テラーノベル
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ミレイ:ふぁ~、皆おはよー。
ユウマ:姉貴おはよ~。朝ご飯出来てるぞ。
ハカ:ミレイさんおはようございます。
ミレイ:ユウマもハカちゃんもおはよ~。
皆:いただきます!
ユウマ:モグモグ
ハカ:モグモグ
ミレイ:モグモグ
(数分後)
皆:ごちそうさまでした!
ミレイ:お姉ちゃん今日女子会しに行ってくるね~。
ハカ:ミレイさんいってらっしゃい。
ユウマ:姉貴いってらっしゃい。
(玄関)
ミレイ:(足を靴に入れながら)いってきます、いってきます、いってきます。(ドアを開けると右足から外に出る)
(ある所に向かって歩きながら)
ミレイ:二人に嘘ついちゃった…ほんとうは女子会なんかじゃないのに…ただ…何だろう…(目から涙がとめどなく溢れ出す)いけない…会いに行くのにこんな姿見せられないよね…(急いで涙を拭う)
ミレイ:ふぅ…
(病院に入るとある一つの病室に入る)
ミレイ:コウ、元気にしてる?
(目の前には酸素マスクを装着して体を色々な管で機械に繋がれて静かにベッドに横たわっている私の幼馴染がいた)
ミレイ:やっぱり今日も意識戻っていないんだね…(ベッドの横にある椅子に座る)なんてこんなこと目の前で言っちゃダメなんだけどね…今も女の子ずっと続けているよ…(薄く笑いを浮かべる)ねえ、コウ。覚えてる…?泣いてる人がいたら助けようって話したの…(すると両目からどっと涙が溢れ、溢れた大粒の涙がシーツに丸い染みを作った)それさ…コウが言ったんだよ…“目の前で泣いている人がいたら助けよう”って…ここにもいるよ…(涙でぐちゃぐちゃになった顔を手で覆うと嗚咽を混じった声に変わる)苦しいよ…コウ…助けて…
(いつもこの病室にくると泣いてしまう。あれから人前で泣かなくなったけどここに来ると抑えてきた感情が溢れ出しちゃう。いつもの笑顔がつくれない…せめてコウの前では笑いたいのに…どうしてなんだろう…)
ミレイ:コウ…早く目…覚ましてよ…
(それからしばらくずっと声を抑えて泣き続けた…ずっと…ずっと泣き続けた…)
ミレイ:(ふと外を見ると日が少しずつ沈み始めていた)もう…夕方になっちゃった…
(椅子から立ちあがる)
ミレイ:コウ…ごめん…いつも泣いている所だけ見せちゃって…また来週来るね。
(静かに病室を後にする)
ミレイ:ふぅ…帰る前にちゃんと隠さなきゃ…(お手洗いに行くと鏡の前で泣いて充血した目に目薬を差した)これで大丈夫だよね…もうこれ以上私の弟と助手に心配させないって決めたんだから…!こんな弱いところ…絶対に見せちゃダメだ…
(病院を出る)
ミレイ:今日もたくさん泣いちゃった…コウが目を覚まさなくなってもう二年も経ったんだ…
(私は二年前、ある事件で妹を失い、幼馴染が目を覚まさなくなった…)
(二年前)
コウ:ミレイは早くマキちゃんのところに!
ミレイ:でもそうしたらコウが!
コウ:大丈夫だ。こっちのシャドウを殲滅したら必ずそっちに行くから。
ミレイ:…分かった。気を付けて!
(走っていくミレイが見えなくなる)
コウ:次はお前を殲滅する。
災害級シャドウ:お前が俺を殲滅?笑わせんな、元々霊気の少ないお前に何が出来る?(嘲笑う)
コウ:そうだ。俺は元々霊気が少ない。でも、決めたんだ。自分を受け入れてくれた皆だけは自分の力で守り切るって決めたんだ!
(自分の頭の中に皆との思い出が蘇った)
ユウマ:俺、コウくんのこと兄ちゃんって思ってるから。
ハカ:コウくんは私たちのお兄ちゃんですからね。
ミレイ:皆、コウのこと慕いすぎだってば~。
(この笑顔だけは守るって決めたんだ!)
コウ:異能力 胡蝶の夢 この攻撃を獏にあげます!(シャドウの腕を掴み、残り少ない霊気を振り絞ると攻撃をそのまま跳ね返し始める)
災害級シャドウ:おい、放せ!こんな至近距離で食らったら…!でも!残りの霊気が少ないお前の攻撃が俺に届くはずなんてない!
コウ:気にするな、足りない分は命を削って補えばいい。はあぁぁぁ!
災害級シャドウ:ぐわぁぁぁああ!(消滅する)
ミレイ:はぁ…はぁ…ぇ…うそでしょ…
(そこには脳を突かれて死んだマキと一緒に倒れているユウマがいた)
ミレイ:いやあぁぁあああ!!!!!マキ!ユウマ!
ネネ:あらぁ~、可哀想に。この子たち死んじゃったものね~。(微笑交じりに言う)
ミレイ:いや…うそ…そんな…ユウマ…マキ…
リンネ:そういえばあそこから感じていた強大な霊気が消えたな。(コウと災害級のシャドウがいたところを見る)
ミレイ:まさか…コウ…(声が震える)
(その後、マキの死亡とコウが異能力を使い過ぎによる意識不明の重体になったことを知らされ、たった一日で私は大切な人を一度に二人も失った)
(二年後の今)
ミレイ:コウ…きっといつか目を覚ましてくれるよね…
(家につく)
ミレイ:(ドアの前)ふぅ…明るく…明るく…
(ドアを開ける)
ミレイ:たっだいま~★お姉ちゃん帰ったよ~。
ハカ:ミレイさんおかえりなさい!
ユウマ:姉貴おかえり。今晩御飯つくってから。
ミレイ:お姉ちゃんお腹ペコペコ~。早くご飯食べたい~。
ユウマ:ったく姉貴…ハカ、手伝ってくれるか?
ハカ:しょ、しょうがないわね…ミレイさんが言うから手伝うんだからね…!
ユウマ:ははっ、サンキュー。
ハカ:(ドクンッ…)その笑顔反則…
ユウマ:ハカ…?
ハカ:なんでもない!
ミレイ:二人とも早く付き合いなよ~。
ハカ:ふあぇ⁉み、ミレイさん⁉
ユウマ:な、なんてこと言ってんだよ姉貴⁉
ミレイ:えー、ハカちゃんさっきまでドキドキしてくせに~。
ハカ:うぅ…(顔を赤くする)
ユウマ:へ?(ハカ同様顔を赤くする)と、とにかくご飯出来たから食べるぞ。
ハカ:そ、そ、そうだね。(食事の準備を始める)
ミレイ:二人とも可愛いな~。(赤面する二人を見ながら微笑む)
(これは私の幼馴染が目を覚ますまでの物語)
コメント
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くそいい…早く目を覚ましてくれ……そしてユウハカ付き合ってくれ…
コウ君早く目覚まして欲しいよね〜、ユウハカ早く結婚して欲しいかも。