⚠︎ナチソビ 片思い
ドロドロ系
ナチス 卍
ソ連 ☭
☭ 「俺はまだ好きなのに…」
***
ナチが来ると、曇りきった俺の心は晴天の空のようになる。
冷たいはずの心が、一瞬だけ暖かくなるように思ってしまう。
ナチが、俺の救い。
だから、依存してしまっている。
だけど、何するもやる気がなく、机の上には沢山の書類が散らかってるいる。
ぽんっと肩に手を置かれる。
卍 「また、仕事サボってぼんやりしてんのか」
そう言って、ナチが微笑みかけてくれる。
まるで、大切に俺を”扱って”くれてるみたいに。
真実は、残酷なものなのに。
気づきたくないのに、どうしても顔色を伺ってしまう自分が大嫌いだ。
☭ 「ナチ…」
思わず声が震えた。
嬉しさか、いつか捨てられるんじゃないかという恐怖か。
また、ナチが微笑みかけてくれた。
優しい顔をするナチが、この汚れた世界で1番輝かしく見える。
だけど、たまにこの世で1番残酷にも思う。
微笑むナチを見ると、期待してしまう。
今日こそ、心の底から”愛してくれる”のか。
卍 「今日は機嫌がいい。だから、お前の手伝いでもしてやるよ」
その言葉に、胸”だけ”がじんわりと暖かくなる。
たった、それだけで満たされる。
──だけど。
少しでも俺がナチの言う通りに動けなかった時、ナチの笑顔は簡単に崩れた。
卍 「やっぱり、最底辺の雑魚には簡単な事も出来ないのか…」
言葉が冷たくなる。
冷たい海に投げ捨てられたかのような視線が突き刺さる。
☭ 「ご、ごめん…その、俺が上手く出来なく……」
謝るのは、癖になっていた。
ナチは舌打ちし、俺の腕を乱暴に掴む。
指が食い込んで、ヒリヒリと痛みが走る。
卍 「ほんと、お前は使えないよな。なんでこんなにも俺の計画を狂わせるんだ?」
☭ 「カヒュ…ごめ、ごめんなさい……だから、嫌いにならないで………」
普通なら、喧嘩でこんなことは言わないとアメリカが言っていた。
だけど、どんな扱われ方をしても、ナチがそばにいるだけで嬉しいから。
卍 「ソ連…お前、泣いてんのか?」
そう言って、ナチの暖かい手が頬に触れる。
乱暴だった手が、急に優しくなる。
卍 「泣かせるつもりはなかった」
まるで、心配しているような声。
だけど、壊れた機械を弄っているように俺を”国”としてではなく、”モノ”としてしか見ていないようだった。
その優しさが嘘だとわかっていても──
その声が聞きたくて、泣いたふりをしてしまう。
☭ 「違う…ナチが、優しいから…暖かいから……」
ナチが、小さく笑った。
卍 「ほんと、お前は馬鹿だな。そんなに俺が好きかよ」
好き
大好き
殴られても、踏まれても
どんな、ナチでもずっと好き。
☭ 「大好き…」
ナチは何も言わず、また俺の腕を強く掴んだ。
痛い
でも、それすら愛に変換してしまう自分が怖い。
おかえりなさいー
ソ連受けってやっぱり最高ですよね
ではまたー!
コメント
6件
ソ連受けって本当に尊いと思う…😇💕強国とかが受けになったりすると、もうギャップととてつもない可愛さが混ざって最高😔💕
それなすぎます!ソ連受けはまじ神✨️最高! 死ぬ前の伝言としてこれだけ言わせてください……貴方、神ですよね?