🇵🇼「きみは、だれなのッ、?!」
🇯🇵「…」
【 きみのために 】
第4話
«貴方はだれ»
ぼくね。
ずっと思ってた。
ないちとまた会えないかなって、
ゆめ、かなうね
🇵🇼「ッは、!死ねッ!死ねッ、!!」
グザッザグザグッッ
邪魔者が消えたら望んだものが来てくれる。
日本なんか要らない。
僕が一番欲しいのは、
🇵🇼「ないち、やっとあえるね」
ないち。君に会いたい
会えたら、
もう。
僕の望むものはなんにもないから、
はやく、
ねぇ。
🇵🇼「ッな゛ぃち、」ポロポロ
おきてよ
パラオの土地でも戦争が起こる。
私はそれを聞いた途端耳を疑った。
日帝「ッ何を言っているのですかッ!」
戦争はもう勝ち負けが見えている状態
我が国が勝つ確率は0%に近いだろう
日帝「もうギリギリの状態だと言うのにッ!あの子を巻き込むだなんてッ!」
あの子だけは。
パラオだけは、
助けたい
日帝「お前は要らないんだッ!すぐさまここから出ていけッ、!!!」
🇵🇼「ッぇ、?」
嗚呼。言ってしまった
涙目になっていないだろうか
泣いていないだろうか
🇵🇼「ッ、な゛ぃちなんか大っ嫌いッ!」
日帝「ッぁ、!」
伸ばした手はすぐさま力を失った。
これで良かったのだ
あの子を、パラオを巻き込みたくないのだ
否定されることがトラウマにでもなったらどうしようか。
これからの人生に支障をきたさないだろうか
日帝「ッあ゛ぁ、ッ」
日帝「ぁ゛あ゛ッ、あ゛あ゛ッ…….」ポロポロ
わが子同然に愛していた。
あの子は私の全てと言っても過言ではなかった。
なのに。
こんなことで?
戦争という無意味なものに左右されてしまうのか。
日帝「ッぁ゛あ、゛ッ、あ゛あ゛あ゛ッ…」ポロポロ
ごめん
ごめんな。
パラオ
パチッ
🇯🇵「ッ、」ポロポロ
🇯🇵「.ッ嗚呼……最悪だ、」ポロポロ、
なぜ、私はこうも不幸なのだろうか
この体に乗り移るだなんて
🇯🇵「…….」
いつも通りの退屈な日常。
🇵🇼「…….」
パラオとすれ違う。この瞬間だけが唯一の楽しみ
🇯🇵「…….パラオs」
🇵🇼「ッ」ポロポロ
ザクッ
🇯🇵「…….ッは、」
は?
パラオ?
なぜだ、?
🇵🇼「ッごめんなさッ、ごめんなぃ、ッ、!」
ザグザグッッ
🇯🇵「ぁ゛ッ、い゛あ゛ッ、!!」
いたい。
痛い
イタイ
🇵🇼「ないちにッ、ないちに会うためなんだ…….ッ!」ポロポロ
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝1000