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降りる
降りない←
俺はなんだか嫌な予感がしたので駅に降りなかった
電車はしばらく止まっていたが思い出したかのようにドアが閉まり始めた
ガタン…ゴトン……
電車が揺れ始め俺は席についた
とりあえず此処が何処なのかを知るため俺はスマホを開いた
次の瞬間俺は声にならない悲鳴をあげた
俺のスマホは何故か文字化けしていた
しかも赤文字
なんだか不吉…というか心霊現象みたいで怖かった
電源を落とそうと電源ボタンに触れるが電源は落ちない
むしろ文字がさっきよりヤバくなっている気がしたので俺はスマホの画面を下向きにして電車の席に置いた
数分後スマホのバイブが機能した
ブーっブーっと俺のスマホは振動する
俺は恐る恐るスマホを手に取る
どうやら電話だったみたいだ
しかもきょーさんからだ
俺は迷わず電話に出た
? おぉやっと出た…お前どこおるんやーー?
? もう撮影の時間やろ?また遅刻かw?
らっだぁ ………
? おぉ?どうしたどうした??
らっだぁ な……なんか俺多分だけど心霊現象に巻き込まれてるの……めっちゃ怖い…助けて……;;
? あぁー今お前どこおるんや?そんな怖いなら迎えいったるで?
やっぱりきょーさっは心強いな…
心霊現象も気にせず俺を迎えに来てくれるなんて……
俺は次の駅が表示される電子掲示板を見た
そして俺は体が動かせなくなった
「次はお前だ」
どう…いう…こと……?
コツコツと背後から足音が寄ってくる
俺は体を動かすことができない
振り返ることができない恐怖が俺を満たしていく
耳元でいつもの声が聞こえた
きょー? らっだぁ
彼が俺の名前を口にする
俺は彼の名前を呼んだ
らっだぁ きょーさん……?
きょー? ふっw……迎えに来たで
? 羅ッ堕ァ……
俺は肩をきょーさんに掴まれた
痛いよきょーさん
俺はだんだんと意識が朦朧としてくる
らっだぁ きょー……さん…………
? ドう死タんヤ?
らっだぁ 苦しい…よ………
俺はきょーさんに首を締め付けられていた
? 大じょゥブ
? お前はもうこっち側ダカラ
俺は浮遊感に襲われ意識が途絶えた__________
幻覚を見た。
その後彼は一度も姿を現すことはなかったと言われている。
これは夢である。。。?