひっ”♡♡ 」
rd「 ほらっッ”、”大好き”って…♡♡俺の事好きすぎて困るくらいだもんね…?♡” 」
ごつゞと奥を突かれて、無意識のうちに腰を振ってしまう
そのせいで快楽が増して、何度目か分からない絶頂に達してしまう
pn「 ぁふッッ”♡♡やぇ”っっ、♡お”♡♡♡ん”はっッ〜~ー〜”〜♡♡♡ 」
rd「 きもちーねぇ”ッ……♡自分でも腰振っちゃってるもんね”♡ 」
pn「 らぁっッ”♡♡らだっッッ♡♡”♡ひっッ”、ぅ♡♡ 」
rd「 なあにっッ、ぺんちゃん”…♡♡ 」
pn「 らっだ♡♡すきっッ”、♡♡だいしゅきっッ”♡♡♡あいしてぅ”っ♡♡ 」
rd「 っッかわいすぎ、♡”♡♡ 」
言葉が詰まることなく、すらゞと自分の言葉を伝えることが出来た
rd「 俺も大好き”っ……愛してるよ、ぺいんとっ”♡♡ 」
餌を捕食する猛獣のように鋭い目付きのらっだぁを見て、中がきゅんゞと疼く
始めた時よりもらっだぁの息が荒くなっていて、しっかり感じてくれているのだな、と嬉しくなる
pn「 ねっッ”♡♡ちゅ”ッ、したぃ”ッっ♡♡らぁ”……すきッっ、♡♡♡ 」
rd「 ん”、いーよ…♡♡ぺいんと、口開けて…?”♡♡ 」
らっだぁの指示に大人しく従って、だらしなく口を開ける
らっだぁの舌が入ってきて、優しく、甘いキスをしてくれる
俺もちょっとは出来るかな、と自分からも舌を絡めてみる
pn「 はっッ”、♡♡んん “っっ、ぅ”♡♡♡はふッ”…♡♡ 」
rd「 ん”……っ、♡ふー”っッ、はっ……♡♡ 」
その瞬間もらっだぁは腰を止めずに、俺の弱い所を的確に突いてくる
pn「 ぷはっ”っ♡♡らだっッ”、ん”ぁっ♡♡♡お”……く”、♡♡ 」
rd「 奥がどーしたの、ぺんちゃん…”♡ 」
分かってるくせに、とらっだぁを睨む
らっだぁはにやゞしながら俺を見下してくる
pn「 っッおぐ、♡♡もっと、”ぁ……♡♡らだのッッ、ほし……♡♡♡ 」
rd「 っッお前ホント煽り上手だな”、♡♡ 」
奥をこじ開けられる感覚で、頭が真っ白になってゆく
その時、”ぐぽっ”という音とともに、最大限の快楽が俺を襲ってくる
pn「 お”っッ〜~~ーー”、♡♡♡♡ぁ”へっッ”♡♡ぅ………?”♡♡ 」
rd「 かわい………”♡ぺいんと、大好きだよ。”♡♡ 」
強すぎる快楽のせいで、声にもならない声を出しながら、盛大にイってしまう
ぐて、とする俺など気にせず、らっだぁは腰の動きを速める
pn「 はっッ”♡♡はッッ、はへっッ”♡♡♡いっらッ”、いッたばっかっ”♡♡♡ 」
rd「 ごめん”…♡もうちょい付き合ってッ”……♡♡ 」
絶え間なく続く快楽を少しでも逃がしたくて、ベッドシーツをぎゅっ、と掴む
が、らっだぁが直ぐにシーツを掴む俺の手を取り、そのまま恋人繋ぎをされてしまった
rd「 ぺいんと、”愛してる……♡一生離してやんないから……♡” 」
いつもと違う、低めの声に身体がぞくゞと興奮してしまう
きゅう、と中が締まると、らっだぁの顔が歪む
rd「 締め付けえぐい……”♡興奮してんの、?”♡♡ 」
pn「 ッッぅん”♡♡らぁ”♡♡だいすきっッ、ん”♡♡♡はっッ”♡♡ぉ”♡♡♡ 」
rd「 可愛すぎ……♡♡ぺいんと、出してい……?”♡♡ 」
こくゞと頷くと、らっだぁは嬉しそうに口角を上げる
rd「 ふーッッ”、♡ん”ぃッっ…………♡♡♡ 」
どろっ、とした生暖かい感覚のせいで、また達してしまう
らっだぁが自身を引き抜けば、中が途端に寂しくなる
息を整えていると、らっだぁが優しく上に覆い被さってくる
そして、俺の頭を撫でながら言う
rd「 ぺいんと、俺の事好き? 」
pn「 らだぁ、”だいすき……あいしてる………。 」
rd「 んふふ…笑”。俺も愛してるよ、ぺいんと。 」
何度か甘いキスをした後、二人して眠りについた
後日、ちゃんとらっだぁには面と向かって愛を伝えた
昼間っからぶちゞに犯されたのは言うまでもないだろう
まあ結局は素直になれたし、気持ち良かったから良いかな……?
らっだぁには絶対言ってやんねぇけど
【 素 直 に な り た い 】
リクエスト募集しております😊👍
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コメント
10件
好きすぎて1000いいねにしちゃいました👍素直じゃないpnちゃん可愛すぎですね💕︎🤦♀️
中々 言えずに 1人で 練習 してる の が くそかわ でした … 🫶💞💞 ほんとに おみそしる 彡 の 書 ( 描 ) く もの 全部 好き 過ぎ て 尊敬 してます 🫂🤌💖💖
相変わらず小説を書くのが上手すぎますぅ 、😭💗 素直じゃないpnちゃん可愛すぎて口角飛んでっちゃいました (?) 🥹🎀 次回も楽しみにしております😌🫶🏻💞