テラーノベル
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『生き残りペアは――――』
『宮舘・目黒ペア』
『そして、○○ペアと……』
モニターから、無機質な声が流れ続ける。
その足元には――
すでに、何人もの人が倒れていた。
動かない身体。
広がる血。
ペア制なので、一人が負ければ、もう一人も撃たれる。
その現実を、
俺たちはまだ、受け入れきれていなかった。
♥️(なんで……こんなことに……)
思考が追いつかない。
ただ、息だけが浅くなる。
『本日はここまでです』
『各自、部屋へお戻りください』
その言葉が、やけに淡々としていて――
余計に現実味がなかった。
🖤「……舘さん」
目黒は、そっと宮舘の方を見る。
まだ、身体が小さく震えていた。
言葉をかけるより先に、
そっと手を取る。
そのまま――
二人で部屋へ戻った。
──────────────
扉が、静かに閉まる。
その瞬間、
外の音がすべて遮断された。
重い空気。
時間だけが、ゆっくり流れていく。
宮舘の膝が、崩れた。
そのまま、床に座り込む。
♥️「……こんなの……」
♥️「まだ、これが現実なんて……信じられない」
震える声。
握りしめた拳。
🖤「……」
目黒は一瞬、言葉を失う。
自分だって、怖い。
逃げ出したい。
それでも――
🖤「……絶対、生き残ろう」
その言葉を、絞り出した。
宮舘の手を、強く握る。
その温もりが、
まだ“生きている”証だった。
ゆっくりと、宮舘が顔を上げる。
不安に揺れる瞳。
今にも零れそうな涙。
それを見た瞬間、
胸が締めつけられる。
🖤(……泣きたいのは、俺も同じだ)
それでも、
目黒は笑おうとした。
安心させるように、
そっと――抱き寄せる。
♥️「……っ」
抵抗は、なかった。
ただ、そのまま力を預ける。
しばらくして、
宮舘の呼吸が、少しずつ落ち着いていく。
そのまま、
静かに目を閉じた。
眠ったのか、
気を失ったのか――
それすら分からない。
🖤「……大丈夫」
小さく、呟く。
届いているかも分からない声で。
目黒は、
その夜――
一度も目を閉じることなく、
宮舘のそばで、ずっと見守り続けていた。
つづく。
コメント
2件
めめだて🖤♥️ ありがとうございます!! 続き、楽しみに待ってますね🥰