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「おい!なんか口吐けやゴラァ!」
極道の怒号が建物内に響く。何一つ言おうとしない無一文を蹴り飛ばしていく。モブの顔は鼻から出血している
「違います…私は何も知りません!」
🇺🇸「ハァ…、おい。いつものやるか?」
🇩🇪「あれか?あれ感触気持ち悪いんだよな…」
🇬🇧「私がやりますよ、ここは紳士的にさせてあげましょう(ニコッ」
一度去って持ってきたのは刈り込み鋏だった
「いやだ!やめてくれ…!」
🇮🇹「ならさっさと言えよ…なんで奴等に漏らそうとしたんだ?」
モブの頭を掴み、至近距離で話し込む
🇬🇧「フランス、どきなさい。これで吐きますよ」
チャキッ、チャキッと響く刃物の音
🇬🇧「ほら、手を出しなさい」
イタリアが体を抑え、モブの腕を引っ張る
「それだけは…それだけはやめてぇ!!!」
忍び寄る恐怖に生存本能が動く。足をばたつかせ、涙を流しながらやめろと叫ぶ
しかし抵抗の意思だけ示すモブに、イギリスは
鋏をモブの手にそのまま入れ込みーー
「あぁっ!あぁっ…ううっ…」
🇬🇧「思ったよりあっさりと切れましたねぇ…
もう一本行きますか?」
「やめてくれ!本当に勘弁してくれ!」
🇩🇪「ならば聞こう。情報を漏らしたのはお前だな?」
「はい…本当です。私1人でやりました…」
🇺🇸「お前以外に協力者はいないんだな!」
「はい…」
アメリカは呆れて舌打ちをする
🇺🇸「これで3度目だ…クソビエトの奴、スパイ送り込みすぎだろ…」
ピーンポーン
🇨🇦「兄さん、来たよ」
🗡️「久しぶりだなぁ、米帝」
🇺🇸「3ヶ月経ってもその呼び名は変わらんのかいw日帝chan…で、その金魚のフンは?」
金魚のフン。その言葉に新人は動揺する。辞書でしかみたことなかった悪口を、ここで使う人間がいるということを
🗡️「最近入った私の倅だ。ほら、自己紹介しろ」
🇯🇵「えっと…日本って…いいます…よろ…しくおねが…いします」
日本は緊張して呂律が回らなくなってしまった。初めて潜入する裏社会。そして相手の図体のデカさ…
🇺🇸「hahaha,この仕事に断然向いてないねぇこの顔は!」
🇯🇵「えっと…それは、んむっ!?」
目の前にいるサングラスをかけた男に頬を掴まれる。そしてその男は私に目線を合わせてくる
🇺🇸「こんな可愛い子を送り込むなんて、アンタも鬼だな。hahahaha!」
🗡️「お前に言われたかないわ!」
会って早々バカにされながらも、こんなイかれた人たちと余裕に話せてる父に驚きを隠せない日本だっま
日本と日帝が連れられたのは、一つの会議室だった。あるのは机椅子とカーテン、窓と簡素な部屋である
🇺🇸「で…何の用だ?」
🗡️「最近スパイがよくそっちに来て漏らされてるそうだな」
🇺🇸「よく知ってんねぇ、東側の奴らは探りに来てる。スパイは発見次第処してるんだがな」
処してる…やっぱりこの世界じゃ命は軽いものなんですね…
🇺🇸「さらには俺らがよく通うバーにも下っ端が来てな…軽い揉め事も起きるようになったんだわ」
🗡️「挑発されてるな」
🇺🇸「もうそろっと限界なんだわ。直接対決してやってもいいんだがな」
その時、日本は思い出した。3〜4年くらい前、勤めてた会社から少し遠いナイトクラブにて、大きな暴力沙汰が起こり、一般市民含む15人が死亡。42人が負傷した一大事件を
あんなものは当時他人事だと思っていたが、まさか自分がそれに関わっていた人々の目の前にいることを改めて実感させられる
🗡️「4年前の悲劇を繰り返す気か?一度起こればこちとら後始末が面倒なんだよ」
🇺🇸「逆にこの4年間が奇跡だったんだよ。俺たちは徹底的に潰したかったが、警察に邪魔されたねぇ。今でも恨みを抱えてる奴は俺らの中にもいる」
🗡️「困ったものだ…」
🇺🇸「だからお前達に頼みがある。東側の奴らを叩きつけてくれ」
🇯🇵「あの、それはどういう…」
このまま父親のお飾りになるのは気に食わなかったのか、日本は勇気を出して話した
