夜も更け‥薄暗い部屋の中。
ベッドの中央に誘い込み、上からのぞき込むと‥
まだ躊躇いを含む瞳が不安気に揺れ動いている‥
視線が彷徨い、時折自分の手をギュッと握りしめる姿を見ると‥
初めてじゃないくせに‥なんて、 からかってやろうかと思ったが‥ムードも大切だ。せっかくこの手で抱けるのだから‥
そっと、
柔らかな髪の毛を撫でてみる‥次に頬‥スルッと指を滑らせ感触を確かめていく‥
上着の下からも手を差し入れ、俺の手に吸い付いてくるようなみずみずしい肌をなぞり、感触を楽しむ‥
気持ちがいい‥
なぞるたびに藍の身体も素直な反応を見せ、それがさらに俺の欲情を掻き立てる。
「可愛いじゃん‥」
思わず呟いた俺の一言に‥プイッと横を向いてしまった‥
顔を枕に埋めてしまったので表情は見えないが、耳まで赤くなっているのは隠しきれていない‥
その耳に舌を這わせ‥わざと音を立てて舐めてみる。
「んっ‥」
藍の口から艶めかしい声が漏れ出る。耳が弱いのか‥
そうと分かれば、そこに集中し丹念に愛撫する。時折口に含み吸い付き、甘噛みし‥味わい尽くす‥
そのたびに藍の身体が揺れ、 感じているのかと気を良くした俺は‥するりと下半身の方に手を差し込み、藍自身を包み込む‥
「あっ‥まって///」
静止の声が聞こえるが、構わずその熱を感じようと握りしめ確かめる。
刺激を与えるたびに淫らに屹立していく様は‥なんとも言えない快感を俺に与えてくれた。
もっと乱れて欲しい‥
もっと感じて欲しい‥
俺だけに見せて欲しい‥
その想いが強くなる。
窮屈そうだったズボンと下着を一気に剥ぐと、そのまま左右に両足を開く‥
「やっ///‥」
羞恥心で藍の白い肌がピンク色に染まる‥しかし、中心部分は先程の刺激のせいで硬く屹立していて‥
身体はすっかり感じさせられているのに‥その振る舞いは純真無垢そのものだな‥
ぢゅる‥
すでに硬くなっているソレを咥え込む。敏感な先端部分にも舌を這わせなぞるように舐める‥
上下に口を動かすたびに、切ない吐息が漏れ‥何ともまぁ官能的だ‥
普段の藍からは想像出来ない。
俺自身も酷く興奮してきて、さらに深く藍自身を咥え込む‥すると、
「やっ、も‥ムリ‥出ちゃう‥」
離れてと藍が悲鳴のような声を上げる‥が、構わずグッと頬張る。その数秒後に‥ 口の中に藍の熱が解き放たれ‥
それをゴクリと飲み込み‥藍の顔を覗くと‥
「//信じられへん!//」
と顔を真っ赤にして俺を睨んでいた。
「可愛すぎるお前が悪いんじゃね?」
とまぶたにキスをする。潤んだ瞳で見つめてくる藍は想像以上の可愛さだった。
目が合うたびに‥キスを送っていたが‥そろそろ限界だ‥
「藍‥ごめん‥余裕ない‥もう、いい?」
「えっ?‥‥‥あっ‥‥うん、ええよ」
俺の言葉に、モゾっと起き上がり‥何やらモジモジしている藍を見つめる。何でこんなモジモジしてんだ?こいつは‥
「藍?」
「あっ、ごめ‥ん」
不思議に思ったので名前を呼んだだけだったが‥催促されたと思ったのか‥慌てて俺を押し倒し、その上に覆い被さる。
ん‥‥?
「‥小川さん‥ごめん‥俺やったことないんよ‥痛かったら‥ごめんな‥」
「はっ?なに?」
俺の上に被さり、真っ赤になる藍の顔をみていると‥
なるほど‥。
「えっ‥お前、俺を抱こうとしてんの?」
「‥えっ、だって‥小川さん俺より小さいし‥」
「それ以上言ったらぶっ飛ばすぞ!」
「‥‥‥‥」
律儀に喋らなくなる藍‥。‥そうか‥だから、あんなにモジモジしていたのか‥
「お前だったら‥どっちでも嬉しいけど‥藍‥今夜はお前を抱きたい‥」
形勢逆転と言わんばかりに、今度は‥藍を押し倒す。
「お前の‥中に入りたい」
「‥‥‥」
「俺の女になれよ、藍‥」
至近距離で見つめながら甘く囁く‥。
そんな俺を見つめ、覚悟を決めたように藍が‥目を瞑る‥。
‥きっと、藍の心の中はあの人でいっぱいだ‥
そこに俺は入れない‥。
その人も含めて愛したいとは言ったが‥
きっとこの先も‥
叶わないだろう‥
ああ‥
俺はきっと一生勝てない‥。
でも、今夜だけは‥
目を瞑る藍の柔らかな唇にキスをしながら‥最奥の場所を探り‥ローションを絡ませながらゆっくりと解しはじめる‥
はぁ‥温かい‥指が溶けそうだ。解れると‥柔らかく伸び、俺の指に吸い付いてくるかのような感覚に夢中になる。
その時‥藍のいいところに触れたのか‥明らかに声が変わる‥
「ふっ‥ん‥」
漏れ出る声を抑えようと口元に手をあてる藍‥。
なんて‥可愛いんだろうか‥
「抑えんなよ‥お前の声聞きたい‥」
口にあてる手を剥ぎ取り、その手に指を絡める‥。
塞ぐものがなくなったおかげで、藍の淫らな声が響く‥
さらに‥俺の動きに合わせて腰が揺れている。
快感に貪欲なんだな‥と、そんな一面すらも可愛いと思ってしまう俺は‥重症なのかもしれない。
もっと可愛い姿を見たかったが‥自分が限界だった‥
指を引き抜き、藍の片足を肩に乗せると‥妖しく開いた中心部に自分の欲望を押し当てる‥
すると‥
藍の身体が一瞬ビクッとなるのを見逃さなかった‥藍の両頬に手を当て‥静かに抱き寄せる‥
「藍‥お前が‥好きだ」
顔中にキスの雨を降らす‥
藍が落ち着くように‥
そして、
俺だけを見てくれるように‥
そう願いつつ‥
ゆっくりと藍の内部に侵入する‥。
どくん、どくん。
ゴムの匂いと‥鼓動。
今夜、
俺達はひとつになる‥
‥‥‥‥‥‥‥‥。
コメント
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コメント失礼します☺️ 今回のお話も素敵でした💓これから小川さんと藍くんとの関係がどんな風になっていくのかなと気になってしまいました🎵これからも頑張ってください☺️応援してます☺️