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「yu・zu!! ・yu・zu!!・yu・zu!!」


「yu・zu!! ・yu・zu!!・yu・zu!!」




絶え間ない観客の怒鳴り声で、私は少し頭痛がしていた



国立競技場を埋め尽くす観客席の真っただ中で、私はヤジや罵声に囲まれて、ただ茫然と突っ立っていた



観客はほとんどが男性で、手が付けられないほど興奮している



みんな拳を振り上げ「YUZU」と叫んでいる、どうやら柚彦君は、大変な人気の様だ


私の横で、先ほど柚彦君と仲良さげにしていた黒人の男性が、ボディーガードのように立っていた



どうしてこんな事になっているかというと、ほんの数分前・・・・



柚彦君が入り口ゲートに向かった後、黒人男性が私のそばに寄って来て言った



「ブラック・田中・サイモンよ 日系アフリカ人」



彼はいかにも黒人らしく右手を私に差し出した



「さ・・・櫻崎・・・鈴子ですに・・・日本人・・・です 」



クスッ「見ればわかるわよ」


一瞬でグローブみたいな手に自分の手が包まれた



「ユズからあなたはこういう所初めてだから、彼に代わって面倒を見てやってくれと頼まれたの」



「そ・・・そうですか・・・でも・・・おかまいなく・・・ 」



私はごくりと唾を飲み込んだ、とても背が高く、あまりにも体のサイズが違いすぎる彼に、怖気づいてしまう




復讐ジュリエット~DV元夫に復讐の花束を~

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