キーンコーンカーンコーン、
ガラッ、
先生「…はい、静かに〜、」
先生「今日から、転校生が来る。」
ざわざわッ、
先生「入って〜、」
雨「……っ、!?」
先生「自己紹介。」
入ってきた、二人は私にとって、とても見覚えがあった。
その二人は見向きもせず、口を開く。
渡「……渡辺翔太。」
先生「好きな食べ物とか、趣味とかッ、」
渡「……あ“? 」
先生「ひッ、」
深「深澤辰哉で〜す、好きな食べ物はなし。趣味は、女の子を堕とすことです、わら」
ざわざわッ、
「ぐれてね?」
「でも、二人ともめっちゃかっこいい〜、!」
「でも怖い〜、笑」
先生「席どこがいい、ですか、」
先生、敬語になっちゃってる、?
二人が顔を上げ、ぱちッ、と目が合う。
渡「っ、!?」
深「っ、!」
渡「俺、あそこッ、あそこッ、!」
深「俺は、あそこ、あのとこでッ、」
先生「え?あ、はい、えっと、席変わってくれるかな、?」
生徒「えぇ、まぁ、いいっすけど、」
ピアスをガンガンにつけて、それでも美形な二人。
歩くと絵になる。
深「……蘇世、やほ、わら」
綺麗な指で、手を振る。
渡「……蘇世、……久しぶり、」
雨「……たつ、しょうた、……久しぶり、」
転校してきたのは、幼馴染だった。
キーンコーンカーンコーン、
生徒「翔太くんッ、‼️ なんでピアスつけてんの、?痛くないの?」
渡「……あ”? つるむ気ねぇし。黙れ。」
生徒「……深澤くん〜、こわいよぉ、」
深「うん、そうだね。」
生徒「え?女の子を堕とすのが趣味って、」
深「……そんなこと言ってないけど?わら 」
生徒「え…」
深「俺も、つるむ気ない。ごめんね?」
なんで、こんなに変わっちゃったんだろう。
あの頃は、あんなに可愛かったのに……
雨「たつ、‼️ 泥団子つくろ〜!」
深「いーよ‼️わら」
渡「むぅ、俺もぉ、」
雨「もちろん、しょうたも、つくろ‼️」
楽し、かったなぁ、
今では、ひとりぼっちで、いじめられてるけどね、笑
「……蘇世、?」
雨「 びくッ、」
渡「あのッ、ごめッ、」
キーンコーンカーンコーン、
渡「……ちッ、タイミング悪。」
しょうたは舌打ちしてたけど、こっちはタイミング良かった……
それから休み時間の度にトイレに逃げ、昼休み。
昼休みは、いじめっ子がトイレにたむろするから、入れない。
……屋上行くかぁ、
雨「……ぷはぁ、」
息苦しさから逃れ、思いっきり、深呼吸をする。
お弁当……
雨「ふふッ、笑 今日は一段とひどいなぁ、」
転校生の隣になったからか、ぐっちゃぐちゃになっている。
雨「……ふふッ、笑 」
目が濡れているのは、気のせい。気のせい。
卵焼きも、崩れちゃってる。
今日の朝、頑張って作ったのに、なぁ、笑
……でも、美味しい。
渡「……なぁ、呼んでんだけど。」
雨「ひッ、」
深「なんでそんな怖がるの? ……“蘇世”。」
雨「なんで来たの?もう、話したくない、って、!」
渡「それはッ、」
____
「もう、一緒にはいられないの。」
雨「なんで、?」
「俺らにはどうすることもできないんだよね。」
雨「っ、!」
雨「でもッ、おかしいよ、いきなりッ、」
「しょうがないの。」
雨「やだよッ、たつは?しょうたはッ、?」
「……お前のこと、嫌いなんだよッ、!」
雨「っ、。」
「……またね、蘇世。」
ポツポツ、
私の下に水溜りができていたのは、雨のせいか、涙のせいか。
心に深い傷を負ったのは、間違えなかった。
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コメント
7件
続きめっちゃ楽しみ~! しょっぴー怖いなw
これからどうなるんだろ〜?? 続き楽しみ〜♪(* >ω<)