「ゾディアーク!おい!」
「ん…?」
誰かの声で意識が戻った。だが何かを忘れている。
「おい!大丈夫か!?」
「えっと…誰…ですか…?」
何も分からない、目の前の人が誰なのか、自分は何をしていたのかも思い出せない。
「そんな…本当に記憶が…」
赤い目をした綺麗な人が涙を流している。
「あ…あの、大丈夫ですか…?」
恐る恐る訪ねてみる。
「あっ、ごめんなさい!大丈夫ですよ!」
無理をしているようにも見えた私は不安になる。
「とりあえず、何か覚えている事はあるか?」
青い目をした男性が訪ねてきた。
「ごめんなさい…何も…分かりません…」
「そうか…すまなかった…」
「え?」
男性は何かを呟いていたが、上手く聴き取れなかった。
「とりあえず、名前を伝えなければな」
緑色の目をした男性がそう話した。
聞けば、私の名前はゾディアーク。
緑色の目をした男性はエクスデスさん。
青色の目をした青年はカオスさん。
水色の目をした女性はゼロムスさん。
赤色の目をした女性はアルテマさん。
青色の目をした男性はバハムートさんというらしい。
私たちは常に一緒だったとカオスさんは話した。
エクスデスさん「とりあえず、最高神界に帰ろう」
アルテマさん 「そうですね。戻ってからいっぱいお話ししましょう!」
バハムートさん「ゾディアーク、しばらく私の近くにいてくれ、
そうすれば守ることが出来る」
私 「分かりました…ありがとうございます」
最初は恐怖を感じていたが、少しずつその感情は消えていった。
カオスさん 「よし付いたぞ」
ゼロムスさん「とりあえずお前の部屋に案内するぞ」
私 「ありがとうございます」
見てみると、そこは闇の様な空間で、不気味に感じる。
ゼロムスさん「まぁ初見はビビるよな」
カオスさん 「何度見ても恐ろしいぜ…」
ゼロムスさん「別に此処は無理して使わなくて良いからな」
私 「すみません、ありがとうございます…」
部屋を見ても思い出すことは出来ない。
でも私の手には、微かに血が付いていて、
ゼロムスさん達にも血液が付着していたのを見逃さなかった。
コメント
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ゾディさんのきききっ記憶が!?( ゾディさん含むゼロムスさん達に血が付着していたというのは何があったんだ...? なんかの生物と殺り合ってたのか..?(
ゾディ兄さんの記憶が!? ...ん?ゼロちゃんたちにも血が着いてたってことは...