今回はきょもじゅりです。
きっとタイトル見て”いやきょもじゅりまたセフレ系かよ?!”って思ったことでしょう。安心してください。わたしも思いました。そしてまた樹が右です。
ちなみに今回のきょもじゅりが終わったら、ほくじゅりの予定なんですけど、それもセフレ系の話なんすよ。
やばくないですか??私の頭どうなってんだよって自分でツッコミたくなりますね。
いやだって、思いついちゃったんだもん。仕方ないですよね??
で、前回のきょもじゅりで言ってなかったんですけど、どのお話も
⚠️苦手な方はご自衛ください。⚠️
通報等も禁止です。
ので、よろしくお願いします。
それと、今回のきょもじゅりはきょもがちょいクズというか、何人かの人と身体の関係である表現や、少しだけ、本当に少しだけ、ゆごじぇの表現がありますので、苦手な人は本当にご自衛よろしくお願いします。
でもゆごじぇは今回のPart1では出てきません。
今回はめちゃめちゃ一般人設定です。
それではどうぞ。
きょもじゅり🦇🦁Part1
樹「」 大我『』
樹side
突然だが、俺はきょもが好きだ。どうしようもないくらいに。でも、きょもとはセフレで、きょもは他にも俺みたいな関係のやつがいるらしい。多分、ていうか絶対、俺がきょもと結ばれることもないし、きょもは俺の事なんか眼中に無いだろう。そんなことは分かっていながらも、俺はアイツからの”誘い”を断ることなんかできない。
だから今日も、アイツはうちに来る︎────
事の発端は俺が仕事帰りにあてもなくフラフラと夜の街を歩いているときだった。
たまたま見つけた、路地裏っぽい感じのところに、こじんまりとしたバーがあったから、とりあえず入ってみて、カウンター席に座り、酒を頼んだ。
そのバーはオーナーが1人で営業しているようで、客も少なかったから、俺はオーナーと2人で話してた。
オーナーいわく、どうやら、ここのバーには常連さんが来ることが多いらしく、ほとんどの客がふらっと立ち寄ってみたって感じの人たちばかりみたいだ。俺みたいにふと気がついて入ってみる人がほとんどらしい。
今からもう1人常連が来るようで、少し変わったやつだから、気をつけろと。で、さすがにヤバいやつだったらすぐ帰ろうと思って、一応どんなやつか聞いてみたら、
(まぁ、悪いやつじゃないよ!人によっては悪い意味の変わったやつにもなるし、いい意味での変わったやつだから!)
だと。
…なんか曖昧だな、
とかなんとか話してたら、ドアを開けたときに鳴るベルの音が鳴った。
(あ、来たきた。噂をすれば)
…最悪、帰ろうかと思ったのに。この酒飲んだら帰ろ。
と思って、一気飲みしたいところだけど、まぁなかなか入ってる。一気するにはさすがにキツいか、、、
さっきまで俺と話してたオーナーはいつの間にかその’常連さん’とやらと話してるから、バレない程度にそいつの顔をちらっと見れば、びっくりするぐらい美形で。酒呑む手が止まった。女かと思われたが、さっきオーナーが “めっちゃ顔が綺麗でかわいいんだけど、男なんだよなぁ、” って言ってたのを思い出した。まさかこんなにもきれいだとは思わなかった。横顔でこのきれいさ、顔のパーツが良いと言うかなんと言うか… 俺もよく’かっこいい’だの’イケメン’だの言われてもてはやされるけどこいつは…
さすがに見すぎたのだろうか、そいつは俺の方を見てきて、目が合ってしまった。反射的に目を逸らしたけど、一瞬だけ見えたその顔の美しさはなんともまぁ、言葉にあらわすには難しいほどで。…と思ってたら、オーナーと話し終わったそいつは何を思ったか、俺の隣に座りやがった。
…いや、座るなよ。せめて1個空けて座れよ。なんで詰めるんだよ。まだ他にも席空いてんだろ。なんでよりによって俺の隣なんだよ。
とか1人で悶々と考えてたら、その美形はオーナーに注文してて、挙句の果てには話しかけてきた。
『はじめまして、さっき俺のこと見てたよね?』
…やっぱバレてるよなぁ、そりゃそうだよなぁ、目合っちゃったもんなぁ…、てかなんなの。声すらもかわいいのかよ。いやかわいいというか、きれい?なのか?男性にしては高いし、女性にしては低い、中性的な声の持ち主のこいつは、世の中の人を虜にしてしまいそうなやつだと、直感的にそう思った。…そして、沼にハマったら抜け出せそうにないとも。
『…?聞いてる?』
そうだ、俺、こいつに話しかけられてたんだった。
「あぁ、うん。悪い、オーナーが話してたから、どんなやつなのか気になって」
『へぇ、”気になった”ねぇ…の割には見てなかった?』
めっちゃバレてるわ。
「いや、まぁ、うん。…悪い、」
『んふ、いいよ全然笑』
…笑った顔もかわいいな。てか、たしかに変なやつだな。普通めっちゃ見てきたやつの隣座って話しかけるか?
