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TV番組収録の日。司会者や演者に挨拶して回る。
事情は聞いてるから。何かあった時は任せて。
とデク・ウラビティ・クリエイティに声をかけてもらってから少し緊張が解けた。
ほぼ雄英出身者の同窓会ですな。
という司会者のジョークから始まり、自宅紹介のVTRや特技の披露。涼は幼少から続けている日舞を披露した。
まるで女性のようですね!!
「男踊りと女踊りがありますから。氷雨はどちっも得意なんです。」
司会者の言葉にすかさず轟がフォローを入れた。クリエイティも博識を披露し、事なきを得た。
収録が終わり、再び楽屋挨拶を終えて。
「ちょっと、一旦、ベスト脱ぐわ。」
「大丈夫か。」
机につっ伏す涼に、轟は飲み物を渡す。
「ありがとう。」
一気に飲み干し、またつっ伏していると。スマホ片手に轟が。
「麗日が、涼もメシに誘ってくれてるんだが。行くか??男装しなくていいって言ってくれてるぞ。」
「良いの??せっかくだからお呼ばれするわ。」
「わかった。返信しとく。」
ということで、隠れ家的居酒屋に集合し、トイレで着替えをする。
「改めまして。氷雨こと日野涼です。」
「男装じゃない涼ちゃんもイケてる!!私、麗日お茶子。ウラビティです!!」
「男装ではない姿では、お初ですわね。クリエイティこと八百万百ですわ。」
「緑谷出久です。ヒーローネームはデク。よろしく。」
「…爆豪勝己。」
さっそく飲み物や料理を注文し、収録時の話に花が咲く。
「2人は一緒に住んでないんだよね??」
「うん。あの部屋全部、事務所が用意してくれたの。」
「お2人の事務所は、タレント性も重視しますから。今後もTV出演は増えると思いますわ。」
「覚悟しとかないと。ボロが出たら大変。」
「できる限りのフォローはするぞ??」
「それはそれで冷や冷やするな。」
「轟君の、今日のフォローは的確やったよ!!」
「日本舞踊の動きも、戦闘に取り入れたりするの??」
「うん。」
爆豪は、会話にはいらずともお酒を飲みながら聞いている。
「今日VTRでみたけど、爆豪君はいつも辛いもの食べてるの??」
涼はおもいきって質問する。
「いつもじゃねぇよ。今日のはTV用に盛っただけで。普段あんなに唐辛子の粉かけねぇよ。」
「それでもあの辛いの食べれちゃうんだ!!スタッフさん悶絶してたよ。」
「かっちゃんの辛いもの好きは相当だよ。」
「高校の時は、皆犠牲になったんよ。」
「てめぇらが食ってみたいって言ったからだろ。」
「興味本位でしたが、あそこまで辛いとは思いませんでしたわ。」
「あれは、確かに辛すぎだったな。うまかったけど。」
「なぁに今さら文句言ってやがんだ。」
「皆仲良いね。面白い。」
「3年間こいつらと一緒だったなんで、今でもぞっとするわ!!」
「そうカッカすんな。次何飲む??」
「ハイボール!!」
「爆豪君今日は飲むねぇ。」
「うるせー。丸顔。」
宴もたけなわなになり、解散することに。涼は轟と一緒に帰る。
「今日は楽しかった。」
「良かった。次も誘ってくれてるからまた行こうな。」
「うん。じゃあここで。」
「また明日な。」
「うん。明日ね。」
ほろ酔い気分の2人は、涼の家の近くで別れた。