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銀河「…っ!………お、お前ら…!」
ママ「まぁ…この子達は?」
勇者「雲の上にいたの!?」
銀河「あぁ、こいつらもケンが自分の雲の国に連れてきた奴らだな…ダーネックスと同じで、家族から見捨てられた奴だったりいじめられたりして心に傷を負っている奴ばかりだ…そう言うやつを集めて怖いものがない、嫌な奴もいない…そんな世界を作ろうとしてたんだ」
小さな友達1「!銀河!ケンがね銀河と一緒にいろって言ってたよ」
小さな友達2「銀河!遊ぼうよ」
小さな友達3「今日は虹の川で遊ぶんだ、虹色の体になっちゃいそうだね、でも僕はそんなの気にしないよ?」
小さな友達4「星の花…銀河にプレゼントするために取ってたんだけど…下に行くときに落としちゃったみたいなの」
銀河「あ、あとで遊んでやるからそんなに慌てるな…お前はよじ登ろうとするんじゃない!抱っこするから…あ!蝶を追って走って行くな!………人間、少し待ってろ俺は追いかけないといけなくなった」
ママ「まぁ…ケンにもお友達がたくさんいたのね…なんだか私まで嬉しいわ」
勇者「あ…風が…」
タイ「風が消えた!」
レイン「一体なぜ…ケンはまだ魔力が残っているはずですよ?それなのに風が止むなんてことがあるはず…」
銀河「こいつらを地上に送ったからじゃないか?」
勇者「銀河!さっきの子達は?」
銀河「ピンに預けてある、ケンの命令だと言っておいたから命懸けで守るだろうさ」
勇者「よかった…で、さっき言ってた地上に送ったからってどう言うことなの?」
銀河「ケンは雲の上で戦う事を決めた、当たり前だな、あそこはケンの力が最大まで引き出せる場所だ、そしてそこで戦うとすればあいつらにも危害が及ぶ…そう考えたからあいつらと俺達を下に送った、あいつは戦う気満々だぞ」
勇者「………」
レイン「あれは…?」
銀河「…!まずい…!ケンが本気になった!おい人間!今すぐ決めろ!国王を差し出すか、それかお前が止めに行くかだ!時間がないぞ!急がないとここら一体が消し飛ぶ!」
レイン「こうなったら我々もケンを倒すのに協力します…!結晶を食べたからと言って攻撃が効かないわけではありません!あくまで死なないだけです!」
国王「いいや、私がいく!自分の失態は自分でなんとかするよ」
レイン「国王はここにいてください!貴方がいなくなればこの国が…!」
勇者「いやだ!!!僕は誰にも怪我してほしくない!僕はみんなのことを助ける!だって…みんな…僕の大切な友達だから!!!」
銀河「人間…お前の手に…」
勇者「わぁ…何か出てきたよ…これは?」
レイン「それはLOVE、あなたのみんなを守りたい強い心に反応して出てきたようですね…そしてそれはとても砕けにくい」
勇者「これは何になるんだろ?」
レイン「それは…確か胸に当ててみたら何か起こると聞きました、試してみては?」
勇者「こう…かな?………!これは翼?みて銀河!僕にも羽が生えたよ!銀河とお揃い♪」
銀河「あぁ…そうだな、でもそれって…」
ゴゴゴゴゴゴ
銀河「…っ!?話してる場合じゃない!人間!俺の背中に乗れ!」
勇者「え…でも君の背中には大事な人しか…」
銀河「いいから乗れ!!」
勇者「う、うん!ありがとう!」
銀河「おい人間…本当にケンを助けるんだな?」
勇者「うん!」
銀河「頼む…あいつは…俺の大事なやつなんだ…頼むあいつを助けてやってくれ…!あいつの計画は俺も知ってる、俺が言ったことがきっかけだったんだ」
勇者「大丈夫…!計画ってなんだったの?」
銀河「それはな…俺がケンと出会った時の事なんだ…そうだな、少し時間もあるし話してやるよ」