ニ「着いたね」
目の前に大きな門を構えるメイズシティ、
その横には守衛がいる
何しろ、此処は武器を取り扱う場所でもあるから検問は厳しいのだ
その時_
パン、パン、と連続した銃の音が聞こえる
モ「銃の音…!?」
イ「向こうからだな」
イルが指した場所はメイズシティの中、
確かに、守衛が忙しそうにしている
ニ「とりあえず、中に入ろう」
魔「何が起きているんだ…」
「うわあああああ!!」
誰かが銃を乱反射させている
守「お前!今すぐ攻撃をやめろ!」
守衛がああ言っているが、通じなさそうだ。
モ「ニグ、あの人止めればいいんでしょ?」
ニ「うん、じゃないといつか誰かが死ぬ」
イ「また戦闘か」
モナは刀、イルは銃を構える
止めようとした瞬間_
「がっ…」
その人の動きが止まる
「!?」
その場にいた皆が驚く
?「こんな事になっていたとはねぇ…」
コツコツと向こうから誰かが来る
守「あ、あなたは…」
守衛が身構える
?「そいつを捕らえろ」
守「はっ!!」
そう命令した瞬間、守衛達は一斉に動く
魔「すご…」
ニ「……」
あの人、昔、何処かで…
その時_
?「君達が止めようとしてくれた人達?」
急に話しかけられる
ニ「えぇ…」
彼女はクスッ、と笑う
?「ありがと、助かったよ。刀使いと銃使い」
モ「勿論!」
イ「…あぁ。」
まるで彼女は私の相棒と似ていた
その華奢な体に、銃と刀を所持している
そして、深いアクアブルーの瞳
?「何かお礼をしたいね…そうだな、此処のメイズシティで買える物だったらなんでも一つ買ってあげるよ」
モナが目をキラキラさせる
モ「え!?ほんと!」
イ「…有り難く頂こう」
?「んじゃ、決まったら守衛に「ライの客人」って言えば私に通じるから、それで呼んで」
ニ「ライ?」
?「あぁ。」
彼女の髪が、風に靡く
ラ「私の名前はライ、以後お見知り置きを」
今は食堂にいる
お昼ご飯を頼んでいる処だ
モ「えー…どうしよう」
メ「モナ、早く決めなきゃ何でも一つ買ってもらえないよ?」
モ「それは嫌だ!」
モナが苦悶の表情をしていた
魔「しかし…あのライって人、凄かったな」
メ「えぇ、このメイズシティの守衛を黙り告らせるなんてね…」
メグは何かを書いている
イ「…あれは相当強い」
ニ「戦ってもいないのにわかるの?」
イ「長年戦って来た者としての、直感だ」
少し…嫌な予感がする
この後、何かが起こりそうな_
その瞬間、イルが扉目掛けて瞬時に発砲する
メグは本を構える
モ「ちょちょちょ!?二人とも!??」
ニ「一体何が_
そう言いかけた時、
?「うおー…あぶねぇあぶねぇ…」
?「あんな攻撃、すぐに避けられるでしょ、馬鹿なの?」
?「…馬鹿は何処にでも存在する」
?「面倒くさい、早く終わらせる、それだけだよ」
モ「あの四人誰…?」
イ「…チッ」
メ「今舌打ちしたでしょ」
イ「してない」
どうやら初動の攻撃を避けられた事に苛つきを覚えたみたいだ…
?「まっ!仕事は早く終わらせますか!」
?「…そーだね」
あの四人組…
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