🇺🇸「Don’t worry.コミー共を少し黙らせるだけだ。こちらとて、全面戦争はしたくないからなぁ」
🗡️「見返りは?」
🇺🇸「これでどうだ?」
アメリカが示したのは左手の人差し指を、右手に差し込むジェスチャーだった。日本にはそれが何か一目瞭然だった
🇯🇵「えっ…ちょっ!?」
🇺🇸「あのマカロン女、最近相手がなくて寂しがってるらしいからな、お前が慰めてやれ」
🇺🇸「あっ、お前も…名前なんだっけ」
🇯🇵「日本です…」
🇺🇸「そうか!Japanもやっていいぞ〜!あいつは締まりがいいからなぁ〜」
先程の話を聞いていない模様
しかしそれよりも気になるのが「マカロン女」
いわゆる「風ぞk
🇺🇸「なーんてね、期待した?」
🇯🇵「え?」
🇺🇸「お前は俺とだからな〜?」
え?え?え?どういうこと?私、男…
🗡️「おいおい、お前まさか…」
🇺🇸「さっ!これにて話は終いだな!後は頑張って〜」
そう言うとアメリカは1人で部屋を出ていってしまった
2人取り残される私たち。
🇯🇵「…。」
困惑し、固まる日本に日帝はあいつは言ったことは2時間で忘れると言ってくれた
それはそれで問題があるのでは…
🗡️「よし、戻るか」
私と父は部屋を出て、いざ帰る準備へと向かう
と、その前に父はトイレを借りるといい、私は1人廊下に取り残された
🇯🇵「はぁ…」
1週間前とは全く違う世界。法律破りの行いが当たり前のように行われている。
私耐えれるのかな…
🇩🇪「やぁ」
🇯🇵「貴方は?」
🇩🇪「ドイツっていうんだ。よろしく」
そのいかにも根が真面目で、裏社会というには
合わなそうな男は笑顔で手を差し出してきた
🇯🇵「えぇ、よろしくお願いします」
🇩🇪「びっくりしたよな。実際見ると」
🇯🇵「…何わかった気でいるんですか」
ドイツは説明してくれた。ここの組は代々受け継がれてきた歴史のある組だと
それに対し、自分はそんな暴力団とはなんら関係のない出自であったことを
日本は察した。自分との境遇を重ねているのだと
🇩🇪「でも今はアメのおかげでいい飯食えるし、いいもん買えるし、奴には世話になったわ…」
🇯🇵「いえ、信じられません。力でしか解決できなような貴方達なんてーーんむっ!?」
突然顎を掴まれ、顔を強制的にこちらに向けられる
🇩🇪「でもおまえもいずれ染まるさ…知らないうちにこの世界に溺れるようになる」
🇯🇵「やめてください!」
🗡️「おーい」
🇩🇪「チッ…邪魔が入ったか」
日帝を見るなりドイツは舌打ちして去っていった。
🗡️「気をつけろよ。お前みたいに真面目気取って口説いてくる奴がいるからな」
🇯🇵「は、はい…」
日は沈み、夜が更け始めようとした頃
私たちは帰ってきた
帰ると、にゃぽんが出迎えてくれた
🐈「お兄ちゃん父さんおかえりー!」
🗡️「そんな半日如きで…」
🐈「心配なんだもん!お兄ちゃんが!」
🇯🇵「私はこの通り無事ですから安心してください…」
妹にさえ過保護にされる私…なんで情けないんだ。
卍「それで、どうなったんだ?」
🗡️「おまえが説明しろ」
🇯🇵「はっ、はいっ!」
おそらくこれが初仕事。私は長年の経験を生かして今日あった出来事、依頼内容を忠実に正確に教えた
👑「成程。東側の奴らに接近して押さえ込む話ね!」
卍「誰が行く?奴らは傲慢で話を聞いてくれない奴らが多い」
🗡️「俺と日本が行こう。」
🇯🇵「なんでこうなるんですか!」
🗡️「何事も新人は経験が大事だ!お前はまだ赤子同然!」
やはりこの昭和脳は変わってない
それからーーー
カランカラン…ギュウウウウン!!!
とても騒がしい。外の静けさとは大違い
🇯🇵「なんでパチンコに来るんですか!」
🗡️「ここはよく東側が来る店だそうだ。そいつをひっとらえて会わせてやるんだよ!ほらきたぞ」
席に座ったのは、この前教えられた組特有のネックレスをつけた中年男性。今はゲームに夢中になっている
🇯🇵「よし、では行きましょー」
🗡️「お前が声かけて来い」
日本の言葉を遮るように、日帝は冷静な口調で
ただそれだけ伝えた