(はい、できたよ。)
『あ、どうも』
飲む手が止まっていた俺も、それを合図にしたように再び飲み始める。
『ね、それ、飲み終わったらもう出る?』
「んぁ?まぁ、そのつもりだけど…」
『ふーん、、』
いや自分から聞いてきたくせに反応薄くね?別にいいんだけどさ、
『名前、なんて言うの?俺は京本大我。』
「ぇ、と…田中樹、です、」
『じゅりね、漢字は?』
「樹木の樹で’じゅり’って読みます」
『へぇ、珍しいね。ちなみに俺は大きいに我で大我!』
「そっすか…」
…なんで俺は自己紹介してんだ。まじでこれ飲んだら出よ…
『この後なんか用事ある?』
「?いや、特には…」
『じゃあさ、それ飲み終わってもまだいてよ。』
「は?なんで」
『いいじゃん!ちょっとくらい付き合ってよ』
まじで意味わかんねぇ。なんで俺が付き合わなきゃいけないんだよ。てかもう話し相手になってる時点で付き合ってるだろ。
用事があるって言って断ろうとも思ったが、数秒前に”ない”って答えてしまった。これのためか…
断る理由がなくなってしまった俺は、大人しく”少しだけなら…”と言ってしまった。
『やった』
いやかわいいな。
そして俺はもうそろそろ飲み終わるので、新しい酒を頼むために、メニューに目を通す。カクテルなんて普段はあまり飲まないから、目に付いたものを適当に頼む。
「オーナー、このシェリーってやつお願い。」
(りょーかい。)
『それ、度数高いやつだけど、大丈夫?』
まじかとは思いはしたが、俺は酒に強い方だと思っているから大丈夫かとも思ったしずっと話しかけてきて本当にすぐに移動する気配も感じられないこいつに少し腹が立って、”知ってる。大丈夫”と少し強めに答えた。ら、京本とかいうやつは薄ら笑みを浮かべてきた。
「てか、よくそんなの知ってるな。」
『知ってるも何も、メニューに書いてあるよ』
「…ほんとだ」
全然気づかなかった。というか、さっきの強めに答えた俺の返事のことは全然気にしてなさそうだ。もうそれならそれでいいんだけどさ…
『…カクテル言葉って知ってる?』
突然だな。ずっと突然か。にしても、カクテル言葉か。聞いたことがあるようでないようなそんなフレーズ。てかカクテルに意味なんてあるのかよ。
でも知らないってのはなんか格好がつかない気がして、
「まぁ、なんとなくなら」
と言ってしまった。まぁあながち間違いじゃないと思うんだよ。’カクテル言葉’って言うフレーズ自体は聞いたことあるし。
でも、今思えばそれが運の尽きだったと思う。
『へぇ…』
と妖美に笑ったこいつはやっぱり’美しい’という言葉が似合っていて。
『ちなみに俺のカクテルはスクリュードライバーって言うやつでね、』
勝手に話し始めたよ。もういいや。諦めよ。
『意味は───』
(はい、お待たせ)
「ぁ、りがとうございます、、」
意味を言う前に俺が頼んだシェリーとやらが来た。飲んでみると、確かに少し強いかもしれない。美味しいけど。今日これっきりでいいかもな、、、
『で、意味はね?』
「ぁ?あぁ、うん」
忘れてた。まぁ飲みながら聞くとしよう。
『’あなたに心を奪われました。’なんだって。』
「んぶッッ」
何を言い出すんだこいつは。思わずふきだす…まではいかなかったけど、むせてしまった。
『んふ、どうしたの、大丈夫?笑』
「ん、けほ、だ、いじょうぶ…」
『…で、どう?』
どう?!どうって何?!俺はなんて返せば正解なんだ!?てか何を考えてるんだこいつは…
「…と、言われましても…」
『あ、ちなみに樹が頼んだそのシェリーの意味はね、』
…なんか嫌な予感がする。
『’今夜はあなたにすべてを捧げます。’だよ。』
「──っ!」
…最っ悪だ。わざとでないにしろ、そんなものを人前で、しかもこいつの前で頼んでしまうとは、
『それとね、シェリーがなんでそんな意味になったのかっていうのは、アルコールの度数が高いから、自ら強い酒を飲む=介抱してほしいっていうイメージからきてるらしいよ。』
聞いてねぇよ…てか、’介抱してほしい’っていう理由ならそういう意味にはならなくね?え、ギリセーフじゃね?
