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「昨日は、ごめんね」
朝一番に届いたメッセージだった。
「忙しくてさ。
ちゃんと連絡できなくて」
そう打ってあるのに、
謝っているようには見えなかった。
「大丈夫だよ」
そう返しながら、
本当は大丈夫じゃなかった。
「でも、心配したんだ。
連絡くれないと、何かあったのかと思って」
優しい言い方だった。
責める口調じゃない。
それなのに、
胸の奥が、きゅっと縮む。
「次からは、ちゃんと言うね」
そう送ると、
すぐに既読がついた。
「うん。
その方が安心できる」
その言葉を読んだ瞬間、
なぜか謝っているのは、
私の方だと気づいた。
スマホを置いて、
息を吐く。
何に同意したのか、
わからないまま。
愛されているはずなのに。
それを確かめるみたいに、
今日の予定を、
一つずつ思い出していた。