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「次は、故郷の事だな」
ゴクリ、と和華は息を呑みました。
「本にでも出るが、、、、。私達ドールの故郷、この空の上に有る宇宙の更に上の上の上の方、其処に、私達ドールの故郷がある」
二人で澄んだ青色の空を見上げながら愛姉さんは話し続けます。
「其処の地面はフワフワでまるで雲だ。地面の割れ目や端の方では、様々な星々が浮かぶ宇宙が見える。確か、和華はそれを【キラキラ光る星がある紺色の海】って言ってたか?」
愛姉さんは確かめるようにそう言いました。
「はい」
「其処には人間では無い、者達が暮しているんだ」
人間では無い、ってことは、不思議な人達の事でしょうか?
「そうだな、例えば、私達ドールや母上、幻獣、そして、神だな」
神様、、、?スペイン帝国やドイツ帝国の言っていた人の事でしょうか。でも、何か、知っているような気がします。
「神はな、本当に色々な姿をしているんだ。水の神、水神であれば、アクアブルーの龍。火の神であれば、何時も髪が燃えていたりな」
「そして、神の中で最も大切なのが、母上とその妹様だ」
お母さんと妹さん、、、なんででしょう?霧が掛かったみたいに思い出せません。
「思い出せないか?別に良いんだ。思い出せ無いなら、知れば良いんだ」
そう言いながら愛姉さんは和華の頭を撫でてくれました。