でもあいにく俺はそんなこと言われても返す言葉を持ち合わせていない。
『顔、赤いけど笑』
「っ〜、っるせ、」
こいつの言う通り、俺は今顔だけでなく耳も首も赤くなっていることだろう。まじで最悪。…トイレに逃げようかな。
「…ちょ、っとトイレ行ってきます。」
『うん、行ってらっしゃい笑』
今ではにこやかにそう返すこいつの顔が憎たらしく見える。
そのとき俺は、妖しく笑うきょもに気づけなかったんだ。
──────────
「っはーーー、っぶねぇ…」
トイレに逃げてきたはいいが、この最悪の事態をどうくぐり抜けるか。てか、オーナーが言ってた”人によっては悪い意味にもいい意味にもなる”って言うのはこういうことだったのか…てか、あのオーナー知ってて俺を差し出したのかよ…
なんか気が抜けたらまじでトイレ行きたくなってきた…
用をたしたらとりあえず出よ…
──────────
『あ、おかえり〜』
「ぁ、ただいま、?」
『ね、これ飲んだら出ようよ』
「え、一緒に??」
『?うん』
いや本当に何でだよ。もうそろそろよくね??だいぶ話したぞ。
「もう帰りたいんだけど…」
『えぇ、』
「いやこっちがえぇ、だよ、」
『んは、まぁ、とりあえず飲み終わってまた考えよ〜』
「えぇ、、、わかった、」
…なんで俺はこいつのペースにのまれてんだ。まあ無理に飲ませてくるやつよりマシか、
あともう少しで飲み終わるシェリーを俺は最後に一気に飲んだ。多分それが余計によくなかったんだと思う。
「ごちそうさま、!」
『ごちそうさま〜』
(はーい、また来てね〜)
酒はうまいからまた来たいのはやまやまだが、この京本が常連だからなぁ、、
『今日もありがとう、』
(別にそれはいいんだけど、ほどほどになぁ?)
『んふ、分かってるよ。それじゃあ、またね』
(おう!)
「んぁ、何話してんの?」
『んーん、てか、結局一緒に出てくれるんだ笑』
「は?だってお前俺が出るまで出ねぇだろ。」
『よく分かったね!』
「はぁ〜、」
多分こいつはこちらがYESというまでしつこいタイプの人間だろう。
「ぅえ、」
『ぉわ、大丈夫?』
「ん、ごめん大丈夫、ありがと、」
…?おかしいな、今日はそこまで飲んでないのにふらついてしまった。…あ、あれかな、シェリー。度数が高いとか言ってた気がする。
「ん…、?」
…なんか、酔いが回ってるというか、眠い。めちゃくちゃに。
「ん、ふあ、〜、」
『ん、眠い?』
「ん〜、なんか、?」
『だろうね』
ん?”だろうね”?
『だって、─────』
なんか言ってる、けど、俺はそこで意識が途切れた。
『ふふ、かぁわい、帰らせるわけないのに…』
────────────────────
はい、ちょっとあまりにも長いので一旦ここで切らせていただきます!!
すいません!!長いですよね、私も思います泣
絶対読み見にくいじゃんこれ、、、
ほんとすいません…
しかも最初の前置きが長かったから余計長く感じてしまう…ので、ここはもう終わります!一番最初に書きたいこと全部書いたので!
それではまた!!
コメント
5件
文章書くの上手すぎです😭こういうちょいクズな感じめっちゃ好きなのでほんとに続き楽しみにしてます‼️😭
あー、、、、、、、、、栄養でしかない。好き。セフレ系多い、?全然全然。大歓迎ですよ。バーにいるきょうもっさんて、確かに妖美なイメージありますわ。