〜初めて出会った日の夜〜[サンダーside]
【サンダー】「うーん…。何なんだ…アイツ…。」
【リーフ】「どうかしたの?また何か悩んでるの?」
【サンダー】「いや…なんでもない…。」
なんでアイツは俺の名前を知ってたんだ…?裏社会からの情報でバレた…?いやでも…ちゃんとバレないように消してるはず…。なのに…なぜ…。
【サンダー】「よし…。」
〜次の日〜
【リオン】「それで…俺にいろいろ聞きに来たと…。」
【サンダー】「そうだ。俺の質問に真剣に…嘘をつかずに…答えてくれ!分かったか?」
【リオン】「分かりました…どうぞ…。」
【サンダー】「まずは…オマエはどんなところから来たんだ?」
【リオン】「分かりません。でも…暗いところに居たのは…なんとなく覚えてるかも…。黒い壁で…めちゃくちゃ広いところ…研究所みたいな…。」
【サンダー】「なるほど…?」
【サンダー】「次は…オマエはどういう能力者なんだ?そもそも能力者なのか?」
【リオン】「分かりません。でも能力者な気がします…。なんとなく感じるんです…。」
【サンダー】「ふむふむ…。」
【サンダー】「次…家族とか友達とか居るのか…?そもそも覚えてるか…?」
【リオン】「…。それは覚えてるかも…。」
【サンダー】「えっ!?」
【リオン】「確か…サンダーさんたちと仲良く遊んだり…話したり…いろんなところに行ったり…していたような…。」
【リオン】「なんか…人の顔とかは…ハッキリ覚えてるのかも…。」
【サンダー】「なるほど…分かった!ありがとう!こっちでも調べてみるよ!」
【リオン】「ありがとうございます…。」
〜ダークの部屋〜
【ダーク】「は?記憶喪失になる病気…?」
【サンダー】「そう…なんか無いのか…?そういうの…何かしらあるだろ?医学の知識もあるオマエに聞いたほうが早いと思って。」
【ダーク】「いやぁ…でも…うーん…。完全に記憶喪失になるようなのは…あると思うけど…。人の顔だけを覚えてるなんて…そんなのないと思うんだが…。 」
【サンダー】「そうなんだ…。」
やっぱりアイツの記憶喪失のなり方は、意外と特殊なのか…?でもなんで俺たちだけは覚えてるんだ…?
【ダーク】「そうだなぁ…多分だけど…その記憶にある場所とか…記憶の中に残ってる人たちに会えば…もしかしたら何か分かるかもな…。」
【サンダー】「なるほど…?」
1度…提案してみるか…。
コメント
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顔だけ覚えてるって珍しいな…精神的ななんかだったりするのかな……?
まだまだ警戒せざるを得ない感じねぇ…