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「じゃあ次に和華、ドールは何の為に生まれるか答えてみろ」
「自身の主を支える為ですか?」
和華がそう聞くと愛姉さんは「もう一声」と言いました。
「えっと、、、主達の関係を繋げて最悪の事態にならないようにする為です」
「大正解だ!和華は賢いなぁ」
そう言いながら又、頭を撫でてくれました。
「最悪の事態、、、世界の荒廃だけは、免れなければならないんだ」
そう言った愛姉さんの紅色の眼は、強い意志が宿っていました。
「世界の荒廃については、又今度、本にでもして読み聞かせよう」
「次は、故郷の事だな」
ゴクリ、と和華は息を呑みました。