『ん…んん、』
優しい陽の光が、僕を照らす。
『普お坊ちゃま!おはようございます!』
『おはよう、ルディ。』
ルディは、僕の執事。本名は、夏井 瑠偉(なつい るい)って言うんだ。
『朝食のご準備はできておりますよ!輝様は、体調を崩されたそうですのでご欠席でございます。』
(………輝くんが休み?大丈夫かな、朝食をとったらお見舞いに行ってあげよう。)
『…わかった!もう朝食とるね。』
『かしこまりました。料理長に言っておきます、では、失礼致しますね』
ガチャ ルディが出ていった。
『………いくか。』
スッ スリッパを履く。
『朝食なんだろ…』
コツコツコツコツ
『普お坊ちゃま!おはようございます。』
『おはよう!』
『あら、もうお目覚めですか?いつも11時ほどにいらっしゃるのに!うふふ』
『もう!よけーなお世話!!!』
こうやって毎朝僕が起きるのを待ってくれる人がいる。
それだけでぼくは幸せだった。
なのに、愛おしい伴侶も出来てぼくは世界一幸せなんだ!
『さて、朝食は、フランスパンと、野菜のコンソメスープ、牛乳ですよ。普様のご指示で、軽めのお食事に致しました!』
『ありがとう!いただきます!』
『お粗末様でした!』
『あ、普お坊ちゃま、輝様に朝食を届けにいらして見てはいかがですか?』
『それいいかも!持って行ってみるね!』
『でも、輝様からの伝言ですが、部屋には近ずくなと仰っておりましたゆえ、行かない方がいいと思いますが……』
『輝くんのことだから、朝食くらいなら大丈夫だと思うよ?輝くんって風邪の時誰かいないと落ち着かない性格だし』
『普お坊ちゃまがそうおっしゃるなら………』
『行ってくるね!』
『行ってらっしゃいませ』
コツコツコツコツコツコツ
上に登る。
[輝の部屋]
ガチャ
『輝くん、大丈夫?朝食もってきt…………』
え…………?
だ………誰??
【あとがき】
はじめまして、こんにちわ!七星レイです。 新連載『僕の好きな君と君の嫌いな僕』をよろしくお願いいたします!
凄く新鮮で楽しく書くことが出来ました!
それでは、時間のようです。おつれい~!
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