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青年の口に突っこんでいたバイブを抜き取り、頬を濡らしている涙を、高橋は優しく拭った。
「ちょっとキツい罰を与えすぎてしまったか。苦しかっただろ?」
話しかけつつ、背中に隠した催淫剤入りのチューブを指先に押し出し、中身をたっぷりと出した。これを青年に塗ったくるタイミングを見極めるべく、慈愛の眼差しを注ぎ込む。
「お願いですから、変なものを使わないでください……」
そんな高橋の視線を受けて、悲しげに顔を歪ませる青年に向かって、瞳を細めながらほほ笑みかけ、優しい顔を作り込んだ。ふたたび薬を使うなという、お願いをしてきた彼に寄り添い、耳元で囁くように話しかける。
「それ以外のことなら、なんだってすると言ったが、初心な君ができる行為はいったい、どんなことだというんだろうね?」
卑猥な問いかけに青年はカッと頬を染めて、口先で何かを呟く。そんな愛らしい様子を見つめる高橋の眼差しが、すぐさま下卑たものへと変化した。
「はるくん、何をしてくれるのかな?」
「それは……石川さんのを口でしたり」
「それだけ?」
縛りつけている赤い縄と同じ色をしている青年の顔を見下してから、触れるだけのキスをしてやった。
「んぅっ」
優しい物言いの後になされたキスに感じて、躰の緊張を解いたところを見計らい、手荒に青年の秘部へとそれを塗ったくった。
「ひいぃっ! ぃやだっ」
青年が躰をのけ反って抵抗すると、運よく中指がするっと挿入された。
「んうっ、あぁっ!」
踵でベッドを蹴り上げて、自ら高橋の指を抜き去ったが、何かに耐えるように躰を震わせて目を見開き、荒い呼吸を繰り返す。そんな姿を見ながら、手に残っているローションをティッシュで拭いとった。
「どうしたんだい、はるくん。つらそうに見えるけど?」
「くうっ……」
「自分から、俺の指を挿れちゃったもんね。今頃君の中は俺のを欲しがって、大変なことになってるだろ?」
「んなもん……いらな、いっ」
自身にローションがつかないように、ゴムを着けてから、背中を丸めてうずくまっている青年を無理やり仰向けにした。
「はるくんに選ばせてあげるよ。さっき口に咥えたものと俺のモノ、どっちを挿れてほしいかな?」
「いっ、そんなのっ嫌だっ!」
「嫌だと言っておきながら、何もしていないはるくんのモノは、こんなに大きくなってビクビクしているのにね。イキたくて堪らないだろ?」
青年に話しかけながら片足を持ち上げ、ローションを塗った秘部へと指を滑り込ませた。
「ううっ、ふぅっ……」
中を弄る、高橋の指の動きに合わせるように、大きく育った青年の下半身から、雫が滴り落ちた。
「すごいね。いつもより熱くて、ずっとヒクついてる。俺のが欲しくて堪らないって、君の躰が言ってるよ」
高橋の問いかけに、青年は唇を噛みしめながら、必死になって首を横に振った。
「いつもはイくのを我慢させてしまっているが、今日は特別にそれをしないでいてあげる。媚薬の効果で、はるくんが何度イくのか楽しみだな」
喋りつつ、青年の中を責める指の本数を増やしてみた。時折両足をジタバタさせながら躰を硬直させるたびに、高橋の指を締め上げる中の様子で、すぐさま挿れたくなる。
(もう少し感じさせてからだ。焦らしに焦らしてからのほうが、この後より楽しめるだろう)
「ぉ、お願いします、もう止めてください」
「感じさせてあげてるのに、止めてくださいなんて、おかしな話じゃないか。ここをこうしたら、堪らなくなるだろ」
高橋の長い指が青年の感じる部分に目がけて、ぐりっと擦りあげた。
「ああぁっ!」
ビクンと跳ねる裸体と、青年の口の端から滴るヨダレを見下ろしつつ、自身の先端を後孔の入口にあてがう。
「はるくんの躰が待ち望んでいたモノを、今から挿入してあげるね」
言い終わらないうちに、強引に中へと割り挿れてやった。
「やぁあぁあっ!」
高橋のモノが挿入される途中で、張り詰めてて大きくなっていた青年のモノが、勢いよく白濁を撒き散らした。久しぶりの行為のせいなのか、はたまた催淫剤のお蔭なのか、いつもより量が多い。
赤い紐で縛られた青年の裸体を照らすように、自ら淫靡に汚れていく姿を目の当たりにして、高橋の興奮は高まっていった。
「トコロテンなんて、初めてじゃないか。すごく可愛いよ」
「あっ、ぅあぁ……」
「脈打つたびに俺のを締めあげて、奥に導こうとしてる。まだ感じ足りないってことなのかな?」
トロけそうなくらいに熱くて、居心地の良い青年の中の気持ちよさで、高橋のモノはさらに質量を増して大きくなった。