〖Irisドッキリ集〗
リクエスト大歓迎
〔解散〕
桃「……」
青「どうしたん?急に呼び出して」
赤「ない君が暗いなんてない君らしくないよ?」
桃「今日で…いれいすは…解散するッ」
水「えッ…?」
白「はッ……?」
「エイプリルフールやからとかやない?」
桃「いや…本気で考えてる」
青「ッ!」
ベシンッ!
桃「いッ”…」
青「あほやないんッ!?せっかくドーム公演も決まってッ…これからってところやんッ”!」ポロッ
桃「……現実に打ちのめされたんだよ…」
「夢を叶えるなんて、歌い手グループを続けることなんて簡単だと思ってた」
青「ッ”…」
桃「だけどッ!現実はただ…何も無い6人を集めたところでッ…簡単じゃなかったッ!」
黒「……」
バシンッ
桃「もうッ…何…」
黒「何も…無かったん……」
「話が…支離滅裂してるでッ……」
「やけどッ…結局は俺らが結成したのは間違いやったんやろッ?」
赤「あにきッ…」
黒「あの時ッ…しつこく誘ったのはッ…」
「ただのッ…無能やったからなんやろッ!?」
桃「ちがッ…」
黒「そんなのッ…俺が一番分かっとるんよッ”!」
「お前がその気ならッ”!俺はいれいすを」
「脱退するッ”!」
「もうええッ”…俺ッ帰るわッ”…」
ガチャンッ
青「俺もッ…ないこがその気ならッ…」
「入らんければ良かったなッ…」
ガチャンッ
赤「……」
水「ッ”…うぅッ”…ひぐッ”…」ポロポロ
白「大丈夫やからなッ”…」ポロポロ
桃「あのーッ…」
赤「なに…」
桃「実はッ…エイプリルフールの…ドッキリなんだよね……」
水「えッ”…?」ポロポロ
桃「だから…エイプリルフール…」
ベシンッ!
桃「いったッ”!なんでそんなみんな叩くのッ!?」
白「普通やろッ”!」
桃「ごめんじゃーんッ」
数分後
桃「落ち着いた?」
水「うんッ」
赤「まろにきどうするの」
「まろは頭冷やすとか言ってから帰ってこないし」
桃「ここまでなると思わなかった…」
白「まろちゃん入らなければ良かったまで言ってたしな」
桃「めっちゃ心痛かった」
赤「とりあえず探しに行こっか」
水「電話すれば…」
白「いやッ…携帯置いてっとる」
桃「とりあえず家に行こ」
スタスタッ
ピーンポーン
桃「出てこないね…」
「よしッ…あにきの家行こ」
ピーンポーン
赤「出ない……」
桃「ッ…あの2人をそのままにしたら何をするか分からないッ…」
「海に向かおう」
白「なんでやッ…」
桃「自殺を考えたらッ」
水「急ごッ」
タッタッタッ!
遡ること数分前
黒「ッ”…ばかッ”…ばかッ”…」ポロッ
「裏切らんって言ったんに」
「また裏切られたッ”…!」
「やっぱり信じるんや無かったッ”!」
「りうらもッ”…ほとけもッ”…初兎もッ”…ないこもッ”…まろもッ”…!」
「信じるんや無かったッ”!やっぱりッ結局人間はッ”!」
「裏切るんやッ”!」
「もうッ”…嫌やッ”…家族やと思っとったんにッ”」
「もッ”…死にたいッ”…」
青「ッ…せっかくッ…ここまで来たんにッ…」ポロッ
「なんでやッ…せっかくッ”…命を懸けてきたんにッ”…」
「海岸ッ”…行くかッ”…」
そして…今
青「はぁッ…はぁッ…あにきッ!」
あにきを見つけ
靴と靴下を脱ぎ捨てる
バシャッ
ギュッ
黒「ま……ろッ…?」
「そのままやとッ…まろもッ」
青「死ぬ時は一緒やでッ」
海水の中
深い所へ足を運ぶ
肩まで入った
あにきは俺の肩に捕まってる
青「大丈夫か?」
黒「おんッ…」
俺の足はもう付かなかった
白く濡れたワイシャツに手を伸ばす
青髪の君と深く青暗い所へ行く
その時
桃「2人共!ゴプッ」
ズルッ
バシャッ
青「…ッ」
やばいッ…俺の足も付かんくなった
桃「手ッ…掴んでッ!」
ザザザッ
その時大波が2人を包んだ
白「ないちゃんッ!」
俺は足がまだ着く場所にいたから
流されなかった
でも波が引くと
2人の姿は無かった
桃「待ってッ!2人が居ないッ!」
赤「ない君ッ…これッ!」
パシッ
水中ゴーグルをりうらが渡した
俺はそれを受け取った
水「縄は任せてッ!」
桃「……」コクッ
バシャッ
どこッ
どこッ
居たッギュッ
少し上がり合図を出す
バシャッ
桃「ふぅッ…」
海岸に上がり
着ていた上着を置いといたので
その上に2人を寝かす
桃「大丈夫ッ…生きてる」
「家につれて帰ろう」
パチッ
青「ん……ここはッ…?俺…死んだはずッ…」
ガチャッ
桃「ぁ…」
タッタッタッ!
ギュッ
青「へッ?」
桃「実はッ…解散ってのはッ…全部嘘でしたッ」
青「あッ”?」ピキッ
ボコッ
桃「いったッ!2回目だよッ!?」
青「もうないこ嫌い」
桃「ぅ”…」グサッ
黒「俺も嫌い」
桃「ぅ”…」グサッグサッ
その後ない君はまろとあにきから猛説教を受けました
どのドーム公演なのかはご想像にお任せします