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_______hbr side
『……ん、』
ぼんやりとした頭の中で、目を覚ます
辺りを見渡すと少し見慣れた部屋
奏斗の、部屋
そういえば昨日ヒート…来たんだっけ
奏斗助けてくれたんや。 お礼言わんと
そう思い立ち上がる
視線を向けると
奏斗がコーヒーを飲みながらボーッとどこかを見ていた。
『奏斗?』
そう声をかけると、ボーッとしたままの奏斗が俺を見て口を開いた
「あ、起きたんだ…」
『ん。昨日はありがとう、迷惑かけた』
「…ううん、だいじょーぶ。ひばコーヒー飲む?」
頷き、椅子に座る
奏斗は立ち上がり、まだどこか浮かない表情をしながらコーヒーを淹れていた
『…なんかあったん?』
ふと疑問に思ったことを告げると、奏斗は数秒黙った後に振り返った
「……雲雀は番になりたい人とかいる?」
『っえ、?』
急な質問に思わず息が止まる
_こんなこと、聞いて来なかったのに、なんで今
「…言えない?」
『っいや、…えっと、』
_番になりたい人
奏斗は確かにそう言った。
番、…番になりたい、人
『い…、る』
いる。…いるんだ。
いつも優しくて、俺のことを気にかけてくれる。
素敵な人、
_もう運命の番がいる、カッコいいαの先輩
こんな思い、早く、捨てんといけんのに。
「そっか。頑張れよ」
『…、…うん、』
“その人には番がいるんだ”
なんて、言える気にもなれなかった
_______渡会雲雀の想い人
名前:早川 蒼
(実際には存在しません※OC)
[3年の先輩]
[奏斗、雲雀、アキラ、セラフ面識あり]
[美人な女子の番がいる]