TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

虚ろな楽譜

一覧ページ

「虚ろな楽譜」のメインビジュアル

虚ろな楽譜

15 - 第15話人間のふり

♥

39

2022年09月10日

シェアするシェアする
報告する



白「わかりました。じゃあ予約入れときますね。お店決まったら連絡するので、スマホ持っていますか?」

兎「持ってます!ありがとうございます!」

白「いえいえ、こちらこそ急に声かけちゃってごめんなさいね。じゃあまた夜に」

兎「はいっ、失礼しますっ!」

宇「…………」

白「どうしました?」

宇「なんか凄かったですね……」

兎「そうかなあ?まあまあやよこれくらい普通じゃない?」

白「そうですよ、そんな事より早く行きましょう!ほら兎川さんもおいでください。美味しいハンバーグを食べさせてくれるお店を知ってるんですよ〜」

兎「わーい!やったー!!」

白「ふぅ、これでやっとゆっくり話せるわね」

宇「はい……なんかすみませんでした」

白「いえ別に気にしないでちょうだい。それより貴方には色々聞きたいことがあるのよ」

宇「えっと……何でしょうか」

白「単刀直入に聞くわ。宇津木さん、あなた何か隠しているんじゃなくて?」

宇「なっ!?どうしてですか急に」

白「だっておかしいもの。さっきから挙動不審というか、目が泳いでるっていうか、とにかく様子がおかしかったんだもの」

宇「そっ、それはその……」

白「それに貴女はアンドロイドだと聞いたわ。なのになぜ人間のふりをしているのかしら」

宇「うっ、ばれちゃいましたか……」

白「そりゃあんなに分かりやすかったらバレるに決まってるでしょうが」

宇「すみません、どうしても人間社会に慣れたくて……」

白「そういうことね、わかったわ。じゃあ早速行きましょうか」

兎「やったああ!!!楽しみ!!」

白「どこに行きたいですか?」

兎「焼肉とか寿司とか食べ放題がいいな〜」

白「うふふ、そうですね。沢山食べるのもいいですよね」

兎「巴さんは何が食べたいんですか?」

白「そうね、イタリアンとかフレンチなんかが好きだわ」

兎「お洒落だなぁ……」

白「それにしてもこんなに寒い日が続くと鍋料理が食べたくなりますよね」

兎「確かに!美味しいよねぇ~」

白「あら、もう着くわね」

宇「わあ……綺麗なお家ですね!!」

白「ありがとうございます。さあさあ入ってください」

兎「失礼しま~す」

白「そういえば宇津木さんはなんであんなところにいたの?まさかとは思うけど迷子になってたりしないわよね」

宇「あ、いえその通りです。道に迷いました」

白「やっぱり」

loading

この作品はいかがでしたか?

39

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