なんでも許せる方のみお進み下さい。
トントンside
統領室の窓から、景色を見下ろす。
聞こえてくるのは兵士たちの気合いの声。悲鳴。爆発音などである。
これは戦闘訓練ではなく、今、実際戦争をしている。
きっかけは、統領を狙って俺たちが医務室にいたところを狙撃された。
弾は、何とかゾムが気づいてくれたが、俺は気づけなかった。
書記長失格や…。
こんな時に俺が統領様を守れへんなんて
あの後、ゾムが狙撃者を追いかけたが、
どうやら一枚上手だったらしく、見失ったらしい
ただ、服装的にS国ならしく、実際、あのあとS国からは宣戦布告をされた。
そして、今はそれに応え、戦争中だ。
絶対に勝たないといけない。
俺が、統領様を守るんや。
本当はゾムもこの統領室で、俺の護衛をしなければいけないが、
突如の宣戦布告だったため、一旦、一般兵として出てもらったいる。
相手は、剣というより、遠距離、近距離の二つに分かれて銃で攻撃してくる為、
様々な武器を使う我々国としては、
対応できていない物が多く、どんどん押されている。
だが、さすがと言ったところか、幹部たちは銃弾を華麗に回避し、
なんなら攻撃をお見舞いしている。
何気なく、グルッペンをみる。
ずっと視線は一つに集中している
「?」
おかしい。いつものグルさんなら、敵を観察しているのに…
彼は、窓から見える緑色の少年に釘付けだった。
ゾムside
あ。今隣にいたやつ死んだな。
と、銃を避けながら考える。
今のところ何とか俺はノーダメージだ。
書記長様に会うために昔から熊と戦っていただけある。
まぁ、これは体力勝負だ。
相手は、狙いを定め、引き金を引けばいいだけ。
だがこちらはその銃弾を全て避けなければいけない。
だから体力も減っていくな。
とはいえど、打つ場所は単純だ。
人は無意識に癖で似たようなところに何度もうっててしまう
その規則性さえ理解していればどうってことはない。
おっと、どうやら結構押されているみたい
あれ、幹部様一人ダウンしかけてね?
頭から血出てるし。
周りは、気づいてない?
幹部様の動きが鈍くなったからか、周りは一気に畳み掛けてくる。
「はぁ゛ッ」
なんか喉が血の味してきた。
まずい。
結構押されている。
俺の周りにいた。一般兵は、どれも怪我や致命傷を負ったやつばかり。
「…」
予定より少し早いけど…。
仕方ないか。
俺は、胸ポケットに入れていた ゛S国のインカム゛を取り出す
たしか…。ここか。
「こちらゾム。しょっぴくん〜?聞こえてる〜?」
『ーはい。ばっちしっす』
冷静な声が俺の耳を打つ
「うし、そんじゃ、ちとやばい状況なんで」
『そっすね。ゾムさんの場所把握しました〜』
場所把握。おけ。
さて、準備は整った。
「それじゃ、ツーマンセルでいこう」
回覧ありがとうございました
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コメント
13件
ツーマンセル きちゃー❕❕ 展開 楽しみすぎます 😽🎶
ここ で ツマンセ で 来る の は マジで 神 です っ っ っ ! ! ! ! 続き 楽しみ に して います っ ! !