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ヴィシー ··· ヴィシーフランス
自由 ··· 自由フランス
ヴィシー「あだだ…頭撃ち抜かれちゃったよ」
ヴィシー「だけど僕は頭撃ったって死なないんだよ?」
ヴィシー「僕の弱点は胸の中心部分さ」
ヴィシー「たぶん僕のことを狙ってくるやつなんて自由しかいないだろうね」
ヴィシー「探すか」
ナチス「……アイツの弱点は胸の中心部分だ」
日帝「……は?」
イタ王「なんだって?!」
日帝「連射銃貸して」
イタ王「ま…まって!連射銃は日帝に負担が大きすぎるよ!」
日帝「いい…任務のためなら何でもしてやる」
ナチス「駄目だ」
日帝「何故…」
ナチス「お前はどうして任務に命を懸けられるんだ」
日帝「それはお前もだろう」
ナチス「だがお前は俺たちとは違うだろう?」
ナチス「自分の命を軽く見ている」
日帝「そ…れは」
ナチス「それだと本当に死ぬぞ」
日帝「……」
ナチス「辞めとけ」
日帝「……嗚呼」
日帝(…俺がそれで引き下がるわけないだろ)
ガチャガチャ
日帝「あった…」
日帝「早く…殺さないと」
ダッダッダッダッダッ
ナチス「……無理か」
日帝「いた…」
日帝「……こんなに都合よく?」
日帝「おかしい」
日帝「違和感…」
日帝「後ろか!」
ドンッ
日帝「チッ危ねえな」
ヴィシー「狙ってきたのは君だろう?」
日帝「…はっバレてたか」
ヴィシー「誰の指示?」
日帝「……誰だろうな」
ヴィシー「自由か?」
日帝「さあ?自由フランスじゃねえかもよ?」
ヴィシー「そっか〜」
ヴィシー「でも僕を殺したい国なんて他に誰がいるんだろうね〜」
ヴィシー「しかも」
ヴィシー「君達を知っている国」
ヴィシー「だいぶ絞られるよ」
ヴィシー「自由ぐらいしかいない」
ヴィシー「で…」
ヴィシー「誰の指示?」
日帝「…そうさ」
日帝「自由フランスだよ」
日帝「早く殺させて」
日帝「任務なんだ」
ヴィシー「変わったね」
ヴィシー「昔はそんなんじゃなかったよ」
日帝「そうかよ」
ヴィシー「しかも君はナチスの味方なんて殺さないよ」
ヴィシー「お前誰?」
日帝「……はあ」
日帝?「貴方って国は全くご察しが良いことで」
日帝?「ですが…私は日帝ですよ」
日帝?「一応」
ヴィシー「一応…?」
日帝?「細かいことは気にしないでください」
ヴィシー「気になるよ〜」
バンッ
ヴィシー「ゔえ…いったあ」
ヴィシー「何すんのよ」
日帝?「あなたが隙を見せたので撃ったまでですが…」
ヴィシー「酷いじゃないか」
日帝?「自由の言っていた通り手強いですね」
日帝?「ですが…」
バンッバンッ
ヴィシー「ぐっ…」
日帝?「隙だらけです」
ヴィシー「中々やる…ね」
日帝?「何年生きてるとお思いで?」
ヴィシー「……そうだね」
ヴィシー「僕が舐め過ぎなだけだったか」
ヴィシー「自由に伝えといて」
ヴィシー「大っ嫌い…ずっと……ってね」
バタッ
日帝?「……大嫌い…か」
日帝?「私にもその様な人がいましたね」
日帝?「大っ嫌い…」
日帝?「一生……」
日帝?「さ、帰りましょ!」