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じゃあね_ニグ
ニ「はっ!!」
突然目が覚める
体中が汗だくになる
心音も煩い
ニ「相棒…」
その言葉に、胸が苦しくなった。
・
ニ「おはよう…」
魔「おはようニグ、珍しく丸一日寝てたな」
ニ「……え??」
丸一日…?
私丸一日も寝てたの??
ニ「なんで起こしてくれなかったの…」
メ「確かに、ニグにしては珍しいわね」
何か判らない本を読んでいるメグが言う
ニ「あれ…モナとイルは?」
メ「朝からモンスター討伐に行ってもらってる」
ニ「まだあの塔あるの…?」
”あの塔”とは、此処最近出現した塔だ。
敵は其処まで強くはないのだが、何しろ数が多い。
あの塔があると、モンスターがわんさか湧く
まるで、イルの祝福の時のように…
魔「お前も戦闘員だったから行ってほしかったんだが、珍しく疲れてたみたいだから寝させといたんだ」
メ「まぁ、二人が帰ってきたら朝ご飯にしましょう」
その時_
ガチャ、と扉の音がする
ギシギシと木が鳴る
モ「ただいまー!」
イ「…ただいま」
二人とも血塗れで帰ってきた
メ「ちょ…!?イル、また祝福使った?」
イ「いや、今回は使っていない」
ニ「なら何故そんなに血塗れで…」
モ「私がモンスターにふっ飛ばされて、建物から落ちそうになった時に、イルに助けられたんだけど、二人とも落下しちゃって…」
イ「この相棒は良く無茶をするからな…」
モ「しょうがないでしょ!刀、その時丁度折れちゃったんだから!」
ニ「仲が良くてなによりだね…」
相棒…か。
モナはイルが相棒、それも信頼出来る
”じゃあね、ニグ”
私は何処で道を踏み外したんだ…
魔「朝ご飯出来たぞ!」
モ「わーい!朝ご飯だ!」
モナがご飯に飛びつこうとする
メグがそれを止める
メ「モナはまず風呂に入ってきなさい、血塗れで食べさせる訳にはいかないでしょ」
モ「はーい…」
メグが振り返り_
メ「もちろん、イルもね?」
イ「…わかっている」
とりあえず、三人で二人を待つ事にした
ニ「今日はメイズシティに行く予定だったよね」
魔「あぁ、いろいろ買い出しをしなきゃだからな」
メ「また、新しい本が売ってるかも…ふへへへへ…」
その時、向こうからも声がする
モ「えー!今日メイズシティに行くの!」
イ「今朝言っていただろ」
モ「聞いてなかった…☆」
メ「ちょっと妹成分吸って良い?」
モ「此処で言う事ではないでしょ…メグねぇ」