コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
二人が辿り着いたのは、空の島の中央に浮かぶ「時を映す湖」だった。
湖の水面は鏡のように澄み、過去や未来の映像を映し出す。
ルカは自分の幼い頃、森で迷った日の記憶を見た。
あの時、水晶に導かれなければ、今の自分はここにいなかっただろう。
セリナも同じく、家族と別れた悲しみや、迷い込んだ日の孤独を映し出される。
涙をこぼす二人。
湖の精霊が静かに言った。
「この試練を越えられるかは、互いに信じる心次第。過去を受け入れ、未来を選べ」
二人は湖に手を差し伸べ、互いの手を握った。
「怖くても、君と一緒なら進める」
その言葉とともに、湖は輝きを増し、道を照らした。